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公開番号
2025077704
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023190096
出願日
2023-11-07
発明の名称
食用油供給装置および食用油供給方法
出願人
株式会社J-オイルミルズ
代理人
弁理士法人武和国際特許事務所
主分類
B67C
3/00 20060101AFI20250512BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約
【課題】店の従業員の手間をかけずに、食用油を常に新鮮な状態で供給することが可能な食用油供給装置および食用油供給方法を提供する。
【解決手段】食用油をボトルX内に自動で供給するオイルサーバー1であって、洗浄用油βを噴出して油流出口22を洗浄する洗浄装置6と、洗浄装置6から油流出口22に向かって噴出された洗浄用油βが排出される排出タンク26と、油用流量制御弁25および洗浄装置6を制御するコントローラ4,4A,4B,4Cと、ボトルXが載置台21に載置されていることを検出するボトルセンサ51と、を備え、コントローラ4,4A,4B,4Cは、ボトルセンサ51から出力された載置検出信号を取得すると、食用油の供給油量Vdに応じた油量制御信号を油流量制御弁25に対して出力し、ボトルセンサ51から載置検出信号を取得していない場合には、洗浄用油βの噴出を指令する洗浄指令信号を洗浄装置6に対して出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
食用油を容器内に自動で供給する食用油供給装置であって、
前記食用油を貯留する油タンクと、
前記容器が載置される載置台と、
前記載置台に載置された前記容器内に前記食用油を流出する油流出口と、
前記油タンクと前記油流出口とを接続して、前記油タンク内の前記食用油を前記油流出口へ導く油導出管と、
前記油導出管に設けられて、前記油流出口から流出される前記食用油の流量を制御する油用流量制御弁と、
前記油流出口を洗浄するための食用油である洗浄用油を噴出して前記油流出口を洗浄する洗浄装置と、
前記洗浄装置から前記油流出口に向かって噴出された前記洗浄用油が排出される排出タンクと、
前記油用流量制御弁および前記洗浄装置を制御するコントローラと、
前記容器が前記載置台に載置されていることを検出して前記コントローラに載置検出信号を出力する容器センサと、
を備え、
前記コントローラは、
前記容器センサから出力された前記載置検出信号を取得すると、前記食用油の供給油量に応じた油量制御信号を前記油用流量制御弁に対して出力し、
前記容器センサから前記載置検出信号を取得していない場合には、前記洗浄用油の噴出を指令する洗浄指令信号を前記洗浄装置に対して出力する
ことを特徴とする食用油供給装置。
続きを表示(約 3,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の食用油供給装置であって、
前記コントローラは、
前記載置検出信号を取得して前記油量制御信号を前記油用流量制御弁に対して出力した後、前記容器センサから取得していた前記載置検出信号を取得しなくなった場合に、前記洗浄指令信号を前記洗浄装置に対して出力する
ことを特徴とする食用油供給装置。
【請求項3】
請求項1に記載の食用油供給装置であって、
前記排出タンクに貯留されている排出油量を検出する排出油量センサと、
前記排出タンクに貯留されている排出油の値引きについて報知する報知装置と、
を有し、
前記コントローラは、
前記排出油量センサで検出された前記排出油量を取得し、
取得した前記排出油量が、前記容器に対して供給可能な最低限の油量である供給可能油量に達したか否かを判定し、
前記排出油量が前記供給可能油量に達したと判定した場合に、前記排出油の値引き価格での供給開始を報知するための値引き開始信号を前記報知装置に対して出力する
ことを特徴とする食用油供給装置。
【請求項4】
請求項3に記載の食用油供給装置であって、
前記排出油の劣化度を検出する劣化度センサを有し、
前記コントローラは、
前記劣化度センサで検出された前記劣化度を取得し、
取得した前記劣化度が、前記排出油の所定の廃油時点における前記劣化度の基準値となる廃油基準値以上であるか否かを判定し、
前記値引き開始信号を前記報知装置に対して出力した後、前記排出油量が前記供給可能油量未満であると判定した場合、または、前記劣化度が前記廃油基準値以上であると判定した場合に、前記排出油の値引き価格での供給の休止を報知するための値引き休止信号を前記報知装置に対して出力する
ことを特徴とする食用油供給装置。
【請求項5】
請求項1に記載の食用油供給装置であって、
前記排出タンクに貯留されている排出油量を検出する排出油量センサを有し、
前記コントローラは、
前記排出油量センサで検出された前記排出油量を取得し、
取得した前記排出油量が、前記排出タンクに貯留可能な最大油量に基づいて設定された上限油量に達したか否かを判定し、
