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公開番号
2025076931
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-16
出願番号
2023188907
出願日
2023-11-02
発明の名称
吸収性物品の外装体、及び吸収性物品の外装体の製造方法
出願人
ユニ・チャーム株式会社
代理人
弁理士法人小澤知的財産事務所
主分類
A61F
13/15 20060101AFI20250509BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】止着部が意図しない箇所に止着する不具合を抑制できる吸収性物品の外装体を提供する。
【解決手段】吸収性物品の外装体(1)は、着用者の肌に当接するトップシート(11)、及び着用物品に止着する止着部(15)が付されたバックシート(12)を有する吸収性物品(10)と、吸収性物品の非肌側に配置され、止着部が止着する外装シート(20)と、を有する。使用前の吸収性物品は、吸収性物品の肌側の面を内側にして幅方向に沿う物品折り目(FL10)を基点に折り畳まれている。物品折り目を基点に折り畳まれた折り畳み状態の吸収性物品は、吸収性物品の互いに向かい合う面同士が仮接合部(18)によって仮接合され、使用者に引っ張られることにより前記外装シートと分離する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
着用者の肌に当接するトップシート、及び着用物品に止着する止着部が付されたバックシートを有する吸収性物品と、
前記吸収性物品の非肌側に配置され、前記止着部が止着する外装シートと、を有する吸収性物品の外装体であって、
使用前の吸収性物品は、前記吸収性物品の肌側の面を内側にして幅方向に沿う物品折り目を基点に折り畳まれており、
前記物品折り目を基点に折り畳まれた折り畳み状態の吸収性物品は、前記吸収性物品の互いに向かい合う面同士が仮接合部によって仮接合され、使用者に引っ張られることにより前記外装シートと分離する、吸収性物品の外装体。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記吸収性物品は、前記物品折り目によって折り畳まれていない非折り畳み状態で、前記着用物品に装着される、請求項1に記載の吸収性物品の外装体。
【請求項3】
前記仮接合部のせん断力は、前記止着部と前記外装シートの180°剥離試験の剥離力よりも高い、請求項1に記載の吸収性物品の外装体。
【請求項4】
前記仮接合部のせん断力は、前記止着部と前記外装シートの90°剥離試験の剥離力よりも高い、請求項3に記載の吸収性物品の外装体。
【請求項5】
前記仮接合部は、前記トップシート同士を接合している、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の吸収性物品の外装体。
【請求項6】
前記仮接合部は、前記吸収性物品の互いに向かい合う面を接着剤によって接合しており、
前記接着剤は、一旦剥離した後に、再接合しないように構成されている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の吸収性物品の外装体。
【請求項7】
前記吸収性物品は、前記トップシートの非肌面に当接するセカンドシートを有し、
前記仮接合部は、前記吸収性物品の互いに向かい合う面を接着剤によって接合しており、
前記接着剤は、前記トップシート同士を接合するとともに、前記トップシートと前記セカンドシートを接合しており、
前記トップシート同士のせん断力は、前記トップシートと前記セカンドシートのせん断力よりも低い、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の吸収性物品の外装体。
【請求項8】
前記仮接合部は、前記吸収性物品の面同士が圧着されて接合している、請求項1から請求項4いずれか1項に記載の吸収性物品の外装体。
【請求項9】
前記仮接合部は、前記吸収性物品の向かい合う面に配置された繊維同士が融着されて接合している、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の吸収性物品の外装体。
【請求項10】
前記折り畳み状態において、前記吸収性物品の互いに向かい合う面における前記仮接合部が設けられた接合領域の面積は、前記吸収性物品の互いに向かい合う面における前記仮接合部が設けられてない非接合領域の面積よりも小さい、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吸収性物品の外装体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品と外装シートを有する吸収性物品の外装体に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1及び2には、吸収性物品と外装シートを有する吸収性物品の外装体が開示されている。吸収性物品の非肌面の面に位置するバックシートには、吸収性物品を下着等の着用物品に止着するための止着部が設けられている。特許文献1の止着部は、外装シートとしての剥離シートに止着している。特許文献2の止着部は、外装シートとしての包装シートに止着している。吸収性物品を使用する際に、吸収性物品の止着部を外装シートから剥がし、吸収性物品と外装シートを分離する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-130937号公報
特開2023-118320号公報
【発明の概要】
【0004】
しかし、上述の吸収性物品の外装体は、以下の点で改良の余地があった。
