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公開番号
2025077375
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189521
出願日
2023-11-06
発明の名称
自立袋
出願人
ダイワ包材株式会社
代理人
個人
主分類
B65D
30/16 20060101AFI20250512BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】
本発明は、収納物を縦状態で収納できる袋体であって、収納状態で自立可能な自立袋の提供を課題とし、更には収納物の品質保持が図れる自立袋の提供を課題とする。
【解決手段】
一枚のシートを折り込んで底部を形成する袋体で、両側部シール部を有し、表面側折り込み片部と裏面側の折り込み片部を有すると共に、袋体の表面と表面側折り込み片部面に表面傾斜シール部を有すると共に袋体底部方向に対して形成した傾斜したシール部であり、袋体の裏面と裏面側折り込み片部に裏面傾斜シール部(7)を有すると共に袋体内部方向に傾斜して形成して袋体内部方向で交差する裏面傾斜シール部を有し、更に該表面傾斜シール部と裏面傾斜シール部によって囲まれた表面側の折り込み片部)と裏面側折り込み片部によって袋体内部の底部を形成する自立袋である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一枚のシートを折り込んで表裏面と折り込みからなる底部を有する袋体であって、
該袋体の両側部はシール部によって形成するものであリ、
袋体底部の折り込みは表面側折り込み片部(10)と裏面側の折り込み片部(11)を有すると共に両者間には折り返し部(5)を有するものであって、
袋体の表面(1a)と表面側折り込み片部(10)の面との接する面に表面傾斜シール部(6)を有し、
該表面傾斜シール部(6)は、それぞれの袋体両側部のシール部(3)より袋体内部方向に傾斜して形成したシール部であり、袋体内部での折り返し部位置よりも底部方向の任意位置のそれぞれの袋体両側部のシール部(3)から袋体底部方向に対して形成した傾斜したシール部であって、
袋体の底部の中央部よりも、それぞれの袋体両側部のシール部(3)から形成した表面側傾斜シール部(6)の形成基点(P)である位置よりも袋体のそれぞれの側辺部方向に近い位置の袋体の底部まで形成した表面傾斜シール部(6)であり、
袋体の裏面(1b)と裏面側折り込み片部(11)の面との接する面に裏面傾斜シール部(7)を有し、
この裏面傾斜シール部(7)は、それぞれの袋体両側部のシール部(3)より袋体内部方向に傾斜して形成したシール部であり、
袋体両側部のシール部(3)から形成した裏面傾斜シール部(7)の形成基点(P)である位置よりも底部方向の袋体内部で交差して形成した裏面傾斜シール部(7)であり、
更に該表面傾斜シール部(6)と裏面傾斜シール部(7)によって囲まれた表面側の折り込み片部(10)と裏面側折り込み片部(11)によって袋体内部の底部を形成することを特徴とする自立袋。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
袋体の両側部のシール部(3)と表面傾斜シール部(6)と裏面傾斜シール部(7)のいずれか一以上が一定の幅を有するシール部からなることを特徴とする請求項1記載の自立袋。
【請求項3】
一枚のシート地が単層又は複層の樹脂シートにより形成することを特徴とする請求項1記載の自立袋。
【請求項4】
一枚のシート地が多数層のシートにより形成することを特徴とする請求項1記載の自立袋。
【請求項5】
一枚のシート地が60ミクロンから150ミクロンの樹脂シートからなることを特徴とする請求項1記載の自立袋。
【請求項6】
表面側折り込み片部(10)と裏面側折り込み片部(11)によって形成する袋体内部の底部に孔を有することを特徴とする請求項1記載の自立袋。
【請求項7】
袋体の上部開口部の近傍に取っ手用孔を有することを特徴とする請求項1記載の自立袋。
【請求項8】
表面傾斜シール部(6)と裏面傾斜シール部(7)に形状記憶の線状樹脂材を配設したことを特徴とする請求項1記載の自立袋。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自立可能な自立袋であって、特にブドウなどのように縦状態で収納手出来ると共に収納物に対してクッション性を有する袋体に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
樹脂シートまたはフィルムを用いた袋体であって起立するための角底を有する袋体は、製袋時に側辺から底部にかけて内側に切れ込んで底部側辺部を傾斜状態でシール加工して形成する。
従って底部側辺部を有する袋体の底部は通常略6角形等に形成されて底面を形成し、この部分を用いて起立することができる。
例えばこの角底体を有する袋体として特開平6-312750号(特許文献1)に示す袋体がある。
【0003】
更に角底体を有する先行例としては実登3028300号(特許文献2)や特開2001-301771号(特許文献3)、特開2005-087023号(特許文献4)等多数存在する。
係る袋体は、起立状態で内容物を収納できる。
例えばブドウなどをこの袋体内に収納して展示販売なども可能である。
