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公開番号2025078096
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2024194713
出願日2024-11-06
発明の名称簡易移動装置
出願人株式会社JR西日本テクノス
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類B61F 5/00 20060101AFI20250512BHJP(鉄道)
要約【課題】車輪と装置との間でスリップを発生しにくくし、また、移動面上に多少の隙間や段差が存在してもこれを安定的に乗り越えて車輪を移動させることができる簡易移動装置を提供する。
【解決手段】簡易移動装置1は、移動体の第1車輪91に圧接した状態で第1車輪91を回転移動させる第1駆動ユニット11と、移動体の第2車輪92に圧接した状態で第2車輪92を回転移動させる第2駆動ユニット12と、第1駆動ユニット11を第1車輪91に向けて押し付け、かつ第2駆動ユニット12を第2車輪92に向けて押し付けるように第1駆動ユニット11および第2駆動ユニット12を互いに離れる向きに移動させる押圧ユニット13と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
移動体において前後に並設された第1車輪および第2車輪を、移動面上において前後に回転移動させる簡易移動装置であって、
前記第1車輪の外周面に圧接した状態で、前記第1車輪を回転移動させるように構成された第1駆動ユニットと、
前記第2車輪の外周面に圧接した状態で、前記第2車輪を前記第1車輪と同じ向きに回転移動させるように構成された第2駆動ユニットと、
前記第1駆動ユニットを前記第1車輪に向けて押し付け、かつ前記第2駆動ユニットを前記第2車輪に向けて押し付けるように、前記第1駆動ユニットおよび前記第2駆動ユニットに対して互いに離れる向きの力を加える押圧ユニットと、を備えた、
簡易移動装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記第1駆動ユニットは、
前記第1車輪の前記外周面に当たる摩擦面を外周に有し、駆動源によって回転駆動される第1駆動ローラを含み、
前記第2駆動ユニットは、
前記第2車輪の前記外周面に当たる摩擦面を外周に有し、駆動源によって回転駆動される第2駆動ローラを含む、
請求項1の簡易移動装置。
【請求項3】
前記第1駆動ユニットおよび前記第2駆動ユニットの間に位置する支持体を、さらに備え、
前記押圧ユニットは、
前記支持体に対して前記第1駆動ユニットを近接離隔させ、かつ前記支持体に対して前記第2駆動ユニットを近接離隔させるアクチュエータを含む、
請求項1または2の簡易移動装置。
【請求項4】
前記押圧ユニットは、
前記アクチュエータをなす少なくとも1つの油圧シリンダを伸長させるように構成された油圧ポンプ部を、さらに含む、
請求項3の簡易移動装置。
【請求項5】
前記第1車輪または前記第2車輪を制動する制動機構を、さらに備え、
前記制動機構は、
前記第1車輪または前記第2車輪の側面に押し当るように構成されたブレーキシューを含む、
請求項1または2の簡易移動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、簡易移動装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車輪を移動面上で移動させるための簡易移動装置が、開示されている。
【0003】
この簡易移動装置は、前後二組の駆動ユニットを備え、前後二組の駆動ユニットによって1つの車輪を挟み込むように構成されている。各駆動ユニットは、モータによって回転駆動される駆動ユニット材と、駆動ユニット材を前後両側から挟むように位置する一対の接地ローラと、を含む。各駆動ユニットにおいて、駆動ユニット材が回転することに連動して、車輪と前後一対の接地ローラとが同一方向に回転することで、車輪が移動面上を移動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-80076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示が解決しようとする課題は、車輪と装置との間でスリップを発生しにくくし、また、移動面上に多少の隙間や段差が存在しても、これを安定的に乗り越えて車輪を移動させることができる簡易移動装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一様態に係る簡易移動装置は、移動体において前後に並設された第1車輪および第2車輪を、移動面上において前後に回転移動させる簡易移動装置であって、前記第1車輪の外周面に圧接した状態で、前記第1車輪を回転移動させるように構成された第1駆動ユニットと、前記第2車輪の外周面に圧接した状態で、前記第2車輪を前記第1車輪と同じ向きに回転移動させるように構成された第2駆動ユニットと、前記第1駆動ユニットを前記第1車輪に向けて押し付け、かつ前記第2駆動ユニットを前記第2車輪に向けて押し付けるように、前記第1駆動ユニットおよび前記第2駆動ユニットに対して互いに離れる向きの力を加える押圧ユニットと、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、車輪と装置との間でスリップを発生しにくくし、また、移動面上に多少の隙間や段差が存在しても、これを安定的に乗り越えて車輪を移動させることができる簡易移動装置を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態の簡易移動装置を左右方向から見た図である。
図2は、同上の簡易移動装置を上方から見た図である。
図3は、同上の簡易移動装置を前後方向から見た図である。
図4は、同上の簡易移動装置の第1駆動ユニットを上方から見た図である。
図5は、同上の簡易移動装置の第2駆動ユニット上方から見た図である。
図6は、同上の簡易移動装置に取り付けられるバッテリおよび制御盤を上方から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態に係る簡易移動装置について、添付図面に基づいて説明する。ただし、以下に説明する実施形態の各図における構成要素の大きさや厚さ、それぞれの比は実際の寸法を反映しているとは限らない。
【0010】
1.一実施形態
図1から図6には、一実施形態の簡易移動装置1の全体または要部が示されている。一実施形態の簡易移動装置1を用いることで、本開示において移動させる対象物である移動体を、移動面S1上において前後に移動させることができる。詳しくは、一実施形態の簡易移動装置1を用いることで、移動体において前後に並設された第1車輪91および第2車輪92を、移動面S1上において強制的に回転させ、前後に回転移動させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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