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公開番号2025070517
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180896
出願日2023-10-20
発明の名称ソールシリーズ及びソールの製造方法
出願人美津濃株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類A43B 13/14 20060101AFI20250424BHJP(履物)
要約【課題】複数種類のソールからなるソールシリーズを製造するにあたり、初期投資コストを低減する。
【解決手段】ソールシリーズSを構成する複数種類のソール1A~1Cの各ミッドソール2A~2Cは、上部ミッドソール4と、下部ミッドソール5A~5Cとを有している。複数種類のソール1A~1Cは、いずれも未着用時に、交点Cで地面Gと接地する一方、踵部は地面Gに接地しないように構成される。複数種類のソール1A~1Cの上部ミッドソール4は、同一形状に形成される一方、複数種類のソール1A~1Cの下部ミッドソール5A~5Cは、直線Tと地面Gとのなす角αが複数種類のソール1A~1C間で互いに異なる前下がりの角度となるように、互いに異なる形状に形成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
踵部から爪先部まで延び、上面がシューズ着用者の足裏を支持する足裏支持面となるミッドソールを備える複数種類のソールからなるソールシリーズであって、
上記複数種類のソールの上記各ミッドソールは、
上記踵部から上記爪先部まで延びる弾性材からなる上部ミッドソールと、
上記上部ミッドソールの下面に沿う上面を有し、上記踵部から上記爪先部まで延びる弾性材からなる下部ミッドソールとを有し、
上記各ソールにおいて、
上記足裏支持面上の最後端の位置をP0、
上記足裏支持面上の最先端の位置をP100、
上記位置P0と上記位置P100とを結ぶ直線をLs、
上記位置P0と上記位置P100とを結ぶ上記足裏支持面に沿う曲線をLc、
上記曲線Lcの長さをL、
上記曲線Lc上の上記位置P0からの距離が0.15Lの位置をP15、
上記曲線Lc上の上記位置P0からの距離が0.45Lの位置をP45、
上記曲線Lc上の上記位置P0からの距離が0.68Lの位置をP68、
上記位置P45を通る上記直線Lsと直交する直線と下面との交点をC、
上記位置P15と上記位置P68とを結ぶ直線をTとしたときに、
上記複数種類のソールは、いずれも未着用時に、上記交点Cで地面と接地する一方、踵部は上記地面に接地しないように構成され、
上記複数種類のソールの上記上部ミッドソールは、同一形状に形成される一方、
上記複数種類のソールの上記下部ミッドソールは、上記直線Tと上記地面とのなす角が上記複数種類のソール間で互いに異なる前下がりの角度となるように、互いに異なる形状に形成されている
ことを特徴とするソールシリーズ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載のソールシリーズにおいて、
上記各ソールにおいて、
上記位置P45を通る上記直線Lsと直交する直線と上記上部ミッドソールの下面との交点をP45’、
上記位置P68を通る上記直線Lsと直交する直線と上記上部ミッドソールの下面との交点をP68’、
上記位置P45’と上記位置P68’とを結ぶ直線をT’としたときに、
上記複数種類のソールの上記下部ミッドソールは、上記直線T’と上記地面とのなす角が上記複数種類のソール間で互いに異なる前下がりの角度となるように形成されている
ことを特徴とするソールシリーズ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のソールシリーズにおいて、
上記複数種類のソールの上記下部ミッドソールの少なくとも1つは、前端が上記上部ミッドソールの前端よりも前側に位置し、上記上部ミッドソールの前端よりも前側に配置される前端部の上面が上記足裏支持面の前端部を構成する長尺下部ミッドソールである
ことを特徴とするソールシリーズ。
【請求項4】
請求項3に記載のソールシリーズにおいて、
上記長尺下部ミッドソールは、
上記曲線Lc上の上記位置P0からの距離が0.90Lの位置をP90としたときに、
上記位置P90が上記上部ミッドソールの上面上にあるように構成されている
ことを特徴とするソールシリーズ。
【請求項5】
請求項2に記載のソールシリーズにおいて、
上記複数種類のソールは、上記上部ミッドソールと上記下部ミッドソールとの間に設けられる上記上部ミッドソールよりも硬度が高い弾性材からなるプレートをそれぞれ備え、
上記複数種類のソールの上記プレートは、同一形状に形成されている
ことを特徴とするソールシリーズ。
【請求項6】
踵部から爪先部まで延び、上面がシューズ着用者の足裏を支持する足裏支持面となるミッドソールを備えるソールの製造方法であって、
上記ソールは、請求項1に記載のソールシリーズを構成するソールの1つであり、
互いに形状の異なる複数種類の上記下部ミッドソールの中から一の上記下部ミッドソールを選択する選択工程を備えている
ことを特徴とするソールの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ソールシリーズ及びソールの製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
走法には、着地パターンが異なるフォアフット走法とミッドフット走法とヒールストライク走法とがあるが、近年、効率よく速く走るには、フォアフット走法又はミッドフット走法が有効であると考えられている。
【0003】
しかしながら、フォアフット走法やミッドフット走法は、誰もが容易に実施できるものではなく、また、ふくらはぎ周辺の筋疲労を促進する虞があり、中長距離走では、終盤までフォアフット走法やミッドフット走法を維持することは容易なことではなかった。
【0004】
そこで、近年、フォアフット走法やミッドフット走法での走行を促すソールを備えることにより、効率よく速く走ることを促すシューズが種々提案されている(例えば、下記の特許文献1を参照)。
【0005】
特許文献1では、ソールの前後方向の中程の厚みが踵部や爪先部の厚みよりも分厚くなるようにし、後足部の下面を後ろ上がりに傾斜させたソールを備えたシューズが開示されている。このようなシューズによれば、着地時に前足部又は中足部が接地し易くなる一方、踵部が接地し難くなり、着用者にフォアフット走法やミッドフット走法での走行を促すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-163084号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、着地時の足部の角度は、人それぞれであり、ソールによって足部の角度をどの程度の角度になるように促せば効率よく速く走れるかも人それぞれである。そのため、効率よく速く走るためのソールは、複数種類を用意しておくことが好ましい。
【0008】
一方、効率よく速く走るためのシューズのソールは、弾性変形し易く、屈曲剛性が高く、軽量なものであることが必要であり、特に、ミッドソールが、低硬度、高反発且つ軽量であることが求められる。
【0009】
しかしながら、低硬度、高反発且つ軽量のミッドソールを形成するには、高価な金型を用いる必要がある。そのため、上述のように、複数種類のソールを用意する(バリエーション展開する)には、高価な金型をいくつも用意しなければならず、初期投資が膨れ上がるため、バリエーション展開することは容易でなかった。
【0010】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数種類のソールからなるソールシリーズを製造するにあたり、初期投資コストを低減することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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