前記排出油量が前記上限油量に達したと判定した場合に、前記排出タンクの交換を報知するための報知信号を、前記食用油供給装置を管理する管理装置に対して出力する
ことを特徴とする食用油供給装置。
【請求項6】
請求項1に記載の食用油供給装置であって、
前記食用油の種類に係る油種情報を入力するための入力端末を有し、
前記油タンクには、複数の種類の前記食用油が互いに混ざらない状態で貯留されており、
前記油導出管および前記油用流量制御弁はそれぞれ、複数の種類の前記食用油に対応して複数設けられ、
前記コントローラは、
前記入力端末に入力された前記油種情報を取得し、
取得した前記油種情報に基づいて、複数の前記油用流量制御弁の中から前記油種情報に対応する前記油用流量制御弁を選択し、
前記油量制御信号を選択した前記油用流量制御弁に対して出力する
ことを特徴とする食用油供給装置。
【請求項7】
食用油を容器内に自動で供給する食用油供給方法であって、
前記食用油を貯留する油タンクと、
前記容器が載置される載置台と、
前記載置台に載置された前記容器内に前記食用油を流出する油流出口と、
前記油タンクと前記油流出口とを接続して、前記油タンク内の前記食用油を前記油流出口へ導く油導出管と、
前記油導出管に設けられて、前記油流出口から流出される前記食用油の流量を制御する油用流量制御弁と、
前記油流出口を洗浄するための食用油である洗浄用油を噴出して前記油流出口を洗浄する洗浄装置と、
前記洗浄装置から前記油流出口に向かって噴出された前記洗浄用油が排出される排出タンクと、
前記油用流量制御弁および前記洗浄装置を制御するコントローラと、
前記容器が前記載置台に載置されていることを検出して前記コントローラに載置検出信号を出力する容器センサと、
を備えた食用油供給装置を用い、
前記コントローラが、前記容器センサから出力された前記載置検出信号を取得する信号取得ステップと、
前記信号取得ステップにおいて前記載置検出信号が取得された場合に、前記コントローラが、前記食用油の供給油量に応じた油量制御信号を前記油用流量制御弁に対して出力する食用油供給ステップと、
前記信号取得ステップにおいて前記載置検出信号が取得されていない場合に、前記コントローラが、前記洗浄用油の噴出を指令する洗浄指令信号を前記洗浄装置に対して出力する洗浄ステップと、
を含む
ことを特徴とする食用油供給方法。
【請求項8】
請求項7に記載の食用油供給方法であって、
前記洗浄ステップでは、
前記コントローラは、前記信号取得ステップにおいて前記載置検出信号が取得され、前記食用油供給ステップにおいて前記油量制御信号が前記油用流量制御弁に対して出力された後、前記信号取得ステップにおいて前記載置検出信号が取得されなくなくなると、前記洗浄指令信号を前記洗浄装置に対して出力する
ことを特徴とする食用油供給方法。
【請求項9】
請求項7に記載の食用油供給方法であって、
前記排出タンクに貯留されている排出油量を検出する排出油量センサと、
前記排出タンクに貯留されている排出油の値引きについて報知する報知装置と、
をさらに用い、
前記コントローラが、前記排出油量センサで検出された前記排出油量を取得する排出油量取得ステップと、
前記コントローラが、前記排出油量取得ステップにおいて取得された前記排出油量が、前記容器に対して供給可能な最低限の油量である供給可能油量に達したか否かを判定する供給可能油量判定ステップと、
前記コントローラが、前記供給可能油量判定ステップにおいて前記排出油量が前記供給可能油量に達したと判定された場合に、前記排出油の値引き価格での供給開始を報知するための値引き開始信号を前記報知装置に対して出力する値引き開始ステップと、
をさらに含む
ことを特徴とする食用油供給方法。
【請求項10】
請求項9に記載の食用油供給方法であって、
前記排出油の劣化度を検出する劣化度センサをさらに用い、
前記コントローラが、前記劣化度センサで検出された前記排出油の前記劣化度を取得する劣化度取得ステップと、
前記コントローラが、前記劣化度取得ステップにおいて取得された前記劣化度が、前記排出油の所定の廃油時点における前記劣化度の基準値となる廃油基準値以上であるか否かを判定する廃油判定ステップと、
前記値引き開始ステップにおいて前記値引き開始信号が前記報知装置に対して出力された後、前記供給可能油量判定ステップにおいて前記排出油量が前記供給可能油量未満であると判定された場合、または、前記廃油判定ステップにおいて前記劣化度が前記廃油基準値以上であると判定された場合に、前記コントローラが、前記排出油の値引き価格での供給の休止を報知するための値引き休止信号を前記報知装置に対して出力する値引き休止ステップと、
をさらに含む
ことを特徴とする食用油供給方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器内に食用油を自動で供給する食用油供給装置および食用油供給方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
