TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025078040
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2024191503
出願日2024-10-31
発明の名称医用情報処理装置、医用情報処理方法及び医用情報処理プログラム
出願人キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G16H 10/60 20180101AFI20250512BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】診療記録に対して、患者の考えや診療フェーズに応じた、アノテーション作業におけるタグ候補を提供することである。
【解決手段】実施形態に係る医用情報処理装置は、取得部、設定部、決定部及び出力部を備える。取得部は、患者の診療情報に対応する複数時点における複数種類の診療記録を示すテキスト情報を取得する。設定部は、テキスト情報に基づいて、大規模言語モデルに入力する命令文に対応する命令文情報を設定する。決定部は、命令文情報に基づいて、テキスト情報に付与するためのタグ候補を示すタグ候補情報を決定する。出力部は、タグ候補情報を出力する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
患者の診療情報に対応する複数時点における複数種類の診療記録を示すテキスト情報を取得する取得部と、
前記テキスト情報に基づいて、大規模言語モデルに入力する命令文に対応する命令文情報を設定する設定部と、
前記命令文情報に基づいて、前記テキスト情報に付与するためのタグ候補を示すタグ候補情報を決定する決定部と、
前記タグ候補情報を出力する出力部と、
を備える医用情報処理装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記取得部は、前記患者の患者情報を取得し、前記患者情報に基づいて、前記患者情報に対応する前記診療情報を取得する、
請求項1に記載の医用情報処理装置。
【請求項3】
前記テキスト情報に対して、自然言語処理を実行し、テキスト情報に対応する要約情報を生成する生成部を備え、
前記設定部は、前記要約情報に基づいて、大規模言語モデルに入力する命令文に対応する命令文情報を設定する、
請求項1に記載の医用情報処理装置。
【請求項4】
前記診療情報は、構造化データ或いは非構造化データである形式であり、
前記構造化データは、入力形式が定められているデータであり、
前記非構造化データは、入力形式が定められていないデータである、
請求項1に記載の医用情報処理装置。
【請求項5】
前記要約情報は、前記患者の病歴に対応する病歴情報と、前記患者の思考に対応する思考情報と、前記患者の診療フェーズに対応する診療フェーズ情報と、を含む、
請求項3に記載の医用情報処理装置。
【請求項6】
前記タグ候補情報は、前記病歴情報と、前記思考情報と、前記診療フェーズ情報と、に対応するタグ候補である、
請求項5に記載の医用情報処理装置。
【請求項7】
前記病歴情報は、現病歴、既往歴、手術歴及び家族歴に関する病歴を含み、
前記病歴は、それぞれの病歴に対して、日時、病名、治療方法及び投薬に関する投薬情報を含む、
請求項5に記載の医用情報処理装置。
【請求項8】
前記思考情報は、前記患者の外見的変化に関する情報である、
請求項5に記載の医用情報処理装置。
【請求項9】
前記診療フェーズ情報は、診療内容を含み、
前記診療内容は、疾患、再発、診察、告知、入院、手術歴、放射線、薬物療法、ホルモン治療及び遺伝子検査を含む、
請求項5に記載の医用情報処理装置。
【請求項10】
前記タグ候補情報は、前記テキスト情報、前記タグ候補及びユーザが選択するためのチェックボックスを含む、
請求項6に記載の医用情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、医用情報処理装置、医用情報処理方法及び医用情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、テキストデータを処理するために機械学習モデルを適用することが知られている。いくつかの応用では、解析対象のテキストデータで用いられる文言が特殊でありドメイン特有である。例えば、医学には多くの専門用語があり、医学で表現する文言が、より一般的な分野で当該文言が用いられる方法と異なることがよくある。例えば、テキストデータのアノテーション作業は、事前に定義された分類項目に基づいて、テキストの文章や段落をタグ付けする作業が行われている。
【0003】
アノテーション作業において、例えば、ユーザが入力し、医学用語が蓄積されたナレッジベースやアノテーションされたデータを活用することでタグ候補を提示し、選択するということが行われる。これらアノテーション作業は、ルールベースや機械学習によるNLP(Natural Language Processing)技術を活用して、ある程度のタグ付け作業は可能である。また、例えば、大規模言語モデルにおいて、ラベル付けやテキスト処理の命令文を分かりやすく記述し、作業としてリクエストすることで、ある程度のタグ付け作業は可能である。
【0004】
