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公開番号2025074183
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2025030903
出願日2025-02-28
発明の名称巻糸装置
出願人TMT神津株式会社
代理人個人,個人
主分類B65H 57/14 20060101AFI20250502BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 本発明は、細長い偏平な糸条テープと離型テープの幅方向の位置を合わせながら厚み方向に重ね合わせることができる巻糸装置を提供することを目的とする。
【解決手段】スピンドル2に巻き取られる糸条テープLを幅方向に位置決めしながら案内する第1のガイド機構31と、スピンドル2に巻き取られる離型テープRを幅方向に位置決めしながら案内する第2のガイド機構32と、糸条テープLと離型テープRを重ね合わせながら案内する第3のガイド機構33とを備え、糸条テープLの経路に沿って第1のガイド機構31、第3のガイド機構33および第2のガイド機構32の順に上から配置される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
細長い偏平な糸条テープと離型テープを重ね合わせながら巻き取ることによりパッケージを形成する巻糸装置であって、
厚み方向に重ね合わされた糸条テープと離型テープを軸回転により巻き取るスピンドルと、
前記スピンドルに巻き取られる糸条テープを幅方向に位置決めしながら案内する第1のガイド機構と、
前記スピンドルに巻き取られる離型テープを幅方向に位置決めしながら案内する第2のガイド機構と、
糸条テープと離型テープを重ね合わせながら案内する第3のガイド機構とを備えることを特徴とする巻糸装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1のガイド機構は、糸条テープの幅方向の両側端部の外側において、糸条テープの平面方向に交差する方向に延びる態様で配置された一対の第1のローラからなり、該一対の第1のローラの対向する周面の間において糸条テープを幅方向に位置決めしながら案内する請求項1に記載の巻糸装置。
【請求項3】
前記第2のガイド機構は、離型テープの送り方向に交差し、かつ離型テープの平面方向に延びる態様で配置された第2のローラからなり、該第2のローラの周面に形成された凹部において糸条テープを幅方向に位置決めしながら案内する請求項1に記載の巻糸装置。
【請求項4】
前記第3のガイド機構は、糸条テープおよび離型テープの送り方向に交差し、かつ糸条テープおよび離型テープの平面方向に延びる態様で配置された第3のローラからなり、該第3のローラの周面において糸条テープと離型テープを重ね合わせる請求項1に記載の巻糸装置。
【請求項5】
前記第1のガイド機構は、前記パッケージと所定距離を隔てた態様で前記スピンドルの近傍位置に配置され、
前記第2のガイド機構は、前記第1のガイド機構と前記パッケージの間の高さ位置に配置され、
前記第3のガイド機構は、前記第1のガイド機構と前記第2のガイド機構の間の高さ位置に配置され、
前記第3のガイド機構において、前記第1のガイド機構から送られてきた糸条テープと、前記第2のガイド機構に送られる離型テープとを重ね合わせながら案内する請求項1に記載の巻糸装置。
【請求項6】
前記第1のガイド機構、前記第2のガイド機構および前記第3のガイド機構は、一体的なユニットとして構成されている請求項5に記載の巻糸装置。
【請求項7】
前記第1のガイド機構、前記第2のガイド機構および前記第3のガイド機構は、前記スピンドルの軸回転により糸条テープおよび離型テープが巻き取られることにより前記パッケージの巻き径が大きくなるのに従って、配置構成を維持しながらパッケージから直線的に離間する方向に移動する請求項6に記載の巻糸装置。
【請求項8】
前記スピンドルは、基台に対して軸方向に沿って往復移動することにより、前記第3のガイド機構により重ね合わされた糸条テープおよび離型テープを綾振りしながら巻き取る請求項1に記載の巻糸装置。
【請求項9】
前記第1のガイド機構の近傍位置において、周面が該第1のガイド機構に送られる糸条テープの表面に当接することにより糸条テープの走行を安定させる第1の補助ローラが設けられている請求項5に記載の巻糸装置。
【請求項10】
前記第3のガイド機構の近傍位置において、周面が該第3のガイド機構に送られる離型テープの表面に当接することにより離型テープの走行を安定させる第2の補助ローラが設けられている請求項5に記載の巻糸装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、細長い偏平な糸条テープと離型テープを重ね合わせながら巻き取ることによりパッケージを形成する巻糸装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、炭素繊維が束になった細長い偏平な糸条テープをスピンドルの軸回転により綾振りながら巻き取ることによりパッケージを形成する巻糸装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ところで、樹脂含侵された炭素繊維は粘着性があり、上述のように重ねて巻き取ると互いに張り付くという問題があった。このような問題を解決する手段として、糸条テープと離型テープを厚み方向に重ね合わせながら巻き取る方法が考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-28767号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このように糸条テープと離型テープを厚み方向に重ね合わせながら巻き取る場合、糸条テープと離型テープの幅方向の位置を合わせる必要があるが、炭素テープと離型テープの幅方向の位置を合わせながら厚み方向に重ね合わせる装置が従前より提案されてこなかった。なお、このような事は炭素繊維からなる糸条テープに限定されるものではなく、その他の細長い偏平な糸条テープにも同様に生じるものである。
【0006】
本発明は、上述の技術的課題に鑑みてなされたものであり、細長い偏平な糸条テープと離型テープの幅方向の位置を合わせながら厚み方向に重ね合わせることができる巻糸装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成するために、細長い偏平な糸条テープと離型テープを重ね合わせながら巻き取ることによりパッケージを形成する巻糸装置であって、厚み方向に重ね合わされた糸条テープと離型テープを軸回転により巻き取るスピンドルと、前記スピンドルに巻き取られる糸条テープを幅方向に位置決めしながら案内する第1のガイド機構と、前記スピンドルに巻き取られる離型テープを幅方向に位置決めしながら案内する第2のガイド機構と、糸条テープと離型テープを重ね合わせながら案内する第3のガイド機構とを備えることを特徴とする。
【0008】
これによれば、第1のガイド機構により糸条テープを幅方向に位置決めしながら案内する一方、第2のガイド機構により離型テープを幅方向に位置決めしながら案内するとともに、第3のガイド機構により糸条テープと離型テープを重ね合わせながら案内するため、糸条テープと離型テープをスピンドルに巻き取る際、糸条テープと離型テープの幅方向の位置を合わせながら厚み方向に重ね合わせることができる。
【0009】
また、前記第1のガイド機構は、糸条テープの幅方向の両側端部の外側において、糸条テープの平面方向に交差する方向に延びる態様で配置された一対の第1のローラからなり、該一対の第1のローラの対向する周面の間において糸条テープを幅方向に位置決めしながら案内してもよい。これによれば、簡易な構成にして糸条テープを幅方向に位置決めしながら確実に案内することができる。
【0010】
また、前記第2のガイド機構は、離型テープの送り方向に交差し、かつ離型テープの平面方向に延びる態様で配置された第2のローラからなり、該第2のローラの周面に形成された凹部において糸条テープを幅方向に位置決めしながら案内してもよい。これによれば、簡易な構成にして離型テープを幅方向に位置決めしながら確実に案内することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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