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公開番号
2025079324
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2024189598
出願日
2024-10-29
発明の名称
缶を加工するための方法及び設備
出願人
クロネス アーゲー
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61L
2/20 20060101AFI20250514BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明は、特に、缶加工設備(10)において、缶(12)を加工する方法に関する。
【解決手段】本方法は、滅菌装置(14)によって、缶(12)内に滅菌媒体を供給することと、缶(12)が充填ステーション(24)へと搬送されている間に、供給された滅菌媒体によって、缶(12)を内部滅菌することと、を含む。本方法は、充填ステーション(24)内の缶(12)を、フラッシングガスでフラッシングし、その結果、滅菌媒体を缶(12)から流れ出させることと、充填ステーション(24)内のフラッシュされた缶(12)を、充填材料で充填することと、を更に含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
缶加工設備(10)において缶(12)を加工する方法であって、前記方法が、
好ましくは、過酸化水素を含む、滅菌媒体を、滅菌装置(14)によって、缶(12)内へと供給することと、
前記缶(12)が充填ステーション(24)へと搬送されている間に、前記供給された滅菌媒体によって、前記缶(12)を内部滅菌することと、
前記充填ステーション(24)内の前記缶(12)を、フラッシングガス、好ましくは、二酸化炭素で、フラッシングし、その結果、前記滅菌媒体が前記缶(12)から流れ出ること、及び
前記充填ステーション(24)において、前記フラッシュされた缶(12)に、充填材料を充填することと、を含む、方法。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記滅菌媒体が、供給及び/又は内部滅菌中に、ガス状又は実質的にガス状であること、
前記供給される滅菌媒体が、前記缶(12)内で凝縮しないように、及び/又は前記缶(12)内でそのガス状態を保持するように、供給されること、及び
前記供給された滅菌媒体が、フラッシングされるまで、実質的に前記缶(12)内に留まること、
のうちの少なくとも1つが満たされている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記缶(12)が、前記滅菌媒体の前記供給中に、前記滅菌装置(14)を通って、直線的に及び/若しくは直立的に搬送される、並びに/又は
前記缶(12)が、内部滅菌中に、前記充填ステーション(24)に、直立的に搬送される、
請求項1又は請求項2のいずれかに記載の方法。
【請求項4】
前記フラッシングガスが、フラッシング中に、前記充填ステーション(24)の、好ましくは、中央の、フラッシングガス供給チャネル(50)を介して、供給される、及び/又は
前記滅菌媒体が、フラッシング中に、前記充填ステーション(24)の、好ましくは、環状の、フラッシングガス排出チャネル(54)内へと流れ出る、
請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
好ましくは、前記充填ステーション(24)における前記缶(12)のフラッシング中に、前記充填ステーション(24)において、前記缶(12)から、前記滅菌媒体を吸引する、
ことを、更に含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記滅菌媒体が、前記滅菌装置(14)の少なくとも1つのノズル(30)によって供給される、
請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記少なくとも1つのノズル(30)が、少なくとも1つの固定ノズルを含み、前記缶(12)が、前記滅菌媒体の前記供給中に、前記少なくとも1つの固定ノズルを移動通過する、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つのノズル(30)が、少なくとも1つの可動ノズルを含み、前記少なくとも1つの可動ノズルが、前記滅菌媒体の前記供給中に、前記缶(12)と共に移動する、
請求項6又は請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つのノズル(30)における滅菌媒体の吐出口量が一定であるか、あるいは
前記少なくとも1つのノズル(30)における滅菌媒体の吐出口量が、前記少なくとも1つのノズル(30)に従った前記缶(12)の搬送速度に応じて調整される、
