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公開番号2025069602
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179414
出願日2023-10-18
発明の名称吸収性パッド個包装体
出願人日本製紙クレシア株式会社
代理人個人,個人
主分類A61F 13/15 20060101AFI20250423BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】吸収体としてSAPシートを用いた吸収性パッドをフィルムの個包装シートで前後に三つ折り、左右に三つ折りして個包装しても、着用感に優れ、タブテープの接着不良と開封時の個包装シートの破れがなく、開封し易い吸収性パッド個包装体を提供する。
【解決手段】本開示は、個包装シート30の幅方向の両側が幅方向の内側へ折り畳まれて三つ折りにされ、かつ吸収性パッド及び個包装シート30の長手方向の両側が長手方向の内側へ折り畳まれて三つ折りにされてタブテープ40で封止された吸収性パッド個包装体10であって、吸収性パッドの吸収体はフラッフパルプを含まないSAPシートであり、個包装シートはフィルムを含み、折り畳まれた状態の吸収性パッドのKES圧縮試験における圧縮回復率RCは30%以上60%以下であり、式:(個包装シートの引張弾性率)÷(タブテープの引張弾性率)×100で表される値(%)は5%以上50%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
吸収性パッドと、前記吸収性パッドを包装する個包装シートと、を備え、前記個包装シートの幅方向の両側の領域が前記吸収性パッドを覆うように幅方向の内側へ折り畳まれて三つ折りにされ、かつ前記吸収性パッド及び前記個包装シートの長手方向の両側が共に長手方向の内側へ折り畳まれて三つ折りにされてタブテープで封止された吸収性パッド個包装体であって、
前記吸収性パッドは、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置された吸収体とを有し、
前記吸収体は、不織布シートと、前記不織布シートに固着担持された高吸水性ポリマーとを有し、フラッフパルプを含まないSAPシートであり、
前記個包装シートは、フィルムを含み、
折り畳まれた状態の前記吸収性パッドのKES圧縮試験における圧縮回復率RCは、30%以上60%以下であり、
式:(前記個包装シートの引張弾性率)÷(前記タブテープの引張弾性率)×100で表される値(%)は、5%以上50%以下である
ことを特徴とする吸収性パッド個包装体。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記吸収性パッドは、前記トップシートと前記吸収体との間に配置されるトランスファーシートを有し、
前記トップシートの目付と前記トランスファーシートの目付との合計は、30g/m

以上70g/m

以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の吸収性パッド個包装体。
【請求項3】
前記個包装シートの引張弾性率は、3MPa以上7MPa以下である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性パッド個包装体。
【請求項4】
前記タブテープの引張弾性率は、15MPa以上70MPa以下である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性パッド個包装体。
【請求項5】
前記タブテープと前記個包装シートとの接着強度は、100gf以上350gf以下である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性パッド個包装体。
【請求項6】
KES圧縮試験における50gf/cm

荷重下における前記吸収性パッドの厚みは、1.5mm以上3.5mm以下である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性パッド個包装体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、吸収性パッド個包装体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、両シートの間に配置された吸収体とで構成されている軽失禁パッド等の吸収性パッドは、個包装シートを用いて前後や左右に折り畳まれて、タブテープで封止されて個包装されることが一般的である。このとき用いられる個包装シートの材質は、不織布またはフィルムである。
【0003】
ところで、吸収性パッドの使用者は、周囲に吸収性パッドを使用していることを知られたくないという思いがある。このため、特許文献1に記載の個装吸収性物品のように、個包装シートにフィルムを用いて小さく折り畳み、持ち運び時に目立ち難い商品も要望されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4492962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、個包装シートにフィルムを用い、前後、左右にそれぞれ3つ折りした吸収性パッドは、製造時にタブテープの接着不良が起き易いという問題がある。特に、フラップパルプ含まず不織布と高吸水性ポリマー(SAP)で構成された所謂SAPシートを、吸収性パッドの吸収体として用いた場合、折り畳まれた吸収性パッドの剛性が不足するために、タブテープの接着不良が顕著になることが分かった。
【0006】
タブテープの接着剤を変更し、接着力を向上すると接着不良は改善されるが、今度は吸収性パッドを開封する際に、個包装シートが破れたり、開封し難くなったりする問題が生じる。個包装シートのフィルムの厚みを増すことで、接着不良と個包装シートの破れを改善することができるが、コストがかかり経済性に劣る。また、吸収性パッドの剛性を上げるとタブテープを安定して貼付できるが、着用感が低下してしまう問題がある。
【0007】
このように、小さく折り畳まれたSAPシートタイプの吸収性パッドの個包装シートにフィルムを用いる場合、着用感に優れ、タブテープの接着不良と開封時の個包装シートの破れを改善することは困難であった。
【0008】
そこで、本開示は、吸収体としてSAPシートを用いた吸収性パッドをフィルムの個包装シートで前後に三つ折り、左右に三つ折りして個包装しても、着用感に優れ、タブテープの接着不良と開封時の個包装シートの破れがなく、開封し易い吸収性パッド個包装体の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、吸収性パッドと、前記吸収性パッドを包装する個包装シートと、を備え、前記個包装シートの幅方向の両側の領域が前記吸収性パッドを覆うように幅方向の内側へ折り畳まれて三つ折りにされ、かつ前記吸収性パッド及び前記個包装シートの長手方向の両側が共に長手方向の内側へ折り畳まれて三つ折りにされてタブテープで封止された吸収性パッド個包装体であって、前記吸収性パッドは、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置された吸収体とを有し、前記吸収体は、不織布シートと、前記不織布シートに固着担持された高吸水性ポリマーとを有し、フラッフパルプを含まないSAPシートであり、前記個包装シートは、フィルムを含み、折り畳まれた状態の前記吸収性パッドのKES圧縮試験における圧縮回復率RCは、30%以上60%以下であり、式:(前記個包装シートの引張弾性率)÷(前記タブテープの引張弾性率)×100で表される値(%)は、5%以上50%以下である。
【0010】
本発明の第2の態様は、上記第1の態様の吸収性パッド個包装体であって、前記吸収性パッドは、前記トップシートと前記吸収体との間に配置されるトランスファーシートを有し、前記トップシートの目付と前記トランスファーシートの目付との合計は、30g/m

以上70g/m

以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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