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公開番号
2025079553
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-22
出願番号
2023192297
出願日
2023-11-10
発明の名称
印刷装置及び印刷方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65H
23/192 20060101AFI20250515BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】印刷部と乾燥部とを備える印刷装置において媒体を好適に搬送する。
【解決手段】搬送部11、12及び13と印刷部3と乾燥部10とを備え、乾燥部10は裏面P2と接触して媒体Pを加熱する接触加熱部101を有し、搬送部11、12及び13は、搬送方向Aにおいて印刷部3よりも上流に配置され媒体Pに搬送力を付与する第1駆動ローラー11と、搬送方向Aにおいて印刷部3と乾燥部10との間に配置され裏面P2と接触して媒体Pに搬送力を付与する第2駆動ローラー12と、搬送方向Aにおいて乾燥部10よりも下流に配置され媒体Pに搬送力を付与する第3駆動ローラー13と、を有する印刷装置1。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送方向に媒体を搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される前記媒体の印刷面に液体を吐出して印刷する印刷部と、
前記搬送方向において前記印刷部よりも下流に配置され前記印刷部によって印刷された前記媒体を乾燥させる乾燥部と、
を備え、
前記乾燥部は、前記印刷面とは反対側の面である裏面と接触して前記媒体を加熱する接触加熱部を有し、
前記搬送部は、前記搬送方向において前記印刷部よりも上流に配置され前記媒体に搬送力を付与する第1駆動ローラーと、前記搬送方向において前記印刷部と前記乾燥部との間に配置され前記裏面と接触して前記媒体に搬送力を付与する第2駆動ローラーと、前記搬送方向において前記乾燥部よりも下流に配置され前記媒体に搬送力を付与する第3駆動ローラーと、を有することを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 2,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載された印刷装置において、
前記第1駆動ローラー及び第3駆動ローラーは、前記印刷面と前記裏面とをニップして前記媒体に搬送力を付与するニップローラー対であり、
前記第2駆動ローラーは、前記印刷面と接触することなく前記媒体に搬送力を付与するローラーであることを特徴とする印刷装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載された印刷装置において、
前記媒体を挟んで前記印刷部と対向する位置に配置され、前記媒体を支持するプラテンと、前記搬送方向において前記印刷部と前記接触加熱部との間の位置における前記媒体にかかるテンションを測定する第1テンション測定部と、前記第2駆動ローラーを駆動するモーターの出力を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記搬送方向における前記プラテンの位置において前記媒体にかかるテンションの目標値をTとし、前記第1テンション測定部で測定された前記媒体にかかるテンションをXとし、前記第2駆動ローラーの半径をrとし、前記第2駆動ローラーと前記モーターとのギア比をiとし、予め実測された空転トルクをN
0
とし、前記第2駆動ローラーの慣性モーメントと角速度との積である加速トルクをN
1
とすると、前記モーターの出力が(T-X)×r/i+N
0
+N
1
となるように制御することを特徴とする印刷装置。
【請求項4】
請求項3に記載された印刷装置において、
前記接触加熱部としての第1接触加熱部と、前記搬送方向において前記第1テンション測定部よりも上流に配置される第2接触加熱部と、前記搬送方向において前記第1接触加熱部よりも下流に配置される第2テンション測定部と、を有し、
前記制御部は、前記第2テンション測定部で測定された前記媒体にかかるテンションをYとし、前記第2接触加熱部による搬送負荷が前記第1接触加熱部による搬送負荷のn倍であるとすると、前記モーターの出力が(T-((1+n)X-nY))×r/i+N
0
+N
1
となるように制御することを特徴とする印刷装置。
【請求項5】
請求項4に記載された印刷装置において、
前記第1接触加熱部及び前記第2接触加熱部による搬送負荷は同様であり、
前記制御部は、前記モーターの出力が(T-(2X-Y))×r/i+N
