TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025070180
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180311
出願日2023-10-19
発明の名称定着装置及び画像形成装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250424BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】印刷不良の発生を抑制する。
【解決手段】内周面に潤滑剤を有し、長手方向を回転軸方向として回転可能な定着部材と、前記定着部材の長手方向の側端部に対向して配置された摺動リングと、前記定着部材の外周面に対向して設けられ、前記定着部材の外周面に当接して前記定着部材との間でニップ部を形成する加圧部材と、前記加圧部材の長手方向の側端部に配置され、前記摺動リングと接触する接触部材とを備える。
【選択図】図7


特許請求の範囲【請求項1】
内周面に潤滑剤を有し、長手方向を回転軸方向として回転可能な定着部材と、
前記定着部材の長手方向の側端部に対向して配置された摺動リングと、
前記定着部材の外周面に対向して設けられ、前記定着部材の外周面に当接して前記定着部材との間でニップ部を形成する加圧部材と、
前記加圧部材の長手方向の側端部に配置され、前記摺動リングと接触する接触部材と
を備える
ことを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記摺動リングは、前記定着部材の長手方向の側端部の両側もしくは片側に配置され、
前記接触部材は、前記加圧部材の長手方向の側端部のうち、前記摺動リングが配置されている側に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記接触部材は、
前記摺動リングの前記定着部材側の一部分に接触する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
【請求項4】
前記加圧部材は、
当該加圧部材の長手方向を回転軸方向として回転可能であり、前記定着部材の外周面に当接した状態で回転し、
前記接触部材は、
前記加圧部材の回転軸となるシャフトの端部に固定され、前記摺動リングと接触した状態で前記シャフトとともに回転する
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項5】
前記摺動リングは、
前記定着部材の長手方向を回転軸方向として回転可能であり、
前記接触部材は、
前記シャフトの端部に挿通された、前記摺動リングの前記定着部材側の一部分に接触する円環状の第1の接触部材と、前記シャフトの端部に挿通された、前記摺動リングの前記定着部材側とは反対側の一部分に接触する円環状の第2の接触部材とで構成され、
前記第1の接触部材と前記第2の接触部材は、
間に前記摺動リングの一部分を挟み込んだ状態で前記シャフトに固定されていて、前記摺動リングの一部分を挟み込んだ状態で前記シャフトとともに回転することにより前記摺動リングを回転させる
ことを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
【請求項6】
前記第1の接触部材と前記第2の接触部材は、それぞれ弾性変形可能な弾性部材であり、互いに押し付け合うように当接して弾性変形することによりニップ部を形成し、当該ニップ部に前記摺動リングの一部分を挟み込んだ状態で前記シャフトに固定されている
ことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
【請求項7】
前記第1の接触部材と前記第2の接触部材は、それぞれ中空の円錐台形状であり、互いの大径側を対向させて、互いに押し付け合うように当接して弾性変形することにより前記ニップ部を形成する
ことを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
【請求項8】
前記第1の接触部材は、弾性変形可能な弾性部材であり、
前記第2の接触部材は、弾性変形しない硬質部材であり、
前記第1の接触部材と前記第2の接触部材は、前記第1の接触部材を前記第2の接触部材に押し付けるように当接して前記第1の接触部材が弾性変形することによりニップ部を形成し、当該ニップ部に前記摺動リングの一部分を挟み込んだ状態で前記シャフトに固定されている
ことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
【請求項9】
前記第1の接触部材は、中空の円錐台形状の弾性部材であり、
前記第2の接触部材は、円環板状の硬質部材であり、
前記第1の接触部材と前記第2の接触部材は、前記第1の接触部材の大径側を前記第2の接触部材に押し付けるように当接して前記第1の接触部材が弾性変形することにより前記ニップ部を形成する
ことを特徴とする請求項8に記載の定着装置。
【請求項10】
前記第1の接触部材は、
前記摺動リングの前記定着部材側の一部分と接触する部分となるニップ部の前記第1の接触部材の径方向の長さが、前記摺動リングの内周から外周までの距離よりも大きく、前記摺動リングの前記定着部材側の一部分の内周側から外周側まで接触する
ことを特徴とする請求項5~9のいずれかに記載の定着装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、定着装置及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置では、トナーなどの現像剤によって形成した画像(現像剤像とも呼ぶ)を用紙などの媒体に転写した後、媒体に転写した画像(現像剤像)を、定着装置としての定着器により媒体に定着させるようになっている。
【0003】
この定着器は、ローラやベルトなどで形成される円筒状の定着部材とローラやベルトなどで形成される円筒状の加圧部材とを当接させながら回転させ、媒体を定着部材と加圧部材との間に形成されるニップ領域に挟み込んで搬送しながら加熱及び加圧することにより、媒体上に形成された画像(現像剤像)を加熱溶融して媒体上に定着させるようになっている。
【0004】
従来の定着器は、定着部材の内周側に、定着部材の内周面と当接する当接部材が設けられていて、定着部材が当接部材に対して摺動しながら回転するようになっていることから、定着部材と当接部材との間にグリスなどの潤滑剤が塗布されている。尚、当接部材は、例えば、ヒータからの熱を定着部材に伝える熱拡散部材や、定着部材をガイドするガイド部材などである(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-3642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の定着器は、定着部材の回転軸方向の端部から潤滑剤が漏れ出すことがあり、漏れ出した潤滑剤が定着部材の外周面に付着すると、媒体上に画像を定着させる際の熱の伝わり方が不十分となり、印刷不良が発生する場合があった。
【0007】
本発明は以上の点を考慮したものであり、印刷不良の発生を抑制し得る定着装置及び画像形成装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の定着装置は、内周面に潤滑剤を有し、長手方向を回転軸方向として回転可能な定着部材と、前記定着部材の長手方向の側端部に対向して配置された摺動リングと、前記定着部材の外周面に対向して設けられ、前記定着部材の外周面に当接して前記定着部材との間でニップ部を形成する加圧部材と、前記加圧部材の長手方向の側端部に配置され、前記摺動リングと接触する接触部材とを備える。
【0009】
また本発明の画像形成装置は、上述した定着装置を備える。
【0010】
本発明の定着装置では、定着部材の端から漏れ出した潤滑剤が摺動リングに付着するが、当該摺動リングに付着した潤滑剤を当該摺動リングと接触する接触部材によって除去することができるので、定着部材の端から漏れ出した潤滑剤が摺動リングを介して定着部材の外周面に付着することを抑制することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
スクリーン
25日前
株式会社リコー
撮影装置
23日前
キヤノン株式会社
撮像装置
26日前
キヤノン株式会社
撮像装置
26日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
個人
露光機振動・MSDの同定方法
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社トプコン
全周カメラ
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
23日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
23日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
17日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
16日前
キヤノン株式会社
トナー
16日前
キヤノン株式会社
トナー
16日前
キヤノン株式会社
トナー
16日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
23日前
キヤノン株式会社
トナー
16日前
シャープ株式会社
画像形成装置
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
24日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
個人
モニター付撮影機器の日よけカバー
11日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
26日前
三洋化成工業株式会社
トナーバインダー
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成制御装置
23日前
株式会社電気印刷研究所
金属画像形成方法
1か月前
ダイハツ工業株式会社
移動支援装置
1か月前
株式会社ユピテル
撮像装置等
24日前
個人
露光装置、及び露光方法
23日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
23日前
続きを見る