ところが、これらの技術は、基本的に同じ文章や単語には、同じタグが振られるため、患者の背景を考慮したタグ付けが困難である。例えば、大規模言語モデルに用いる場合には、ラベル付けやテキスト処理の命令文を分かりやすく記述し、作業としてリクエストすることが必要である。また、これらテキストデータに含まれる文脈を正しく理解できる情報が必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-094035号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、診療記録に対して、患者の考えや診療フェーズに応じた、アノテーション作業におけるタグ候補を提供することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態に係る医用情報処理装置は、取得部、設定部、決定部及び出力部を備える。取得部は、患者の診療情報に対応する複数時点における複数種類の診療記録を示すテキスト情報を取得する。設定部は、テキスト情報に基づいて、大規模言語モデルに入力する命令文に対応する命令文情報を設定する。決定部は、命令文情報に基づいて、テキスト情報に付与するためのタグ候補を示すタグ候補情報を決定する。出力部は、タグ候補情報を出力する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る医用情報システムの構成の一例を示すブロック図である。
図2は、実施形態に係る操作端末の機能構成の一例を示すブロック図である。
図3は、実施形態に係る医用情報処理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図4は、実施形態に係る要約情報の一例を示す模式図である。
図5は、実施形態に係る診療フェーズ情報の一例を示すテーブルである。
図6は、実施形態に係る命令文情報の一例を示す模式図である。
図7は、実施形態に係るタグ候補の一例を示す模式図である。
図8は、実施形態に係るタグ候補情報の一例を示す模式図である。
図9は、実施形態に係る医用情報処理装置の処理内容の一例を示すフローチャートである。
図10は、第1変形例に係る操作端末の機能構成の一例を示すブロック図である。
図11は、第1変形例に係る医用情報処理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図12は、第1変形例に係る医用情報処理装置の処理内容の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本実施形態に関する医用情報システムについて説明する。以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作を行うものとして、重複する説明を適宜省略する。
【0010】
(実施形態)
図1は、実施形態に係る医用情報システム1の構成の一例を示すブロック図である。医用情報システム1は、病院情報サーバ10、医用情報処理装置20及び操作端末30を備える。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
支援システム
15日前
個人
情報システムおよび方法
1か月前
エムスリー株式会社
媒体
3か月前
ゾーン株式会社
コンピュータシステム
29日前
株式会社M-INT
情報処理システム
1か月前
大王製紙株式会社
作業管理システム
1か月前
株式会社サンクスネット
情報提供システム
5日前
医療法人社団梅華会
医療の支援装置
4か月前
富士電機株式会社
食事管理システム
2か月前
個人
透析医療に関する回答方法及びその装置
4か月前
株式会社日立製作所
情報システム
5か月前
株式会社サンクスネット
リスク判定システム
4か月前
アルケア株式会社
コミュニケーションシステム
4か月前
株式会社 137
健康観察管理システム
4日前
合同会社フォース
オンライン診療システム
1か月前
株式会社JVCケンウッド
表示装置及び表示方法
4か月前
西川株式会社
サービス出力システム
2日前
公立大学法人大阪
診断装置
3か月前
HITOTSU株式会社
手術管理システム1
1か月前
株式会社エフアンドエフ
在宅健康チェックシステム
18日前
株式会社グローバルビジョン
検体検査管理システム
4か月前
個人
服薬指導支援システム、及び、服薬指導支援方法
4か月前
株式会社ジーシー
予測方法および予測システム
3日前
日本光電工業株式会社
医療支援装置
1か月前
日本光電工業株式会社
医療支援装置
1か月前
株式会社メディファーム
代替候補品目付き相互作用禁忌DB
2か月前
株式会社HJ Link‐do
オンライン診療システム
1か月前
大和ハウス工業株式会社
推定装置、及び推定方法
1か月前
ロゴスサイエンス株式会社
ヘルスケアシステムおよびその方法
5か月前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
5か月前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
5か月前
富士通株式会社
敗血症の診断および予測
2か月前
国立大学法人千葉大学
センサシステム
2か月前
大和ハウス工業株式会社
消費カロリー推定システム
4か月前
JFEスチール株式会社
禁煙支援方法
2か月前
株式会社ノアコンツェル
服薬支援システム
1か月前
続きを見る