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公開番号
2025072771
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-12
出願番号
2023183079
出願日
2023-10-25
発明の名称
田植機
出願人
ヤンマーホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A01C
11/02 20060101AFI20250501BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】植付機構の異常振動を抑制すると共に、走行速度の制限を緩和して、所望の植付作業を実現して作業効率を向上することができる田植機を提供する。
【解決手段】
田植機1は、走行機体2と、回転することで苗の植付を行う植付機構32と、植付機構32に向けて動力を伝達するエンジン11と、走行機体2の走行速度に連動して、エンジン11からの動力を不等速な動力にして植付機構32へと伝達する伝達機構20と、を備える。伝達機構20は、エンジン11からの動力を不等速な動力にする不等速部材として第1ベベルギヤ39及び第2ベベルギヤ40と、伝達機構20による動力の伝達を断接するクラッチ50と、を有する。クラッチ50は、動力伝達方向において不等速部材よりも上流側に配置される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
走行部と、
回転することで苗の植付を行う植付機構と、
前記植付機構に向けて動力を伝達する駆動源と、
前記走行部の走行速度に連動して、前記駆動源からの動力を不等速な動力にして前記植付機構へと伝達する伝達機構と、を備え、
前記伝達機構は、前記駆動源からの動力を不等速な動力にする不等速部材と、前記伝達機構による動力の伝達を断接するクラッチと、を有し、
前記クラッチは、動力伝達方向において前記不等速部材よりも上流側に配置されることを特徴とする田植機。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記植付機構は、複数の植付ユニットのそれぞれに回転可能に支持され、
前記複数の植付ユニットは、それぞれ前記不等速部材及び前記クラッチを有することを特徴とする請求項1に記載の田植機。
【請求項3】
前記植付ユニットは、所定の延在方向に延在する縦ケースを有し、
前記クラッチは、前記縦ケースに配置されることを特徴とする請求項2に記載の田植機。
【請求項4】
前記クラッチは、前記縦ケースの内部に配置されるクラッチ本体部と、クラッチ作動機構と、を有し、
前記クラッチ本体部は、前記延在方向に移動して動力の伝達と断接とを切り換え、
前記クラッチ作動機構は、前記クラッチ本体部に対して挿抜されるピンと、前記ピンの挿抜を操作するように回動可能なピンアームと、前記ピンアームの回動を操作するように回動可能なワイヤーアームと、前記ワイヤーアームの回動を操作するワイヤーと、を有し、
前記ピン及び前記ピンアームの連結位置と、前記ワイヤーアームを軸支する第2回動軸と、前記ピンアームを軸支する第1回動軸とが、前記延在方向に並んで設けられることを特徴とする請求項3に記載の田植機。
【請求項5】
前記ピンアームは、前記連結位置と前記第1回動軸との間に凹部を有し、
前記凹部は、前記ピンアームが前記ピンを前記クラッチ本体部に挿入させるときに、前記ワイヤーアームの前記第2回動軸に対応する位置に設けられることを特徴とする請求項4に記載の田植機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転することで苗の植付を行う植付機構を備えた田植機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、田植機は、苗の植付を行う植付機構と、植付機構に向けて動力を伝達する駆動源と、駆動源からの動力を不等速な動力にして植付機構へと伝達する伝達機構とを備えている。伝達機構は、駆動源からの動力を不等速な動力にする不等速ベベルギヤ等の不等速部材を備え、不等速な動力によって植付機構の回転を加減速する。また、伝達機構は、植付機構への動力の伝達を断接するクラッチを備えている。
【0003】
例えば、特許文献1に開示される田植機は、走行機体に搭載したエンジンからの動力を変速するミッションケースと、非円形の動作軌跡を描く植付爪付きの移植機構を有する苗植付装置と、走行機体の走行速度に対する移植機構の動作速度を変速して株間を変更する株間変速装置とを備える。この田植機では、移植機構に不等速回転動力を伝達する不等速部材が、株間変速装置側の上流不等速部材と苗植付装置側の下流不等速部材とに分けて設けられている。下流不等速部材である下流不等速従動ベベルギヤは、植付中心軸に相対回転可能に嵌まっていて、条止めクラッチを有している。条止めクラッチは通常、下流不等速従動ベベルギヤに噛み合う状態に押されていて、操作されることで、下流不等速従動ベベルギヤから離反し、植付中心軸への動力が遮断される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-192458号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
田植機では、植付機構に動力を伝達する伝達構造は、各部品を連結して構成されるところ、伝達構造を組み立てる際に部品間にガタが存在することで、所定速度以上で動作させる場合に振動が発生してしまうことがある。特に、田植機では、駆動源からの動力が植付機構を不等速回転させているので、植付機構におけるクラッチのガタが不等速部材よりも動力伝達方向の下流側に設けられると、そのガタの影響で不等速位相を正確に植付機構に伝達できなくなる。また、植付回転速度が速くなると、そのガタの影響で植付機構の異常振動が発生し、所望の植付軌跡が得られずに、所望の植付作業ができなくなる。そのため、植付機構の不等速回転の作業設定では、植付機構の異常振動が発生しない程度に不等速回転速度や走行速度を制限する必要がある。
【0006】
本発明は、植付機構の異常振動の発生を抑制すると共に、走行速度の制限を緩和して、所望の植付作業を実現して作業効率を向上することができる田植機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の田植機は、走行部と、回転することで苗の植付を行う植付機構と、前記植付機構に向けて動力を伝達する駆動源と、前記走行部の走行速度に連動して、前記駆動源からの動力を不等速な動力にして前記植付機構へと伝達する伝達機構と、を備え、前記伝達機構は、前記駆動源からの動力を不等速な動力にする不等速部材と、前記伝達機構による動力の伝達を断接するクラッチと、を有し、前記クラッチは、動力伝達方向において前記不等速部材よりも上流側に配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、植付機構の異常振動の発生を抑制すると共に、走行速度の制限を緩和して、所望の植付作業を実現して作業効率を向上することができる田植機を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る田植機を示す左側面図である。
本発明の実施形態に係る田植機における植付作業機の一部を示す上面図である。
本発明の実施形態に係る田植機における植付ユニットを示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る田植機における縦ケースを上方から示す断面図である。
本発明の実施形態に係る田植機における縦ケースを側方から示す断面図である。
本発明の実施形態に係る田植機における縦ケースの蓋部を開放した状態を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る田植機におけるクラッチ作動機構を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態である田植機1について図面を参照して説明する。図1に示すように、田植機1は、走行機体2(走行部)と、走行機体2の後部に取り付けられる植付作業機3とを備え、走行機体2によって走行しながら植付作業機3によって苗の植付作業を行うように構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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