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公開番号2025071213
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2025025263,2020085294
出願日2025-02-19,2020-05-14
発明の名称筆記具
出願人三菱鉛筆株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B43K 8/02 20060101AFI20250424BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】 インク流出性を損なうことなく、ペン先全体に対する筆記方向を視認することができる視認部の有効面積を最大にしたペン先を有する筆記具を提供する。
【解決手段】
筆記具本体10から供給されるインクを誘導し、かつ筆記方向を視認することができる視認部を有するペン先20を備え、該ペン先20は、少なくとも視認部を有する保持体40と、外形がU字状又はL字状の筆記芯30を保持体40に装着する筆記部25とを有する筆記具Aであって、前記筆記芯30の保持体40側面と当接する部分を断面矩形形状とすることを特徴とする筆記具。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
明細書に記載の発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、筆記方向を視認することができるペン先を有する筆記具に関し、更に詳しくは、インク流出性を損なうことなく、ペン先全体に対する筆記方向を視認することができる視認部の有効面積を最大にしたペン先を有する筆記具に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ペイントマーカー、アンダーラインマーカー等と称される筆記具のペン先は、幅広のペン芯を備えることにより幅広の線引きを可能にしたものであって、マーキングの視認性や作業性に優れているため幅広く使用されている。
ラインマーカー等の筆記具におけるペン先は、一般に合成樹脂繊維等を棒状等に集束したものや、高分子の焼結体などの多孔質部材に毛細管作用を付与し、これにより筆記具本体となる軸体から供給されるインクをペン先に導出することにより筆記可能としたものである。
【0003】
また、蛍光インクを筆記具本体となる軸体内に収容した筆記具の普及にともない、幅広の線引きを可能とした多くの構造、形状のペン先を用いた筆記具が市販されたことにより、使用者の用途に筆記具の広い選択が可能となり、その作業性も快適なものとなっている。
【0004】
本出願人は、筆記具本体となる軸体内のインク吸蔵体(中綿)から供給されるインクを誘導し、かつ保留できるペン先を有する筆記具において、ペン先に、筆記方向を視認できる視認部(可視部)を備えた筆記具を開示している(例えば、特許文献1参照)。
このタイプの筆記具のペン先は、筆記部を視認することができるため、引き終わりの止めたい部分でピタッと止めることができ、引きすぎや、はみ出しを防ぐことができるものである。
【0005】
しかしながら、上記特許文献1におけるペン先は、インク誘導部と筆記部とが一体となった形状であり、その材質はポリエチレンなどの熱可塑性樹脂粒子を焼結した焼結体が使われているが、その形状が複雑であるため、保持体の長さ分、インク吸蔵体からのインク誘導が必要であるため、インク誘導部を太く設計する必要があるが、インク誘導部を太くすると、太くなったインク誘導部によって可視部が阻害され、ペン先全体に対する視認部の有効面積が低くなるという課題を生じるものである。
【0006】
一方、上記構造以外の筆記方向を視認することができる視認部を有するペン先の先行技術として、本出願人は、例えば、
1)ペン先が筆記部となる多孔体と該多孔体を保持し、筆記部にインクを供給するためのインク誘導芯と、インク誘導芯を保持体の内部に備え、かつ、上記保持体が、筆記方向を視認できる視認部となる筆記具であって、前記保持体の外形面にインク誘導芯を細く見せるための溝部を少なくとも1箇所以上形成したことを特徴とする筆記具(例えば、特許文献2参照)、
2)ペン先が、筆記部となる多孔体と、該多孔体を保持し、筆記部にインクを供給するためのインク誘導部を少なくとも1つ有する保持体とを備え、筆記具本体に含まれるインクを、上記保持体に設けたインク誘導部に供給するための中継多孔体を有し、かつ、上記保持体が、筆記方向を視認できる視認部となる筆記具であって、上記インク誘導部は略中央部に配置すると共に、インクを含浸させたインク供給芯を配設したことを特徴とする筆記具(例えば、特許文献3参照)、
3)筆記用インクを収容した軸筒と、前記軸筒の一端に装着された筆記部とを有する筆記具であって、前記筆記部は、前記軸筒から筆記用インクを誘導して、該筆記用インクを筆記可能な筆記体と、当該筆記体を保持する保持体とを有しており、前記保持体は視認性を有する硬質材料で形成し、前記保持体に前記筆記体が設けられ、特定の角度で見た場合にその保持体の表面積中で、前記筆記体の見える部分が50%以下になるものであることを特徴とする筆記具(例えば、特許文献4参照)などを提案している。
【0007】
しかしながら、上記特許文献2~4に記載のペン先は、従来の特許文献1よりもペン先を通して筆記面が広く見えるものであるが、未だそのペン先全体に対する筆記方向を視認することができる視認部の面積を最大化できていないのが現状であり、更なる改善が望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2000-52682号公報(特許請求の範囲、図1等)
特開2018-118420号公報(特許請求の範囲、図4等)
特開2014-50970号公報(特許請求の範囲、図1等)
特開2018-30293号公報(特許請求の範囲、図4等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記従来技術の課題などに鑑み、これを解消しようとするものであり、筆記方向を視認することができるペン先を有する筆記具において、インク流出性を損なうことなく、ペン先全体に対する筆記方向を視認することができる視認部の有効面積を最大にしたペン先を有する筆記具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、上記従来の課題等を解決するために鋭意検討した結果、筆記具本体から供給されるインクを誘導し、かつ筆記方向を視認することができる視認部を有するペン先を備えた筆記具であって、上記ペン先を特定構造などとすることにより、上記目的の筆記具が得られることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
(【0011】以降は省略されています)

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