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公開番号2025074761
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185784
出願日2023-10-30
発明の名称ヘルメットおよび後頭部側固定部材
出願人美津濃株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類A42B 3/14 20060101AFI20250507BHJP(頭部に着用するもの)
要約【課題】フィット感が向上したヘルメットを提供する。
【解決手段】ヘルメット100aは、外殻1と、後頭部側固定部材5とを備える。外殻1の開口部13に対して垂直な方向をZ方向、Z方向に対して垂直な方向をX方向、Z方向およびX方向に対して垂直な方向をY方向とする。内周面12は、頭頂面12Tと、一対の側頭面12R,12Lとを有する。後頭部側固定部材5は、一対の側頭点5c1,5c2と、一対の頸点5b1,5b2と、分岐点5aとを有する。一対の側頭点5c1,5c2は、一対の側頭面12R,12Lに各々が配置されている。一対の頸点5b1,5b2は、一対の側頭点5c1,5c2に挟まれた位置に配置されている。分岐点5aは、一対の頸点5b1,5b2に挟まれた位置に配置されている。分岐点5aは、一対の側頭点5c1,5c2から見てZ方向において頭頂面12Tが配置されている領域に配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内周面と、前記内周面に連なる開口部とを有する外殻と、
後頭部側固定部材とを備え、
前記開口部に対して垂直な方向をZ方向とし、
前記Z方向に対して垂直な方向をX方向とし、
前記Z方向および前記X方向に対して垂直な方向をY方向とすると、
前記内周面は、前記Z方向に向かって凹状となっており、
前記内周面は、前記開口部から最も離れた位置に配置されている頭頂面と、前記X方向において前記頭頂面を挟むように配置された一対の側頭面とを有し、
前記後頭部側固定部材は、一対の前記側頭面に各々が配置された一対の側頭点と、前記X方向において一対の前記側頭点に挟まれた位置に配置されている一対の頸点と、前記X方向において一対の前記頸点に挟まれた位置に配置されている分岐点とを有し、
前記分岐点は、一対の前記頸点から見て前記Y方向において一対の前記側頭点が配置されている領域に配置されており、
前記分岐点は、一対の前記側頭点から見て前記Z方向において前記頭頂面が配置されている領域に配置されており、
一対の前記側頭点の各々は、前記頸点に第1可撓部を介して接続されており、
一対の前記頸点の各々は、前記分岐点に第2可撓部を介して接続されている、ヘルメット。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記後頭部側固定部材を展開した場合に、
前記分岐点を原点として、一方の前記頸点から他方の前記頸点までの鋭角が、35°以上55°以下であり、
前記分岐点から前記頸点までの距離が90mm以上180mm以下である、請求項1に記載のヘルメット。
【請求項3】
前記後頭部側固定部材を展開した場合に、
前記頸点から前記分岐点に伸びる方向をx

方向とし、
前記x

方向に対して垂直な方向をy

方向とすると、
前記y

方向における、前記頸点から前記側頭点までの距離は、90mm以上140mm以下であり、
前記x

方向における、前記頸点から前記側頭点までの距離は、30mm以上60mm以下である、請求項1または請求項2に記載のヘルメット。
【請求項4】
前記後頭部側固定部材を展開した場合に、
前記頸点から前記側頭点までの距離は、95mm以上152mm以下である、請求項1または請求項2に記載のヘルメット。
【請求項5】
前記後頭部側固定部材は、長さ調節機構部を有し、
一対の前記頸点は互いに前記長さ調節機構部によって接続されている、請求項1または請求項2に記載のヘルメット。
【請求項6】
前記長さ調節機構部は、弾性体である、請求項5に記載のヘルメット。
【請求項7】
前記後頭部側固定部材を展開した場合に、
前記頸点から前記分岐点に伸びる方向をx

方向とし、
前記後頭部側固定部材は、一対の最下線を有し、
前記最下線は、前記分岐点から見て前記x

方向において前記頸点側に配置され、かつ前記分岐点から前記x

方向において最も離れており、
一対の前記頸点が互いに近接した場合、一対の前記最下線が互いに交差し得る、請求項1または請求項2に記載のヘルメット。
【請求項8】
前記後頭部側固定部材は、固定点を有し、
前記固定点は、前記分岐点から見て前記Z方向において一対の前記頸点が配置されている領域の反対側の領域に配置されており、
前記固定点は、前記分岐点から見て前記Y方向において一対の前記頸点が配置されている領域の反対側の領域に配置されている、請求項1または請求項2に記載のヘルメット。
【請求項9】
一対の前記頸点は、前記側頭点から見て前記Z方向において、前記分岐点が配置されている領域の反対側の領域に配置されている、請求項1または請求項2に記載のヘルメット。
【請求項10】
ヘルメットの外殻の内周面に接続され得る後頭部側固定部材であって、
一対の側頭点と、
一対の頸点と、
分岐点と、
一対の前記側頭点の各々と前記頸点とを接続する第1可撓部と、
一対の前記頸点の各々と前記分岐点とを接続する第2可撓部とを備え、
一方の前記側頭点から他方の前記側頭点が配置されている方向をx

