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公開番号2025071610
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2023181922
出願日2023-10-23
発明の名称環状オレフィン共重合体の製造方法
出願人ポリプラスチックス株式会社
代理人個人,個人
主分類C08F 232/04 20060101AFI20250428BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明の課題は、ポリエチレン様の不純物の生成を抑制できる、環状オレフィン共重合体の製造方法を提供することである。
【解決手段】本発明は、環状オレフィン共重合体の製造方法であって、前記製造方法が、ノルボルネン単量体と、エチレンとを付加重合させることを含み、前記付加重合が、ボレート化合物、アルキルアルミニウム、及び触媒の存在下で、所定の条件で行われる、製造方法を提供する。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
環状オレフィン共重合体の製造方法であって、
前記製造方法が、ノルボルネン単量体と、エチレンとを付加重合させることを含み、
前記付加重合が、ボレート化合物、アルキルアルミニウム、及び触媒の存在下で行われ、
前記ボレート化合物が、含ホウ素アニオンと、含窒素カチオンとからなる塩であり、
前記付加重合の温度条件が、90℃超であり、
前記含窒素カチオンを構成する第三級アミンの共役酸の酸解離定数(pKa)が、5.0超であり、
前記触媒に対する前記ボレート化合物の仕込み量(モル比)が、1.0~1.7である、
製造方法。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記含ホウ素アニオンが、テトラアリールホウ素アニオンであり、
前記含窒素カチオンが、第三級アンモニウムカチオンである、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記第三級アンモニウムカチオンが、炭素数6~20の脂肪族炭化水素基を有する、請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記第三級アンモニウムカチオンが、ジデシルメチルアンモニウムイオンである、請求項3に記載の製造方法。
【請求項5】
前記アルキルアルミニウムが、トリイソブチルアルミニウム、トリメチルアルミニウム、及びオクチルアルミニウムからなる群から選択される1以上である、請求項1~4のいずれか1項に記載の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、環状オレフィン共重合体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
環状オレフィン共重合体は、高透明性等を有し、光学材料等の幅広い分野で利用されている樹脂である。
【0003】
環状オレフィン共重合体の製造方法としては、触媒や助触媒(ボレート化合物等)の存在下で各種モノマーを付加重合させる方法等が知られる(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/204187号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
他方で、本発明者らは、環状オレフィン共重合体の製造方法において、特にノルボルネン単量体とエチレンとの付加重合の反応過程で、重合温度が90℃を超えるとポリエチレン様の不純物が生成しやすく、該不純物が環状オレフィン共重合体の透明性を損ない得るという新規な課題を見出した。
【0006】
本発明は以上の実情に鑑みてなされたものであり、ポリエチレン様の不純物の生成を抑制できる、環状オレフィン共重合体の製造方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、ノルボルネン単量体とエチレンとの付加重合において、特定のボレート化合物を所定量用いることで上記課題を解決できる点を見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は以下を提供する。
【0008】
(1) 環状オレフィン共重合体の製造方法であって、
前記製造方法が、ノルボルネン単量体と、エチレンとを付加重合させることを含み、
前記付加重合が、ボレート化合物、アルキルアルミニウム、及び触媒の存在下で行われ、
前記ボレート化合物が、含ホウ素アニオンと、含窒素カチオンとからなる塩であり、
前記付加重合の温度条件が、90℃超であり、
前記含窒素カチオンを構成する第三級アミンの共役酸の酸解離定数(pKa)が、5.0超であり、
前記触媒に対する前記ボレート化合物の仕込み量(モル比)が、1.0~1.7である、
製造方法。
【0009】
(2) 前記含ホウ素アニオンが、テトラアリールホウ素アニオンであり、
前記含窒素カチオンが、第三級アンモニウムカチオンである、(1)に記載の製造方法。
【0010】
(3) 前記第三級アンモニウムカチオンが、炭素数6~20の脂肪族炭化水素基を有する、(2)に記載の製造方法。
(【0011】以降は省略されています)

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