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公開番号2025079880
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023192729
出願日2023-11-13
発明の名称解析装置、解析方法、及びプログラム
出願人ジェネシスヘルスケア株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G16H 10/40 20180101AFI20250516BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】主に外用品等において、特定の成分を皮膚に塗布した場合における生体反応の網羅的な解析を実現可能な解析装置、解析方法及び解析プログラムを提供する。
【解決手段】サーバ、ユーザ端末及び外部サーバが、ネットワークを介して接続されるシステムにおいて、解析装置であるサーバ100は、発現変動遺伝子又は対象化合物を初期ノード情報として取得する取得部及び取得した初期ノード情報に基づいて、ヒトの上皮組織に対して対象化合物を接触させたときと接触させていないときの上皮組織における発現変動遺伝子に関する情報と対象化合物に関する情報との対応関係を表示制御する表示制御部として機能するプロセッサを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
発現変動遺伝子又は対象化合物を初期ノード情報として取得する取得部と、
取得した前記初期ノード情報に基づいて、ヒトの上皮組織に対して前記対象化合物を接触させたときと接触させていないときの前記上皮組織における前記発現変動遺伝子に関する情報と前記対象化合物に関する情報との対応関係を表示制御する表示制御部と、を有する、
解析装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記表示制御部は、前記対応関係において、前記対象化合物による前記発現変動遺伝子のダウンレギュレーション又はアップレギュレーションを区別して表示制御する、
請求項1に記載の解析装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記対応関係において、前記対象化合物による前記発現変動遺伝子のダウンレギュレーション又はアップレギュレーションの強度を区別して表示制御する、
請求項1に記載の解析装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記対応関係において、前記対象化合物による前記発現変動遺伝子のダウンレギュレーション又はアップレギュレーションの相関性を区別して表示制御する、
請求項1に記載の解析装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記対応関係において、前記対象化合物と前記発現変動遺伝子とを区別して表示制御する、
請求項1に記載の解析装置。
【請求項6】
前記取得部は、表示制御に関するフィルタリング条件を取得し、
前記表示制御部は、前記フィルタリング条件に応じて、前記対応関係を表示制御する、
請求項1に記載の解析装置。
【請求項7】
前記取得部は、複数の対象化合物を含む前記初期ノード情報を取得し、
前記表示制御部は、取得した前記初期ノード情報に基づいて、ヒトの上皮組織に対して複数の前記対象化合物を接触させたときの前記発現変動遺伝子に関する情報と複数の前記対象化合物に関する情報との対応関係を表示制御する表示制御部と、を有する、
請求項6に記載の解析装置。
【請求項8】
解析装置が
発現変動遺伝子又は対象化合物を初期ノード情報として取得するステップと、
取得した前記初期ノード情報に基づいて、ヒトの上皮組織に対して前記対象化合物を接触させたときと接触させていないときの前記上皮組織における前記発現変動遺伝子に関する情報と前記対象化合物に関する情報との対応関係を表示制御するステップと、を実行する、
解析方法。
【請求項9】
解析装置に、
発現変動遺伝子又は対象化合物を初期ノード情報として取得するステップと、
取得した前記初期ノード情報に基づいて、ヒトの上皮組織に対して前記対象化合物を接触させたときと接触させていないときの前記上皮組織における前記発現変動遺伝子に関する情報と前記対象化合物に関する情報との対応関係を表示制御するステップと、を実行させる、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、解析装置、解析方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
次世代シーケンサー等を用いることで、サンプル内のRNAを特定しその発現量を定量化することが可能となった。この手法はRNAシーケンスという。RNAシーケンスにより、特定の組織や細胞内でどの発現している遺伝子や、その発現レベルについて解析することが可能となった。また、RNAシーケンスを用いることで、異なる条件やグループ間において発現量が大きく上昇または減少した遺伝子(DEG, Differentially Expressed Genes)についての解析も可能となった。