しかし、このような袋体においては袋体底部が袋体の接地面に接することから、内容物がこの部分で床や載置台等に接するものとなり例えばブドウなどを収納するとブドウ自体が接他面に接してしまい、ブドウの自重で品質が低下してしまうこととなっていた。
【0004】
これに対して本願の発明者が発明した特開2022-104159号(特許文献5)に示す房状果物の包装用袋も存在する。
この袋体内にブドウなどの房状果物を収納することによりブドウが袋の載置面で床等に接することなどを防止した包装が可能となる。
しかしこの袋体においてはブドウを横に寝かせた状態で収納することが必要となると共に袋内の孔内にブドウの柄を挿入して形状記憶樹脂ならなる線状部材を用いて袋体と一体化するものである。
【0005】
従って品質を保持したうえで房状果物例えばブドウ等を包装できる袋体として用いることができるものである。
しかし、この袋体においてもブドウの柄をもって袋体の孔に入れたうえでひねり、形状記憶樹脂ならなる線状部材を丸め込んで袋体内に定置させることができるものであり、袋体内に収納するのにそれぞれ手間を有するものとなっている。
更にブドウは通常縦状に木から枝を垂らした状態にぶら下がって生育するものであり、房の上下の方向が定まっており、この生育状態に近い状態にすることがよりブドウの品質を維持することができるものである。
従いまして袋体内にブドウなどを収納するに際してはこの生育状況により近い状態での収納がより適切なものとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平6-312750号
実登3028300号
特開2001-301771号
特開2005-087023号
特開2022-104159号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
以上の様に、房状果物例えばブドウなどにおいては、通常硬質の樹脂製容器内に入れた状態で店頭において展示販売しているものであるが、どうしても嵩張ると一つずつ容器に入れたうえ、更に樹脂製袋に封入して展示販売することが多用されている。
このように行うことは箱と袋の双方を必要とすると共に手間が多大に係るものであり、コスト高につながってしまう。
従って、包装等に関してより簡素な包装が望まれるものであるとともに、使用原材料の量も極力少なくして、環境によりやさしくすることが望まれていると共に例えばこれらの部材を極力減らすことが必要とされる。
【0008】
そのため樹脂袋で封入して販売することも考えられるが、どうしても例えばブドウの自重で下部のブドウの粒が劣化してしまうという弊害があった。
そこで、係る点を解決するために特許文献5に示す発明が存在する。
しかし、この発明においては袋内にブドウを封入するに際して柄の部分の周囲の袋体を丸め込んで閉じこむことが必要となる。
更にどうしても横置きとなり、最もブドウの品質低下を極力低減させるためには、木で生育している状態により近づけることが必要となる。
そこで、ブドウの自重によるブドウの劣化を低減させると共により生育状態に近い状態としてぶどうの品質劣化を低減させることのできる袋体の提供が望まれるものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
係るために請求項1に係る発明は、一枚のシートを折り込んで表裏面と折り込みからなる底部を有する袋体であって、該袋体の両側部はシール部によって形成するものであり、袋体底部の折り込みは表面側の折り込み片部と裏面側の折り込み片部を有すると共に両者間には折り返し部を有するものであって、袋体の表面と表面側折り込み片部の面との接する面に表面傾斜シール部を有し、該表面傾斜シール部は、それぞれの袋体両側部のシール部より袋体内部方向に傾斜して形成したシール部であり、袋体内部での折り返し部位置よりも底部方向の任意位置のそれぞれの袋体両側部のシール部から袋体底部方向に対して形成した傾斜したシール部であって、袋体の底部の中央部よりも、それぞれの袋体両側部のシール部から形成した表面傾斜シール部の形成基点である位置よりも袋体のそれぞれの側辺部方向に近い位置の袋体の底部まで形成した表面傾斜シール部であり、袋体の裏面と裏面側折り込み片部の面との接する面に裏面傾斜シール部を有し、この裏面傾斜シール部は、それぞれの袋体両側部のシール部より袋体内部方向に傾斜して形成したシール部であり、袋体両側部のシール部から形成した裏面傾斜シール部の形成基点である位置よりも底部方向の袋体内部で交差して形成した裏面傾斜シール部であり、更に該表面傾斜シール部と裏面傾斜シール部によって囲まれた表面側折り込み片部と裏面側折り込み片部によって袋体内部の底部を形成する自立袋である。
係る発明により前記課題を達成できる。
【0010】
またこの場合に請求項2に係る発明のように、袋体の両側部のシール部と表面傾斜シール部と裏面傾斜シール部のいずれか一以上が一定の幅を有するシール部からなる自立袋であり、係る発明でもよい。
或いは請求項3に係る発明のように、一枚のシート地が単層又は複層の樹脂シートにより形成する自立袋であって、係る発明でもよい。
このほか、請求項4に係る発明のように一枚のシート地が多数層のシートにより形成する自立袋を用いてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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