0
+N
1
となるように制御することを特徴とする印刷装置。
【請求項6】
請求項1または2に記載された印刷装置において、
前記第2駆動ローラーの位置において前記媒体にかかるテンションを測定する第2駆動ローラー位置テンション測定部と、前記第2駆動ローラーを駆動するモーターの出力を制御する制御部と、を備え、
前記第2駆動ローラー位置テンション測定部は、前記第2駆動ローラーの支持部に配置され、
前記制御部は、前記第2駆動ローラー位置テンション測定部の測定値に基づいて、前記モーターの出力をフィードフォワード制御すると共にフィードバック制御することを特徴とする印刷装置。
【請求項7】
請求項6に記載された印刷装置において、
前記搬送方向において前記乾燥部よりも下流の位置において前記媒体にかかるテンションを測定する乾燥後テンション測定部を備え、
前記制御部は、前記フィードバック制御において、乾燥後テンション測定部の出力が所定値になるように制御することを特徴とする印刷装置。
【請求項8】
請求項1または2に記載された印刷装置において、
前記搬送部は、前記媒体を所定量の移動と停止とを繰り返す間欠搬送で搬送し、
前記印刷部は、前記間欠搬送における停止時に前記搬送方向に沿って往復移動しつつ前記印刷面に前記液体を吐出して印刷することが可能に構成されていることを特徴とする印刷装置。
【請求項9】
搬送方向に媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される前記媒体の印刷面に液体を吐出して印刷する印刷部と、前記搬送方向において前記印刷部よりも下流に配置され前記印刷部によって印刷された前記媒体を乾燥させる乾燥部と、前記媒体を挟んで前記印刷部と対向する位置に配置され、前記媒体を支持するプラテンと、を備え、
前記乾燥部は、前記印刷面とは反対側の面である裏面と接触して前記媒体を加熱する接触加熱部を有し、
前記搬送部は、前記搬送方向において前記印刷部よりも上流に配置され前記媒体に搬送力を付与する第1駆動ローラーと、前記搬送方向において前記印刷部と前記乾燥部との間に配置され前記裏面と接触して前記媒体に搬送力を付与する第2駆動ローラーと、前記搬送方向において前記乾燥部よりも下流に配置され前記媒体に搬送力を付与する第3駆動ローラーと、を有し、
前記搬送方向において前記接触加熱部よりも上流の位置における前記媒体にかかるテンションを測定する第1テンション測定部と、前記第2駆動ローラーを駆動するモーターと、を備える印刷装置における印刷方法であって、
前記搬送方向における前記プラテンの位置において前記媒体にかかるテンションの目標値をTとし、前記第1テンション測定部で測定された前記媒体にかかるテンションをXとし、前記第2駆動ローラーの半径をrとし、前記第2駆動ローラーと前記モーターとのギア比をiとし、予め実測された空転トルクをN
0
とし、前記第2駆動ローラーの慣性モーメントと角速度との積である加速トルクをN
1
とすると、前記モーターの出力が(T-X)×r/i+N
0
+N
1
となるように前記媒体を搬送して印刷することを特徴とする印刷方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置及び印刷方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、媒体に液体を吐出して印刷する様々な印刷装置が使用されている。このうち、媒体を加熱する加熱部を備え、媒体に吐出された液体を乾燥させることが可能な印刷装置がある。例えば、特許文献1には、乾燥炉において、印刷媒体の背面に加熱部を接触させて乾燥を行う印刷装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-199660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の印刷装置のような、加熱部を媒体に接触をさせて媒体に着弾した液体の乾燥を促す乾燥部を備える従来の印刷装置では、媒体と加熱部との間に生じる摩擦力により媒体の搬送が適切に行われない場合がある。すなわち、印刷部と乾燥部とを備える従来の印刷装置においては、媒体を好適に搬送することが困難な場合があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための本発明の印刷装置は、搬送方向に媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される前記媒体の印刷面に液体を吐出して印刷する印刷部と、前記搬送方向において前記印刷部よりも下流に配置され前記印刷部によって印刷された前記媒体を乾燥させる乾燥部と、を備え、前記乾燥部は、前記印刷面とは反対側の面である裏面と接触して前記媒体を加熱する接触加熱部を有し、前記搬送部は、前記搬送方向において前記印刷部よりも上流に配置され前記媒体に搬送力を付与する第1駆動ローラーと、前記搬送方向において前記印刷部と前記乾燥部との間に配置され前記裏面と接触して前記媒体に搬送力を付与する第2駆動ローラーと、前記搬送方向において前記乾燥部よりも下流に配置され前記媒体に搬送力を付与する第3駆動ローラーと、を有することを特徴とする。