吸収性物品の剛性は、平面方向の全体に亘って一定でない。そのため、吸収性物品を外装シートから剥がす際に、吸収性物品を持つ位置や引っ張る方向によっては、吸収性物品がよれてしまうことがあった。吸収性物品がよれてしまうと、吸収性物品の非肌側の面に設けられた止着部同士がくっつく等、止着部が意図しない箇所に止着し、使用前に吸収性物品が使用できない状態になってしまうことがあった。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、止着部が意図しない箇所に止着する不具合を抑制できる吸収性物品の外装体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様に掛かる吸収性物品の外装体は、着用者の肌に当接するトップシート、及び着用物品に止着する止着部が付されたバックシートを有する吸収性物品と、前記吸収性物品の非肌側に配置され、前記止着部が止着する外装シートと、を有する。使用前の吸収性物品は、前記吸収性物品の肌側の面を内側にして幅方向に沿う物品折り目を基点に折り畳まれている。前記物品折り目を基点に折り畳まれた折り畳み状態の吸収性物品は、前記吸収性物品の互いに向かい合う面同士が仮接合部によって仮接合され、使用者に引っ張られることにより前記外装シートと分離する。
【0007】
一態様に掛かる吸収性物品の外装体の製造方法は、着用者の肌に当接するトップシート、及び着用物品に止着する止着部が付されたバックシートを有する吸収性物品と、前記吸収性物品の非肌側に配置され、前記止着部が止着する外装シートと、を有する吸収性物品の外装体の製造方法である。製造方法は、前記トップシートの非肌側の面に接着剤を付与する接着剤付与工程と、前記接着剤付与工程の後に、前記トップシート同士が向き合うように前記吸収性物品を折り畳む折り工程と、前記折り工程によって折られた前記吸収性物品を押圧し、前記トップシートを通過した前記接着剤によって前記トップシート同士を仮接合する仮接合工程と、を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る外装体を示した図である。図1(a)は、平面図であり、図1(b)は、図1(a)に示すA-A線に沿った模式断面図である。
図2は、展開状態の外装体の肌側から見た平面図である。
図3は、図2に示すB-B線に沿った模式断面図である。
図4は、第1実施形態に係る外装体における吸収性物品と外装シートの分離態様を説明するための図である。
図5は、第2実施形態に係る外装体を示した図である。図5(a)は、平面図であり、図5(b)は、図5(a)に示すC-C線に沿った模式断面図である。
図6は、第3実施形態に係る展開状態の外装体の肌側から見た平面図である。
図7は、物品折り目を基点に折り畳まれた折り畳み状態の外装体の肌側から見た平面図である。
図8は、第3実施形態に係る外装体における吸収性物品と外装シートの分離態様を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(1)実施形態の概要
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
態様1に係る発明は、吸収性物品の外装体である。吸収性物品の外装体は、着用者の肌に当接するトップシート、及び着用物品に止着する止着部が付されたバックシートを有する吸収性物品と、前記吸収性物品の非肌側に配置され、前記止着部が止着する外装シートと、を有する。使用前の吸収性物品は、前記吸収性物品の肌側の面を内側にして幅方向に沿う物品折り目を基点に折り畳まれている。前記物品折り目を基点に折り畳まれた折り畳み状態の吸収性物品は、前記吸収性物品の互いに向かい合う面同士が仮接合部によって仮接合されている。吸収性物品及び外装シートの少なくとも一方が使用者に引っ張られることにより、外装シートと吸収性物品が分離する。使用者は、折り畳み状態の前記吸収性物品を引っ張ることにより、外装シートと吸収性物品を分離する。折り畳み状態の吸収性物品は、吸収性物品の互いに向かい合う面同士が仮接合部によって仮接合されている。そのため、吸収性物品と外装シートを分離する際に、仮接合された領域を一体化した状態で吸収性物品を移動できる。仮接合された領域は、仮接合されていない状態よりも、一体化しているため剛性が高く、よれ難い。よって、外装シートと吸収性物品を分離する際に吸収性物品がよれることを抑制し、吸収性物品の使用前に止着部が意図しない箇所に止着することを抑制でき、使用前に吸収性物品が使用できない状態になる不具合を抑制できる。また、仮接合された領域は、剛性が高くなり、吸収性物品を引っ張る力をかけた際に、当該力を伝達し易い。よって、仮接合された領域が設けられていることで、吸収性物品を外装シートから円滑に分離できる。加えて、吸収性物品と外装シートを分離する際に、仮接合された領域の存在によって吸収性物品側の剛性が高くなる。外装シートを剥がす際に、剥がす相手側である吸収性物品の剛性を高くすることで、引き剥がす力をかけ続け易く、円滑に分離操作を行うことができる。
【0010】
好ましい態様によれば、態様2に係る発明は、態様1に係る発明において、以下の特徴を有してよい。前記吸収性物品は、前記物品折り目によって折り畳まれていない非折り畳み状態で、着用物品に装着される。吸収性物品は、外装シートと分離する際は、折り畳み状態であって、仮接合部によって仮接合されている。よって、吸収性物品のよれを抑制しつつ吸収性物品を外装シートから分離できる。そして、吸収性物品は、非折り畳み状態で着用物品に装着されるため、装着時には、吸収性物品同士が重なること及び仮接合部があることによる違和感を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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