菜種油やごま油、オリーブオイルといった食用油は、一般に、スーパーマーケットなどの食料品を取り扱う小売店において、メーカー側が決めた規定の容量のボトルに個別に詰められた状態で販売されている。そのため、ボトルの容量が大きい場合には、購入者は、食用油を使い切ることができずに捨ててしまうことがある。
【0003】
近年、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals、持続可能な開発のための2030アジェンダ、平成27(2015)年9月25日国連サミット採択、以下「SDGs」という)の推進に向けた取り組みが行われている。それに伴い、持続可能な生産消費形態の確保などのため、廃棄物の発生防止、廃棄物の削減、ならびに製品の再生利用および再利用によって廃棄物の発生を大幅に削減することなどを目指し、購入者が要求する量の食用油を小分けにして販売する小売店が登場している。
【0004】
このような小売店では、小分け販売する食用油を大容量の保存容器(オイルサーバー)に保存している。保存容器の一例として、特許文献1には、オリーブオイルなどの食用油が貯留された有底の筒状容器本体と、筒状容器本体の上部開口部を閉じて密閉する蓋体と、筒状容器本体の下部に設けられた食用油の流出口と、を備え、筒状容器本体の内部への空気の流入を遮断させるためのエア遮断機構が筒状容器本体または蓋体に設けられたものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-226431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の保存容器から食用油を小分け販売する場合、店舗の従業員もしくは購入者自身が、外部に露出する流出口を開いて筒状容器本体内の食用油を小分け用のボトルへ注ぐことになるため、小分け用のボトルには、筒状容器本体内の新鮮な食用油と共に、流出口に付着している酸化した食用油が流入してしまう。例えば、店舗の従業員が清潔な布巾などを用いて流出口を拭くことにより、流出口に付着した食用油を取り除く方法が考えられる。しかしながら、この場合、筒状容器本体内の食用油が小分け用ボトルへ注がれる度に流出口の清掃作業が発生するため、店舗の従業員の手間が増える。また、粘性を有する食用油(油脂)の性質上、流出口に付着した食用油を布巾で完全に拭うことは難しい。
【0007】
そこで、本発明の目的は、店の従業員の手間をかけずに、食用油を常に新鮮な状態で供給することが可能な食用油供給装置および食用油供給方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
[1]上記の目的を達成するために、本発明は、食用油を容器内に自動で供給する食用油供給装置であって、前記食用油を貯留する油タンクと、前記容器が載置される載置台と、前記載置台に載置された前記容器内に前記食用油を流出する油流出口と、前記油タンクと前記油流出口とを接続して、前記油タンク内の前記食用油を前記油流出口へ導く油導出管と、前記油導出管に設けられて、前記油流出口から流出される前記食用油の流量を制御する油用流量制御弁と、前記油流出口を洗浄するための食用油である洗浄用油を噴出して前記油流出口を洗浄する洗浄装置と、前記洗浄装置から前記油流出口に向かって噴出された前記洗浄用油が排出される排出タンクと、前記油用流量制御弁および前記洗浄装置を制御するコントローラと、前記容器が前記載置台に載置されていることを検出して前記コントローラに載置検出信号を出力する容器センサと、を備え、前記コントローラは、前記容器センサから出力された前記載置検出信号を取得すると、前記食用油の供給油量に応じた油量制御信号を前記油用流量制御弁に対して出力し、前記容器センサから前記載置検出信号を取得していない場合には、前記洗浄用油の噴出を指令する洗浄指令信号を前記洗浄装置に対して出力することを特徴とする。
【0009】
[2]好ましくは、前記[1]に記載の食用油供給装置であって、前記コントローラは、前記載置検出信号を取得して前記油量制御信号を前記油用流量制御弁に対して出力した後、前記容器センサから取得していた前記載置検出信号を取得しなくなった場合に、前記洗浄指令信号を前記洗浄装置に対して出力することを特徴とする。
【0010】
[3]好ましくは、前記[1]に記載の食用油供給装置であって、前記排出タンクに貯留されている排出油量を検出する排出油量センサと、前記排出タンクに貯留されている排出油の値引きについて報知する報知装置と、を有し、前記コントローラは、前記排出油量センサで検出された前記排出油量を取得し、取得した前記排出油量が、前記容器に対して供給可能な最低限の油量である供給可能油量に達したか否かを判定し、前記排出油量が前記供給可能油量に達したと判定した場合に、前記排出油の値引き価格での供給開始を報知するための値引き開始信号を前記報知装置に対して出力することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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