【0006】
また、上記課題を解決するための本発明の別の印刷方法は、搬送方向に媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される前記媒体の印刷面に液体を吐出して印刷する印刷部と、前記搬送方向において前記印刷部よりも下流に配置され前記印刷部によって印刷された前記媒体を乾燥させる乾燥部と、前記媒体を挟んで前記印刷部と対向する位置に配置され、前記媒体を支持するプラテンと、を備え、前記乾燥部は、前記印刷面とは反対側の面である裏面と接触して前記媒体を加熱する接触加熱部を有し、前記搬送部は、前記搬送方向において前記印刷部よりも上流に配置され前記媒体に搬送力を付与する第1駆動ローラーと、前記搬送方向において前記印刷部と前記乾燥部との間に配置され前記裏面と接触して前記媒体に搬送力を付与する第2駆動ローラーと、前記搬送方向において前記乾燥部よりも下流に配置され前記媒体に搬送力を付与する第3駆動ローラーと、を有し、前記搬送方向において前記接触加熱部よりも上流の位置における前記媒体にかかるテンションを測定する第1テンション測定部と、前記第2駆動ローラーを駆動するモーターと、を備える印刷装置における印刷方法であって、前記搬送方向における前記プラテンの位置において前記媒体にかかるテンションの目標値をTとし、前記第1テンション測定部で測定された前記媒体にかかるテンションをXとし、前記第2駆動ローラーの半径をrとし、前記第2駆動ローラーと前記モーターとのギア比をiとし、予め実測された空転トルクをN
0
とし、前記第2駆動ローラーの慣性モーメントと角速度との積である加速トルクをN
1
とすると、前記モーターの出力が(T-X)×r/i+N
0
+N
1
となるように前記媒体を搬送して印刷することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施例1に係る印刷装置の側面図。
図1の印刷装置の概略図。
本発明の実施例2に係る印刷装置の側面図。
図3の印刷装置の概略図。
本発明の実施例3に係る印刷装置の概略図。
本発明の実施例4に係る印刷装置の側面図。
図6の印刷装置のプラテン後排出ローラーの概略構成図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
最初に、本発明について概略的に説明する。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の印刷装置は、搬送方向に媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される前記媒体の印刷面に液体を吐出して印刷する印刷部と、前記搬送方向において前記印刷部よりも下流に配置され前記印刷部によって印刷された前記媒体を乾燥させる乾燥部と、を備え、前記乾燥部は、前記印刷面とは反対側の面である裏面と接触して前記媒体を加熱する接触加熱部を有し、前記搬送部は、前記搬送方向において前記印刷部よりも上流に配置され前記媒体に搬送力を付与する第1駆動ローラーと、前記搬送方向において前記印刷部と前記乾燥部との間に配置され前記裏面と接触して前記媒体に搬送力を付与する第2駆動ローラーと、前記搬送方向において前記乾燥部よりも下流に配置され前記媒体に搬送力を付与する第3駆動ローラーと、を有することを特徴とする。
【0009】
本態様によれば、搬送方向において印刷部よりも上流に配置され媒体に搬送力を付与する第1駆動ローラーと、搬送方向において乾燥部よりも下流に配置され媒体に搬送力を付与する第3駆動ローラーと、に加えて、搬送方向において印刷部と乾燥部との間に配置され裏面と接触して媒体に搬送力を付与する第2駆動ローラーを備える。印刷部と乾燥部との間に媒体に搬送力を付与するローラーを備えることで、例え媒体と加熱部との間に生じる摩擦力が大きくなっても、媒体を好適に搬送することができる。
【0010】
本発明の第2の態様の印刷装置は、前記第1の態様に従属する態様であって、前記第1駆動ローラー及び第3駆動ローラーは、前記印刷面と前記裏面とをニップして前記媒体に搬送力を付与するニップローラー対であり、前記第2駆動ローラーは、前記印刷面と接触することなく前記媒体に搬送力を付与するローラーであることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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