【0003】
例えば、特許文献1には、特定した前記発現変動遺伝子に基づいて、遺伝子やタンパク質の生体内における相互作用の解析処理(パスウェイ解析処理)を実行するためのパスウェイ解析プログラムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開特開2017-126212号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、化粧品、外用の医薬部外品、その他の外用品は有効成分以外にも剤型の維持や効果の補助の観点から様々な成分が含まれる。そして、その組成の設計開発においては、例えば、アレルギーを引き起こしにくいことはもとより、より低刺激で、人体への影響が少ない成分を選択することが望まれる。
【0006】
しかしながら、従来は、経験則的にアレルギー性や刺激性の低い成分について断片的な知見はあるものの、特定の成分を皮膚に塗布した場合における生体反応の網羅的な解析が可能なプラットフォームはなった。
【0007】
そこで、本発明は、主に外用品等において、特定の成分を皮膚に塗布した場合における生体反応の網羅的な解析を実現可能な解析装置、解析方法及び解析プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明は以下のとおりである。
〔1〕
発現変動遺伝子又は対象化合物を初期ノード情報として取得する取得部と、
取得した前記初期ノード情報に基づいて、ヒトの上皮組織に対して前記対象化合物を接触させたときと接触させていないときの前記上皮組織における前記発現変動遺伝子に関する情報と前記対象化合物に関する情報との対応関係を表示制御する表示制御部と、を有する、
解析装置。
〔2〕
前記表示制御部は、前記対応関係において、前記対象化合物による前記発現変動遺伝子のダウンレギュレーション又はアップレギュレーションを区別して表示制御する、
〔1〕に記載の解析装置。
〔3〕
前記表示制御部は、前記対応関係において、前記対象化合物による前記発現変動遺伝子のダウンレギュレーション又はアップレギュレーションの強度を区別して表示制御する、
〔1〕又は〔2〕に記載の解析装置。
〔4〕
前記表示制御部は、前記対応関係において、前記対象化合物による前記発現変動遺伝子のダウンレギュレーション又はアップレギュレーションの相関性を区別して表示制御する、
〔1〕~〔3〕のいずれか一項に記載の解析装置。
〔5〕
前記表示制御部は、前記対応関係において、前記対象化合物と前記発現変動遺伝子とを区別して表示制御する、
〔1〕~〔4〕のいずれか一項に記載の解析装置。
〔6〕
前記取得部は、表示制御に関するフィルタリング条件を取得し、
前記表示制御部は、前記フィルタリング条件に応じて、前記対応関係を表示制御する、
〔1〕~〔5〕のいずれか一項に記載の解析装置。
〔7〕
前記取得部は、複数の対象化合物を含む前記初期ノード情報を取得し、
前記表示制御部は、取得した前記初期ノード情報に基づいて、ヒトの上皮組織に対して複数の前記対象化合物を接触させたときの前記発現変動遺伝子に関する情報と複数の前記対象化合物に関する情報との対応関係を表示制御する表示制御部と、を有する、
〔1〕~〔6〕のいずれか一項に記載の解析装置。
〔8〕
解析装置が
発現変動遺伝子又は対象化合物を初期ノード情報として取得するステップと、
取得した前記初期ノード情報に基づいて、ヒトの上皮組織に対して前記対象化合物を接触させたときと接触させていないときの前記上皮組織における前記発現変動遺伝子に関する情報と前記対象化合物に関する情報との対応関係を表示制御するステップと、を実行する、
解析方法。
〔9〕
解析装置に、
発現変動遺伝子又は対象化合物を初期ノード情報として取得するステップと、
取得した前記初期ノード情報に基づいて、ヒトの上皮組織に対して前記対象化合物を接触させたときと接触させていないときの前記上皮組織における前記発現変動遺伝子に関する情報と前記対象化合物に関する情報との対応関係を表示制御するステップと、を実行させる、
プログラム。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、主に外用品等において、特定の成分を皮膚に塗布した場合における生体反応の網羅的な解析を実現可能な解析装置、解析方法及び解析プログラムできる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態のシステムを示す概略図である。
本実施形態におけるサーバの構成を示す図である。
本実施形態におけるユーザ端末の構成を示す図である。
本実施形態におけるユーザ端末の画面D1の一例を示す図である。
本実施形態における解析装置が行う処理を示すシーケンス図の一例である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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