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公開番号2025078286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2023190744
出願日2023-11-08
発明の名称真空断熱材用外包材、真空断熱材、および建材
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類F16L 59/065 20060101AFI20250513BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】難燃性に優れる真空断熱材を形成可能な真空断熱材用外包材を提供する。
【解決手段】熱溶着可能な層1と、1つ以上のガスバリア層2と、保護層3と、難燃剤を含有する難燃層4と、をこの順に有する真空断熱材用外包材であって、ガスバリア層が、樹脂基材と、樹脂基材の一方の面に配置された無機蒸着膜とを有する、真空断熱材用外包材を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
熱溶着可能な層と、1つ以上のガスバリア層と、保護層と、難燃剤を含有する難燃層と、をこの順に有する真空断熱材用外包材であって、
前記ガスバリア層が、樹脂基材と、前記樹脂基材の一方の面に配置された無機蒸着膜とを有する、真空断熱材用外包材。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
熱溶着可能な層と、1つ以上のガスバリア層と、保護層と、難燃剤を含有する難燃層と、をこの順に有する真空断熱材用外包材であって、
前記難燃層の厚さが10μmより大きく、
前記難燃剤が、リン元素、窒素元素および金属元素からなる群から選択される1つ以上の元素を含有しており、
前記リン元素、前記窒素元素または前記金属元素を特定元素としたとき、前記難燃層中の前記特定元素の含有量が、前記難燃層中の炭素元素、酸素元素および前記特定元素の合計含有量に対し、30質量%以上である、真空断熱材用外包材。
【請求項3】
熱溶着可能な層と、1つ以上のガスバリア層と、保護層と、難燃剤を含有する難燃層と、をこの順に有する真空断熱材用外包材であって、
前記難燃剤が、リン元素、窒素元素および金属元素からなる群から選択される1つ以上の元素を含有しており、
下記式(1)を満たす、真空断熱材用外包材。
(T1×A1)/T2≧0.030 (1)
(前記式(1)中、T1は前記難燃層の厚さ(μm)、T2は前記真空断熱材用外包材の厚さ(μm)、A1は前記リン元素、前記窒素元素または前記金属元素を特定元素としたとき、前記難燃層中の炭素元素、酸素元素および前記特定元素の合計含有量に対する、前記難燃層中の前記特定元素の含有量(質量%)を表す。)
【請求項4】
2つ以上の前記ガスバリア層を有する、請求項1に記載の真空断熱材用外包材。
【請求項5】
前記ガスバリア層が、樹脂基材と、前記樹脂基材の一方の面に配置された無機蒸着膜とを有する、請求項2または請求項3に記載の真空断熱材用外包材。
【請求項6】
前記難燃剤が、リン化合物、窒素化合物、金属水酸化物およびアンチモン化合物からなる群から選択される1つ以上である、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の真空断熱材用外包材。
【請求項7】
芯材と、前記芯材が封入された外包材とを有する真空断熱材であって、
前記外包材が、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の真空断熱用外包材である、真空断熱材。
【請求項8】
請求項7に記載の真空断熱材を備える、建材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、真空断熱材を形成可能な真空断熱材用外包材、真空断熱材、および建材に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建築物には、断熱性を高めるために断熱材が用いられている。しかし、従来の断熱材では、近年の建築物に求められている断熱性能、省エネ性能を十分に満たすことができない。そこで、断熱性能に優れた真空断熱材を建築物の断熱材に利用することが検討されている。
【0003】
建築物には、防火性能や耐火性能も要求される。そのため、真空断熱材には難燃性が必要とされる。例えば特許文献1には、真空断熱パネルの外側に、マイカ粒子からなる耐熱保護層が配置された真空断熱パネルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6920452号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
建築材料については、燃焼性試験により難燃性を評価することが知られている。難燃性には、例えば着火性(火のつき易さ)および着火後の燃え広がり易さが含まれる。しかし、従来の真空断熱材は難燃性が不十分である。
【0006】
本開示は、上記事情に鑑みてなされた発明であり、難燃性に優れる真空断熱材を形成可能な真空断熱材用外包材を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施形態は、熱溶着可能な層と、1つ以上のガスバリア層と、保護層と、難燃剤を含有する難燃層と、をこの順に有する真空断熱材用外包材であって、上記ガスバリア層が、樹脂基材と、上記樹脂基材の一方の面に配置された無機蒸着膜とを有する、真空断熱材用外包材を提供する。
【0008】
本開示の他の実施形態は、熱溶着可能な層と、1つ以上のガスバリア層と、保護層と、難燃剤を含有する難燃層と、をこの順に有する真空断熱材用外包材であって、上記難燃層の厚さが10μmより大きく、上記難燃剤が、リン元素、窒素元素および金属元素からなる群から選択される1つ以上の元素を含有しており、上記リン元素、上記窒素元素または上記金属元素を特定元素としたとき、上記難燃層中の上記特定元素の含有量が、上記難燃層中の炭素元素、酸素元素および上記特定元素の合計含有量に対し、30質量%以上である、真空断熱材用外包材を提供する。
【0009】
本開示の他の実施形態は、熱溶着可能な層と、1つ以上のガスバリア層と、保護層と、難燃剤を含有する難燃層と、をこの順に有する真空断熱材用外包材であって、上記難燃剤が、リン元素、窒素元素および金属元素からなる群から選択される1つ以上の元素を含有しており、下記式(1)を満たす、真空断熱材用外包材を提供する。
(T1×A1)/T2≧0.030 (1)
(上記式(1)中、T1は上記難燃層の厚さ(μm)、T2は上記真空断熱材用外包材の厚さ(μm)、A1は上記リン元素、上記窒素元素または上記金属元素を特定元素としたとき、上記難燃層中の炭素元素、酸素元素および上記特定元素の合計含有量に対する、上記難燃層中の上記特定元素の含有量(質量%)を表す。)
【0010】
本開示の他の実施形態は、芯材と、上記芯材が封入された外包材とを有する真空断熱材であって、上記外包材が、上述の真空断熱用外包材である、真空断熱材を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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