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公開番号
2025076174
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187967
出願日
2023-11-01
発明の名称
金属部材及び、金属部材の製造方法
出願人
JX金属株式会社
代理人
アクシス国際弁理士法人
主分類
H01R
43/16 20060101AFI20250508BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】切欠き部の近傍の側壁へのバリの発生や、後のインサート成形での切欠き部での樹脂漏れを有効に抑制することができる金属部材及び、金属部材の製造方法を提供する。
【解決手段】金属部材1であって、平坦部4aを有する底壁4及び前記底壁4の周りの側壁5を含む凹部2と、前記凹部2の周囲に前記側壁5に連なって設けられた周縁部3と、前記凹部2の周囲の一部に、前記周縁部3から前記側壁5にかけて前記底壁4に至る手前まで形成された切欠き部6とを有し、前記凹部2の深さ方向に沿って前記切欠き部6を含む平面で切断した断面にて、前記深さ方向で、前記底壁4の前記平坦部4aでの外面から、前記切欠き部6の切欠き面6aの幅方向外端点Peまでの高さHeと、前記切欠き面6aの幅方向内端点Piまでの高さHiとの差が、10μm以下である。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
金属部材であって、
平坦部を有する底壁及び前記底壁の周りの側壁を含む凹部と、前記凹部の周囲に前記側壁に連なって設けられた周縁部と、前記凹部の周囲の一部に、前記周縁部から前記側壁にかけて前記底壁に至る手前まで形成された切欠き部とを有し、
前記凹部の深さ方向に沿って前記切欠き部を含む平面で切断した断面にて、前記深さ方向で、前記底壁の前記平坦部での外面から、前記切欠き部の切欠き面の幅方向外端点までの高さと、前記切欠き面の幅方向内端点までの高さとの差が、10μm以下である金属部材。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記深さ方向に沿う断面で、前記深さ方向で、前記底壁の前記平坦部での外面から前記周縁部の表面までの高さが、1.0mm以下である請求項1に記載の金属部材。
【請求項3】
Cu又はCu合金製である請求項1又は2に記載の金属部材。
【請求項4】
Ni及びSiを含有するCu合金製である請求項3に記載の金属部材。
【請求項5】
少なくとも一部に形成されたNiめっき層を有する請求項1又は2に記載の金属部材。
【請求項6】
前記Niめっき層上の少なくとも一部に形成されたAuめっき層を有する請求項5に記載の金属部材。
【請求項7】
前記側壁の外側面において、前記底壁側の領域及び前記周縁部側の領域のうち、前記底壁側の領域に形成された絞り痕を有する請求項1又は2に記載の金属部材。
【請求項8】
前記凹部の深さ方向に沿って前記切欠き部を含む平面で切断した断面にて、前記側壁から幅方向外側に突出する方向のバリ高さが、10μm以下である請求項1又は2に記載の金属部材。
【請求項9】
基板対基板用コネクタに用いられる請求項1又は2に記載の金属部材。
【請求項10】
平坦部を有する底壁及び前記底壁の周りの側壁を含む凹部と、前記凹部の周囲に前記側壁に連なって設けられた周縁部と、前記凹部の周囲の一部に、前記周縁部から前記側壁にかけて前記底壁に至る手前まで形成された切欠き部とを有する金属部材を製造する方法であって、
板状の金属材料に絞り加工を施して前記金属材料に前記凹部を形成し、前記凹部及び前記周縁部を有する凹部付き金属材料を得る絞り工程と、パンチにより、前記凹部付き金属材料の前記切欠き部を形成しようとする切欠き形成領域を打ち抜く打抜き工程とを含み、
前記打抜き工程で、
前記パンチとして、前記平坦部に直交する方向に対し、前記凹部の前記底壁側に近づくに従って前記側壁から離れる向きに傾斜する当接面を有するパンチを使用し、
少なくとも一部が前記凹部内に位置する前記パンチを、前記平坦部と平行な方向で側方にスライドさせ、前記当接面を前記切欠き形成領域に当接させ、該切欠き形成領域を打ち抜く、金属部材の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この明細書は、金属部材及び、金属部材の製造方法について記載したものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
たとえば基板対基板用のプラグコネクタ等のコネクタでは、それが用いられる電子機器の小型化が進むに伴い、より小型ないし低背型のものが求められる状況にある。
【0003】
このような状況の下、コネクタは、更なる小型化及び低背型化を実現しようとすれば、対をなす相手側コネクタ(リセプタクルコネクタ等)との嵌合時に位置ずれが生じる可能性が高まり、それに起因して、特にコネクタの樹脂部材等が変形し又は破損しやすくなる。
【0004】
これに関連して、コネクタの長手方向の両端部のそれぞれに、補強金具を設けることがある(たとえば特許文献1参照)。補強金具を設けることにより、上述したようなコネクタの樹脂部分の変形ないし破損が抑制される他、両端部での電気的接続が可能になり、相手側コネクタとの嵌合状態が良好に維持され得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-79684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したような補強金具には、底壁及び側壁を含む凹部と、その凹部の周囲に側壁と連なって設けられた周縁部とを有する金属部材が使用され得る。かかる金属部材では、凹部の周囲の一部に、周縁部から側壁にかけて底壁に至る手前までの領域にわたる切欠き部を形成し、この切欠き部を、その後のインサート成形での溶融状態の樹脂の流路等として用いる場合がある。
【0007】
しかるに、金属部材への上記の切欠き部の形成に、通常のパンチによる打抜き加工を採用したときは、切欠き部の近傍の側壁にバリが生じ、またインサート成形時に切欠き部で樹脂が漏れることがあった。
【0008】
この明細書では、切欠き部の近傍の側壁へのバリの発生や、後のインサート成形での切欠き部での樹脂漏れを有効に抑制することができる金属部材及び、金属部材の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この明細書で開示する金属部材は、平坦部を有する底壁及び前記底壁の周りの側壁を含む凹部と、前記凹部の周囲に前記側壁に連なって設けられた周縁部と、前記凹部の周囲の一部に、前記周縁部から前記側壁にかけて前記底壁に至る手前まで形成された切欠き部とを有し、前記凹部の深さ方向に沿って前記切欠き部を含む平面で切断した断面にて、前記深さ方向で、前記底壁の前記平坦部での外面から、前記切欠き部の切欠き面の幅方向外端点までの高さと、前記切欠き面の幅方向内端点までの高さとの差が、10μm以下であるというものである。
【0010】
この明細書で開示する金属部材の製造方法は、平坦部を有する底壁及び前記底壁の周りの側壁を含む凹部と、前記凹部の周囲に前記側壁に連なって設けられた周縁部と、前記凹部の周囲の一部に、前記周縁部から前記側壁にかけて前記底壁に至る手前まで形成された切欠き部とを有する金属部材を製造する方法であって、板状の金属材料に絞り加工を施して前記金属材料に前記凹部を形成し、前記凹部及び前記周縁部を有する凹部付き金属材料を得る絞り工程と、パンチにより、前記凹部付き金属材料の前記切欠き部を形成しようとする切欠き形成領域を打ち抜く打抜き工程とを含み、前記打抜き工程で、前記パンチとして、前記平坦部に直交する方向に対し、前記凹部の前記底壁側に近づくに従って前記側壁から離れる向きに傾斜する当接面を有するパンチを使用し、少なくとも一部が前記凹部内に位置する前記パンチを、前記平坦部と平行な方向で側方にスライドさせ、前記当接面を前記切欠き形成領域に当接させ、該切欠き形成領域を打ち抜くというものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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