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公開番号2025080115
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023193142
出願日2023-11-13
発明の名称ディスクブレーキ装置
出願人株式会社アドヴィックス,国立大学法人 新潟大学
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F16D 65/12 20060101AFI20250516BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】一例として、全体としての耐錆性及び耐摩耗性を向上できるディスクブレーキ装置を得る。
【解決手段】実施形態に係るディスクブレーキ装置は、一例として、車両の制動時に二つのブレーキパッドに挟持されるよう構成されたディスクと、前記ディスクを前記車両の車軸に接続するハットと、無電解メッキ及び電解メッキにより形成される金属被膜であって、前記ディスクの前記ブレーキパッドに対向する二つの側面に設けられた第1の被膜と、前記ハットよりも錆びにくく、前記ハットの表面に設けられ、前記第1の被膜と材料及び製法の少なくとも一方が異なる第2の被膜と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両の制動時に二つのブレーキパッドに挟持されるよう構成されたディスクと、
前記ディスクを前記車両の車軸に接続するハットと、
無電解メッキ及び電解メッキにより形成される金属被膜であって、前記ディスクの前記ブレーキパッドに対向する二つの側面に設けられた第1の被膜と、
前記ハットよりも錆びにくく、前記ハットの表面に設けられ、前記第1の被膜と材料及び製法の少なくとも一方が異なる第2の被膜と、
を具備するディスクブレーキ装置。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記二つの側面の間に形成される通風路、をさらに具備し、
前記通風路の内面に、前記ディスクより錆びにくく前記第1の被膜と材料及び製法の少なくとも一方が異なる第3の被膜が設けられた、
請求項1のディスクブレーキ装置。
【請求項3】
前記第1の被膜は、前記無電解メッキ、前記電解メッキ、熱処理、及びガス浸炭処理によって形成される金属被膜である、
請求項1のディスクブレーキ装置。
【請求項4】
前記無電解メッキは、無電解ニッケルメッキである、
請求項1のディスクブレーキ装置。
【請求項5】
前記電解メッキは、ニッケル-タングステン被膜を形成する、
請求項1のディスクブレーキ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ディスクブレーキ装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ディスクロータをブレーキパッドで挟持することにより車両を制動するディスクブレーキ装置が知られている。ディスクロータは、例えば、ブレーキパッドに挟持されるディスクと、車軸に接続されるハットと、を有する。ディスクの表面に、例えば耐錆性を向上させる被膜が施されることがある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2021-510409号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の構成では、被膜は、ディスクロータのうちディスクの耐錆性を向上させるものである。ディスクブレーキ装置の全体として、耐錆性や耐摩耗性について、未だ改善の余地がある。
【0005】
そこで、本発明は上記に鑑みてなされたものであり、全体としての耐錆性及び耐摩耗性を向上できるディスクブレーキ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態に係るディスクブレーキ装置は、一例として、車両の制動時に二つのブレーキパッドに挟持されるよう構成されたディスクと、前記ディスクを前記車両の車軸に接続するハットと、無電解メッキ及び電解メッキにより形成される金属被膜であって、前記ディスクの前記ブレーキパッドに対向する二つの側面に設けられた第1の被膜と、前記ハットよりも錆びにくく、前記ハットの表面に設けられ、前記第1の被膜と材料及び製法の少なくとも一方が異なる第2の被膜と、を備える。よって、一例としては、第1の被膜は、ディスクの側面の耐錆性及び耐摩耗性を向上させる。さらに、第2の被膜は、ハットの表面の耐錆性を向上させる。従って、ディスクブレーキ装置は、全体としての耐錆性及び耐摩耗性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一つの実施形態に係るディスクブレーキ装置を模式的に示す断面図である。
図2は、上記実施形態のディスクロータを示す断面図である。
図3は、上記実施形態のディスクロータを図2のF3-F3線に沿って示す断面図である。
図4は、上記実施形態のディスクロータの一部を示す断面図である。
図5は、上記実施形態の硬質被膜及び防食被膜の形成過程におけるディスクロータの一部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、一つの実施形態について、図1乃至図5を参照して説明する。なお、本明細書において、実施形態に係る構成要素及び当該要素の説明が、複数の表現で記載されることがある。構成要素及びその説明は、一例であり、本明細書の表現によって限定されない。構成要素は、本明細書におけるものとは異なる名称でも特定され得る。また、構成要素は、本明細書の表現とは異なる表現によっても説明され得る。
【0009】
以下の説明において、「抑制する」は、例えば、事象、作用、若しくは影響の発生を防ぐこと、又は事象、作用、若しくは影響の度合いを低減させること、として定義される。また、以下の説明において、「制限する」は、例えば、移動若しくは回転を防ぐこと、又は移動若しくは回転を所定の範囲内で許容するとともに当該所定の範囲を超えた移動若しくは回転を防ぐこと、として定義される。
【0010】
図1は、本実施形態に係るディスクブレーキ装置10を模式的に示す断面図である。図1に示すように、ディスクブレーキ装置10は、四輪自動車のような車両1に搭載される。なお、ディスクブレーキ装置10は、この例に限られない。
(【0011】以降は省略されています)

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