方向とし、
前記x

方向に対して垂直な方向をy

方向とすると、
一対の前記頸点は、前記x

方向において一対の前記側頭点に挟まれた位置に配置されており、
前記分岐点は、前記x

方向において一対の前記頸点に挟まれた位置に配置されており、
前記分岐点は、一対の前記頸点から見て前記y

方向において一対の前記側頭点が配置されている領域に配置されている、後頭部側固定部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、ヘルメットおよび後頭部側固定部材に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ヘルメットにおけるフィット感を向上するための工夫がなされている(例えば、国際公開第2005/000056号公報参照)。国際公開第2005/000056号公報では、ベース部分および伸縮性材料を含むヘルメットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2005/000056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、装着者の頭部の動きに伴い、ヘルメットが頭部の動きに追従しない恐れがある。そのため、当該ヘルメットにおけるフィット感に改善の余地がある。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するために成されたものであり、この発明の目的は、フィット感が向上したヘルメットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従ったヘルメットは、外殻と、後頭部側固定部材とを備える。外殻は、内周面と、開口部とを有する。開口部は、内周面に連なる。開口部に対して垂直な方向をZ方向とする。Z方向に対して垂直な方向をX方向とする。Z方向およびX方向に対して垂直な方向をY方向とする。内周面は、Z方向に向かって凹状となっている。内周面は、頭頂面と、一対の側頭面とを有する。頭頂面は、開口部から最も離れた位置に配置されている。一対の側頭面は、X方向において頭頂面を挟むように配置されている。後頭部側固定部材は、一対の側頭点と、一対の頸点と、分岐点とを有する。一対の側頭点は、一対の側頭面に各々が配置されている。一対の頸点は、X方向において一対の側頭点に挟まれた位置に配置されている。分岐点は、X方向において一対の頸点に挟まれた位置に配置されている。分岐点は、一対の頸点から見てY方向において一対の側頭点が配置されている領域に配置されている。分岐点は、一対の側頭点から見てZ方向において頭頂面が配置されている領域に配置されている。一対の側頭点の各々は、頸点に第1可撓部を介して接続されている。一対の頸点の各々は、分岐点に第2可撓部を介して接続されている。
【0007】
本開示に従った後頭部側固定部材は、ヘルメットの外殻の内周面に接続され得る。後頭部側固定部材は、一対の側頭点と、一対の頸点と、分岐点と、第1可撓部と、第2可撓部とを備える。第1可撓部は、一対の側頭点の各々と頸点とを接続する。第2可撓部は、一対の頸点の各々と分岐点とを接続する。一方の側頭点から他方の側頭点が配置されている方向をx

方向とする。x

方向に対して垂直な方向をy

方向とする。一対の頸点は、x

方向において一対の側頭点に挟まれた位置に配置されている。分岐点は、x

方向において一対の頸点に挟まれた位置に配置されている。分岐点は、一対の頸点から見てy

方向において一対の側頭点が配置されている領域に配置されている。
【発明の効果】
【0008】
上記によれば、フィット感が向上したヘルメットを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係るヘルメットの概略斜視図である。
実施の形態1に係るヘルメットの概略底面図である。
実施の形態1に係るヘルメットの概略側面図である。
実施の形態1に係るヘルメットの内周面と後頭部側固定部材との位置関係を示す概略底面図である。
実施の形態1に係るヘルメットの内周面と後頭部側固定部材との位置関係を示す概略側面図である。
実施の形態1に係るヘルメットにおける後頭部側固定部材の概略展開図である。
実施の形態1に係るヘルメットの長さ調節機構部の長さが最小の場合における概略背面図である。
実施の形態1に係るヘルメットの長さ調節機構部の長さが最小の場合における概略底面図である。
実施の形態1に係るヘルメットの長さ調節機構部の長さが最大の場合における概略背面図である。
実施の形態1に係るヘルメットの長さ調節機構部の長さが最大の場合における概略底面図である。
実施の形態1に係るヘルメットが装着された場合の概略背面図である。
実施の形態2に係るヘルメットの概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、特に言及しない限り、以下の図面において同一または対応する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

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