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公開番号2025079098
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191547
出願日2023-11-09
発明の名称アンテナモジュール
出願人株式会社フジクラ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04B 1/38 20150101AFI20250514BHJP(電気通信技術)
要約【課題】アンテナ特性の低下を抑制しつつ、平面方向のモジュールサイズを小さくできるアンテナモジュールの提供。
【解決手段】アンテナモジュール1は、第1のアンテナ素子111及び第2のアンテナ素子121への給電線141を備え、ミリ波帯の高周波信号を扱う第1の基板10と、第1の基板10の一部と平面視において重なって配置され、高周波信号よりも低い周波数帯のベースバンド信号を扱う第2の基板と、RFICを収容する第1の収容空間30Aと、BBICを収容する第2の収容空間30Bと、第1の収容空間30Aと第2の収容空間30Bとの間に設けられた遮蔽壁50と、を備える金属筐体30と、を備え、遮蔽壁50は、給電線141と平面視において重なって配置され、遮蔽壁50及び第1の基板10の少なくとも一方は、遮蔽壁50と給電線141との干渉を低減する非干渉部60を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
アンテナ素子及び前記アンテナ素子への給電線を備え、ミリ波帯の高周波信号を扱う第1の基板と、
前記第1の基板の一部と平面視において重なって配置され、当該重なった部分において前記第1の基板と電気的に接続されると共に、前記高周波信号よりも低い周波数帯のベースバンド信号を扱う第2の基板と、
前記第1の基板及び前記第2の基板が取り付けられた金属筐体と、を備え、
前記第1の基板には、前記金属筐体に対向する第1の実装面に、前記高周波信号を処理し前記給電線と電気的に接続される第1のICが設けられ、
前記第2の基板には、前記金属筐体に対向する第2の実装面に、前記ベースバンド信号を処理する第2のICが設けられ、
前記金属筐体は、
前記第1のICを収容する第1の収容空間と、
前記第2のICを収容する第2の収容空間と、
前記第1の収容空間と前記第2の収容空間との間に設けられた遮蔽壁と、を備え、
前記遮蔽壁は、前記給電線と平面視において重なって配置され、
前記遮蔽壁及び前記第1の基板の少なくとも一方は、前記遮蔽壁と前記給電線との干渉を低減する非干渉部を備える、
アンテナモジュール。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記遮蔽壁は、
前記第1の実装面に接触する接触面と、
前記接触面に形成され、前記給電線に沿って延在するトンネル部と、を備え、
前記トンネル部は、前記非干渉部を形成している、
請求項1に記載のアンテナモジュール。
【請求項3】
前記トンネル部の断面は半円状であり、前記トンネル部の断面の直径は、前記給電線の幅よりも大きい、
請求項2に記載のアンテナモジュール。
【請求項4】
前記トンネル部の直径は、前記給電線の幅の3倍よりも大きい、
請求項3に記載のアンテナモジュール。
【請求項5】
前記トンネル部の直径は、不要放射の波長の1/10よりも小さい、
請求項3に記載のアンテナモジュール。
【請求項6】
前記第1の基板は、前記給電線よりも前記第1の実装面側にグランド層を備え、
前記グランド層は、前記非干渉部を形成している、
請求項1から5のいずれか一項に記載のアンテナモジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アンテナモジュールに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、高周波信号(RF信号)を送受信する無線モジュールが開示されている。この無線モジュールは、ミリ波帯の高周波信号を扱う第1基板と、当該高周波信号よりも低い周波数のベースバンド信号を扱う第2基板と、第1基板及び第2基板を収容する筐体と、を備える。第1基板及び第2基板は、部分的に重なって(オーバーラップして)互いに接続されており、これにより平面方向のモジュールサイズを小さくしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7309089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記第1基板には、高周波信号を処理するRFIC(Radio-Frequency Integrated Circuit)が設けられ、第2基板には、ベースバンド信号を処理するBBIC(Baseband Integrated Circuit)が設けられている。RFICとBBICが近接すると電磁的に干渉することから、筐体には、仕切部(遮蔽壁)が設けられている。
【0005】
ところで、アレイアンテナにおいては、RFICから各アンテナへの給電線は、同じ長さである必要がある。よって、RFICは、平面視において、第1基板の中央に配置されていることが多い。このため、通常の第1基板には、第2基板に向かって延びる給電線が存在する。
【0006】
このような構成において、さらにモジュールを小型化するために、第1基板と第2基板のオーバーラップ量を大きくすると、RFICから第2基板に向かって延びる給電線と仕切部とが平面視において重なってしまうことがある。そうすると、仕切部が給電線に近接して給電線に悪影響を与え、アンテナ特性が低下する虞がある。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、アンテナ特性の低下を抑制しつつ、平面方向のモジュールサイズを小さくできるアンテナモジュールの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様に係るアンテナモジュールは、アンテナ素子及び前記アンテナ素子への給電線を備え、ミリ波帯の高周波信号を扱う第1の基板と、前記第1の基板の一部と平面視において重なって配置され、当該重なった部分において前記第1の基板と電気的に接続されると共に、前記高周波信号よりも低い周波数帯のベースバンド信号を扱う第2の基板と、前記第1の基板及び前記第2の基板が取り付けられた金属筐体と、を備え、前記第1の基板には、前記金属筐体に対向する第1の実装面に、前記高周波信号を処理し前記給電線と電気的に接続される第1のICが設けられ、前記第2の基板には、前記金属筐体に対向する第2の実装面に、前記ベースバンド信号を処理する第2のICが設けられ、前記金属筐体は、前記第1のICを収容する第1の収容空間と、前記第2のICを収容する第2の収容空間と、前記第1の収容空間と前記第2の収容空間との間に設けられた遮蔽壁と、を備え、前記遮蔽壁は、前記給電線と平面視において重なって配置され、前記遮蔽壁及び前記第1の基板の少なくとも一方は、前記遮蔽壁と前記給電線との干渉を低減する非干渉部を備える。
【0009】
本発明の第1の態様によれば、第1の基板と第2の基板とが部分的に重なって接続されているため、平面方向のモジュールサイズを小さくすることができる。また、第1の基板に実装された第1のICと、第2の基板に実装された第2のICとの間に、金属筐体の遮蔽壁が設けられているため、第1のICと第2のICとの電磁的な干渉を避けることができる。また、第1のIC及び第2のICからの不要放射が外部に漏洩するのを防ぐことができる。さらに、遮蔽壁が、第1の基板の給電線と平面視において重なって配置されても、遮蔽壁及び第1の基板の少なくとも一方に、遮蔽壁と給電線との干渉を低減する非干渉部が設けられているため、遮蔽壁の存在が給電線に悪影響を与えることが少なくなり、アンテナ特性の低下を抑制することができる。
【0010】
本発明の第2の態様は、第1の態様のアンテナモジュールにおいて、前記遮蔽壁は、前記第1の実装面に接触する接触面と、前記接触面に形成され、前記給電線に沿って延在するトンネル部と、を備え、前記トンネル部は、前記非干渉部を形成してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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