請求項6~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記滅菌媒体が、前記少なくとも1つのノズル(30)から律動状に分注され、好ましくは、
- 前記少なくとも1つのノズル(30)を移動通過する缶(12)の回数に調整された律動回数、及び/又は、
- 前記缶が前記少なくとも1つのノズル(30)を移動通過する搬送速度に調整された律動持続時間、及び/又は、
- 缶(12)ごとに1回以上の律動
を伴う、
請求項6~9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、缶の内部滅菌を伴う、缶の加工方法に関する。本発明は更に、滅菌装置を有する、缶の加工設備に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
缶充填設備では、充填され密封された飲料缶を、低温滅菌器で熱処理し得る。これは、充填材料の微生物学的安全性を保証し、したがって、消費者を保護し、充填材料の貯蔵寿命を延ばす。
【0003】
低温滅菌は、存在する可能性のある全ての微生物学的有害生物を殺すので、低温滅菌前の最小貯蔵寿命内に充填材料を腐敗させる可能性のある微生物学的汚染を防止するための特別な衛生的措置は、通常とられない。
【0004】
低温滅菌の欠点は、非常に安全だが非常にエネルギー集約的なことである。なお、充填材料は、缶内での低温滅菌中に、高い熱応力を受ける可能性がある。これは、充填材料の味に、悪影響を及ぼし得る。ビタミンなどの貴重な成分も、加熱低温滅菌プロセスにおいて変質を受ける可能性がある。
【0005】
本発明は、缶を加工するための改善された技術を創出する目的に基づいており、この技術は、好ましくは、例えば、低温滅菌器を用いた従来の技術よりも高速であり、より効果的であり、及び/又はより効率的である。
【発明の概要】
【0006】
この目的は、独立請求項の特徴によって達成される。有利な発展形態は、従属請求項及び明細書に記載されている。
【0007】
本開示の一態様は、缶加工設備において、缶(例えば、飲料缶又は食品缶)を加工するための方法に関する。本方法は、好ましくは、過酸化水素を含む、滅菌媒体を、滅菌装置によって、缶内へと供給する(例えば、吹き込む又は注入する)ことを含む。本方法は、缶が、充填ステーション(例えば、缶充填装置、例えば、缶充填カルーセル)へと搬送されている(好ましくは、到達している)間に、供給された滅菌媒体によって缶を内部滅菌することを含む。本方法は、充填ステーション内の缶を、フラッシングガス、好ましくは、二酸化炭素で、フラッシングすることを含み、その結果、滅菌媒体が、缶から(例えば、完全に)流れ出る。本方法は、充填ステーションにおいてフラッシュされた缶に、(例えば、液体状又はペースト状の)充填材料を充填することを含む。
【0008】
有利なことに、本方法は、充填前に缶の滅菌を単に可能にするだけではない。なお、本方法は、有利には、缶から滅菌媒体を除去する(吹き出す)工程と、充填前に缶をフラッシングする(洗い流す)工程と、を統合するか、あるいは一緒に実行することを、可能にする。換言すれば、缶内の酸素含有量を低減するために、缶を充填する前に行われる、例えば、CO
2
によるフラッシングは、缶から滅菌媒体を流れ出させるために(更に)使用され、その結果、滅菌装置内の滅菌媒体を除去するための別個の工程の必要性を排除し得る。すなわち、フラッシング中に、酸素を含む空気と滅菌媒体の両方を、缶から流れ出させ得る。これらの工程を組み合わせることによって、全体のプロセスは、例として以下に記載されるように、有利に、より速く、より効果的かつより効率的になる。
【0009】
本方法は、有利なことに、缶充填装置以前又は充填ステーション以前の数秒間の別個の吹き出す時間を省略し得るので、特に速くなり得る。機械の性能に応じて、数メートルの搬送距離が、節約され得る。缶充填装置への搬送時間、及びフラッシングまでの充填ステーションにおけるプロセス時間は、滅菌媒体の追加的な曝露時間である。したがって、曝露時間、したがって滅菌装置内での搬送時間も、有利に短縮され得、その結果、滅菌装置が、比較的小型になり得る。
【0010】
比較的長い曝露時間が内部滅菌に利用可能であるので、本方法は、特に効果的であり得る。滅菌媒体は、缶内で長時間(供給から完全な洗浄まで)、微生物に対して作用する。延長された曝露時間は、プロセスを、特に安全かつ効果的にする。長い曝露時間に起因して、比較的低濃度の滅菌媒体及び/又は低減された量の滅菌媒体が、缶の内部滅菌のために使用され得る。缶の内側での滅菌媒体の凝縮及び/又は温度活性化などの、滅菌媒体の有効性を増加させるための特別な手段を省くことも、有利である。
(【0011】以降は省略されています)
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