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公開番号2025070572
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023181013
出願日2023-10-20
発明の名称トラス屋根構造及び木造建築物
出願人株式会社 ランバーテック
代理人個人
主分類E04B 7/02 20060101AFI20250424BHJP(建築物)
要約【課題】 横架材を省略したとしても、十分な耐風性を得ることができる屋根構造及び木造建築物を提供する。
【解決手段】 耐風柱200が梁210からトラス架構上部にまで延設されており、延設部202が形成されている。そして、この延設部202が、トラス架構150によって挟み込まれている。すなわち、トラス架構150A,150Bが隣接しており、それらの上弦材152A,152B及び下弦材154A,154Bによって、前記延設部202が挟み込まれた構造となっている。このようにすることで、トラス架構150A,150Bが耐風柱200の上部におけるたわみの支点となり、横架材を省略することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
並列に設けられた複数のトラス架構を柱で支えるトラス屋根構造であって、
前記柱の少なくとも一つを延設して延設部を設けるとともに、
該延設部を前記トラス架構のいずれかで挟み込んで結合したことを特徴とするトラス屋根構造。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記トラス架構は、上弦材,ウェブ材,下弦材を含んでおり、
これら上弦材,ウェブ材,下弦材の少なくとも一つによって、前記柱の延設部を挟み込んだことを特徴とする請求項1記載のトラス屋根構造。
【請求項3】
前記トラス架構は、上弦材,ウェブ材,下弦材を含んでおり、
これら上弦材,ウェブ材,下弦材の少なくとも上弦材及び下弦材によって、前記柱の延設部を挟み込んだことを特徴とする請求項1記載のトラス屋根構造。
【請求項4】
前記上弦材,ウェブ材,下弦材の少なくとも一つと前記柱の延設部とを、釘もしくはビスによって結合したことを特徴とする請求項2記載のトラス屋根構造。
【請求項5】
前記上弦材,ウェブ材,下弦材としてツーバイ材を使用したことを特徴とする請求項2記載のトラス屋根構造。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載のトラス屋根構造を備えており、横架材を省略したことを特徴とする木造建築物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、屋根構造及び木造建築物に関し、特にトラス構造の屋根ユニットを使用する場合に好適な耐風構造の改良に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来の木造建築物には、外壁や窓ガラスが風によって壊れないように補強するため、柱に耐風梁が設けられている。図4には、その一例が示されており、垂直方向に立設されている柱100には、それらの支点となる横架材110が水平方向に架けられている。横架材110には、垂直方向に複数の束120が適宜の間隔で垂直方向に設けられている。束120の上端には、棟木130,母屋132が水平方向に平行に設けられており、それらと直交する方向に垂木140が適宜の間隔で多数設けられている。束120を、中心から両端に向かって長さが順次小さくなるようにすることで、垂木140に勾配が生じ、これが屋根の勾配となる。
【0003】
上述した屋根構造に対して、例えば下記特許文献に開示されているトラス構造も、本願出願人によって提案されている。図5に示すように、垂直方向に立設された柱160には、直交する方向に梁162が設けられており、柱160によって支えられている。梁162上には、トラス構造の屋根ユニットであるトラス架構150が適宜の間隔で平行に必要数設けられる。図示の例では、トラス架構150はダブルハウトラスとなっており、上弦材152,下弦材154と、それらを支えるウェブ材156,158によって構成されている。ウェブ材156の間に、斜めにウェブ材158が設けられており、これによってトラスが構成されている。上弦材152,下弦材154,ウェブ材156,158の接合は、例えばネイルプレートによって行われている。トラス架構150は、適宜の間隔で多数配置される。そして、トラス架構150の下弦材154に対して、天井板170が取り付けられる。一方、ウェブ材156は、中心から両端に向かって順次長さが短くなっており、これによって上弦材152に勾配が生ずるようになっている。上弦材152上には、野地板172が設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-35624号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述した背景技術のトラス屋根構造でも、風に対する必要な耐力が得られるが、更に耐風力の向上を図ることができれば好都合である。
【0006】
本発明は、以上のような点に着目したもので、その目的は、屋根ユニットがトラス構造の場合に、横架材を省略したとしても、十分な耐風性を得ることができる屋根構造及び木造建築物を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のトラス屋根構造は、並列に設けられた複数のトラス架構を柱で支えるトラス屋根構造であって、前記柱の少なくとも一つを延設して延設部を設けるとともに、該延設部を前記トラス架構のいずれかで挟み込んで結合したことを特徴とする。主要な形態によれば、前記延設部は、前記トラス架構の上弦材,ウェブ材,下弦材の少なくとも一つ、あるいは上弦材及び下弦材によって挟み込まれる。前記延設部と上弦材,ウェブ材,下弦材との結合には、例えば釘もしくはビスが用いられる。前記上弦材,ウェブ材,下弦材としては、例えばツーバイ材を使用する。
【0008】
本発明の木造建築物は、前記いずれかのトラス屋根構造を備えており、横架材を省略したことを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、耐風柱の延設部をトラス架構で挟み込むこととしたので、横架材を省略したとしても、十分な強度を得るのみならず、更なる耐風力の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施例1における屋根構造を示す図である。(A)は屋根構造の主要部を示し、同図の矢印FB方向から見た図が(B)、矢印FC方向から見た図が(C)である。
前記実施例1における釘打ちの一例を示す図である。(A)は前記図1(C)に対応しており、(A)を矢印FD方向から見た図が(B)である。
本発明の実施例2における屋根構造を示す図である。
従来の屋根構造を示す図である。
従来のトラス屋根構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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