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公開番号
2025070234
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180397
出願日
2023-10-19
発明の名称
異常判定装置および異常判定方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
G01R
31/378 20190101AFI20250424BHJP(測定;試験)
要約
【課題】電池パックの異常を精度高く判定する。
【解決手段】ECUは、検出結果を取得するステップ(S100)と、車両が停車中であるか否かを判定するステップ(S102)と、車両が停車中であると判定される場合(S102にてYES)、硫化水素センサの出力値が第1しきい値以上であるか否かを判定するステップ(S104)と、出力値が第1しきい値以上であると判定される場合(S104にてYES)、警告灯を点灯させるステップと、車両が停車中でないと判定される場合(S102にてNO)、硫化水素センサの出力値が第2しきい値以上であるか否かを判定するステップ(S106)、出力値が第2しきい値以上であると判定される場合(S108にてYES)、警告灯を点灯させるステップ(S108)とを含む、処理を実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
移動体に搭載され、硫化物系全固体電池が筐体に収容されて構成される電池パックと、
前記電池パック内の硫化水素の濃度を示す信号を出力する硫化水素センサと、
前記硫化水素センサの出力値を用いて前記電池パックの異常の有無を判定する判定部とを備え、
前記判定部は、
前記出力値がしきい値よりも大きい場合に前記電池パックに異常があると判定し、
前記移動体の状態によって異なる値を前記しきい値として前記電池パックの異常の有無を判定する、異常判定装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記移動体は、前記電池パックを冷却する冷却装置を搭載し、
前記判定部は、前記冷却装置が作動中である場合には、前記出力値が第1しきい値よりも大きいときに前記電池パックに異常があると判定し、前記冷却装置が非作動中である場合には、前記出力値が第2しきい値よりも大きいときに前記電池パックに異常があると判定し、
前記第2しきい値は、前記第1しきい値よりも大きい値である、請求項1に記載の異常判定装置。
【請求項3】
前記移動体は、車両を含み、
前記判定部は、前記車両が停止している場合には、前記出力値が第1しきい値よりも大きいときに前記電池パックに異常があると判定し、前記車両が走行している場合には、前記出力値が第2しきい値よりも大きいときに前記電池パックに異常があると判定し、
前記第2しきい値は、前記第1しきい値よりも大きい値である、請求項1に記載の異常判定装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記車両がシステム停止状態になってから、前記車両がシステム起動状態に移行した後の停車時間が予め定められた時間以内である場合には、前記出力値が前記第1しきい値よりも大きいときに前記電池パックに異常があると判定する、請求項3に記載の異常判定装置。
【請求項5】
前記異常判定装置は、前記判定部によって前記電池パックに異常があると判定された場合に異常の発生を通知する通知部をさらに備える、請求項4に記載の異常判定装置。
【請求項6】
前記移動体は、車両を含み、
前記判定部は、前記車両がシステム停止状態のときに、予め定められた時間が経過する毎に起動し、前記出力値が前記しきい値よりも大きい場合に、前記電池パックに異常があると判定する、請求項1に記載の異常判定装置。
【請求項7】
前記異常判定装置は、端末と通信可能な通信部をさらに備え、
前記通信部は、前記判定部において前記電池パックに異常があると判定される場合に、前記電池パックに異常がある旨の情報を前記端末に送信する、請求項6に記載の異常判定装置。
【請求項8】
前記電池パックは、前記車両の外部の電源を用いた外部充電が可能に構成され、
前記判定部は、前記電池パックの前記外部充電の実行中に、前記電池パックに異常があるか否かを判定する、請求項3に記載の異常判定装置。
【請求項9】
前記異常判定装置は、
端末と通信可能な通信部と、
通知部とをさらに備え、
前記判定部は、前記電池パックに異常があると判定する場合に、前記電池パックに異常があることを前記通知部を用いて通知するとともに、前記通信部を用いて前記電池パックに異常がある旨の情報を前記端末に送信する、請求項8に記載の異常判定装置。
【請求項10】
移動体に搭載され、硫化物系全固体電池が筐体に収容されて構成される電池パックの異常判定方法であって、
前記電池パック内の硫化水素の濃度を示す信号を出力するステップと、
前記濃度の出力値を用いて前記電池パックの異常の有無を判定するステップと、
前記出力値がしきい値よりも大きい場合に前記電池パックに異常があると判定するステップと、
前記移動体の状態によって異なる値を前記しきい値として前記電池パックの異常の有無を判定するステップとを含む、異常判定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電池パックの異常判定装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
硫化物系材料を用いる固体電池を含む電池パック内に、硫化水素の濃度を検出する検出装置を配置し、検出装置を用いて硫化水素の有無を検出して電池パックの異常を判定する技術が公知である。
【0003】
このような技術について、たとえば、特開2015-041598号公報(特許文献1)には、電池パックの筐体内に硫化水素の濃度情報を取得する濃度情報取得手段を備え、取得された濃度情報を用いて硫化水素の漏れの有無を検出する技術が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-041598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電池パックの冷却や昇温等によって、筐体内の空気において温度ばらつきが生じ、筐体内で空気の対流が生じる。これにより、硫化水素を含むガスが筐体内に発生したときに対流によりガスが撹拌され希釈化されやすくなる。そのため、検出装置を用いて硫化水素を精度高く検出できない場合がある。その結果、電池パックの異常を精度高く判定できない場合がある。
【0006】
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、電池パックの異常を精度高く判定する異常判定装置および異常判定方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のある局面に係る異常判定装置は、移動体に搭載され、硫化物系全固体電池が筐体に収容されて構成される電池パックと、電池パック内の硫化水素の濃度を示す信号を出力する硫化水素センサと、硫化水素センサの出力値を用いて電池パックの異常の有無を判定する判定部とを備える。判定部は、出力値がしきい値よりも大きい場合に電池パックに異常があると判定し、移動体の状態によって異なる値をしきい値として電池パックの異常の有無を判定する。
【0008】
このようにすると、移動体の状態によっては、電池パック内における空気の対流の程度が異なるため、移動体の状態によって異なる値をしきい値として硫化水素センサの出力値を用いて電池パックに異常があるか否かを判定することで電池パックの異常を精度高く判定することができる。
【0009】
本実施の形態においては、移動体は、電池パックを冷却する冷却装置を搭載する。判定部は、冷却装置が作動中である場合には、出力値が第1しきい値よりも大きいときに電池パックに異常があると判定し、冷却装置が非作動中である場合には、出力値が第2しきい値よりも大きいときに電池パックに異常があると判定する。第2しきい値は、第1しきい値よりも大きい値である。
【0010】
このようにすると、冷却装置の作動中においては、電池パック内の空気の対流が生じにくい。そのため、電池パック内に滞留した硫化水素を精度高く検出することができるため、出力値が第1しきい値よりも大きいときに電池パックの異常を精度高く判定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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