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公開番号2025068203
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-28
出願番号2022034445
出願日2022-03-07
発明の名称カテーテル
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人
主分類A61M 25/06 20060101AFI20250421BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】カテーテルの先端側の所定範囲の病変への通過性を維持しつつ、基端側の部位の過剰な撓みを抑制でき、かつ操作性に優れるカテーテルを提供する。
【解決手段】先端から基端まで軸心方向へ連通するルーメン11を有するシャフト10と、シャフト10の基端に固定された操作部20と、シャフト10の周囲を覆うとともにシャフト10に対して軸心方向へ摺動可能な管体であり、基端に操作部20に連結可能な連結部33を備えた補強管30と、を有し、連結部33の最大外径D3は、操作部20の最大外径D4よりも小さく、連結部33を操作部20に連結した状態において、補強管30の先端は、シャフト10の先端から基端側へ200mm以上600mm以下の位置に配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
先端から基端まで軸心方向へ連通するルーメンを有するシャフトと、
前記シャフトの基端に固定された操作部と、
前記シャフトの周囲を覆うとともに前記シャフトに対して軸心方向へ摺動可能な管体であり、基端に前記操作部に連結可能な連結部を備えた補強管と、を有し、
前記連結部の最大外径は、前記操作部の最大外径よりも小さく、
前記連結部を前記操作部に連結した状態において、前記補強管の先端は、前記シャフトの先端から基端側へ200mm以上600mm以下の位置に配置されることを特徴とするカテーテル。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記操作部は、先端側から基端側へ向かって窪んだリング状の連結凹部を有し、
前記連結部は、前記連結凹部に入り込んで前記操作部に連結可能である請求項1に記載のカテーテル。
【請求項3】
前記連結部は、前記操作部の先端側の外面に被さって前記操作部に連結可能である請求項1に記載のカテーテル。
【請求項4】
前記補強管は、内面に複数の突起を有する請求項1~3のいずれか1項に記載のカテーテル。
【請求項5】
前記補強管は、先端から基端へ延在する破壊可能な脆弱部を有する請求項1~4のいずれか1項に記載のカテーテル。
【請求項6】
前記補強管は、先端側に基端側よりも肉厚である肉厚部を有する請求項1~5のいずれか1項に記載のカテーテル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、血管等の管腔内で使用されるカテーテルに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、外科的侵襲が非常に低いという理由から、カテーテルを用いた血管等の管腔内の治療が盛んに行われている。体内の複雑に分岐した血管へ選択的に導入して使用されるカテーテルは、内部のルーメンにより、治療用の薬剤や診断用の造影剤等を体内へ供給したり、治療用の他のカテーテルを目的の位置まで誘導したりすることができる(例えば、特許文献1を参照)。カテーテルにより血管の末梢領域や複雑病変を治療する場合、目的血管への到達性や病変への通過性を高めるために、カテーテルの外径を小さくすることが求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-230710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
血管の内径は、例えば総腸骨動脈では10mm程度であるが、より末梢の膝下動脈では3~4mm程度であり、末梢ほど小さくなる。末梢領域の病変までカテーテルを到達させるためには、末梢の病変に対応した細いカテーテルを使用する必要があるが、細いカテーテルは、太い内径の血管内では過剰に撓みやすい。このため、血管の内径に対して適切な太さよりも細いカテーテルが挿入されている場合、カテーテルに挿入されているガイドワイヤがカテーテルを支持するバックアップ性能や、カテーテル自体の押し込み性が低下する。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、カテーテルの先端側の所定範囲の病変への通過性を維持しつつ、基端側の部位の過剰な撓みを抑制でき、かつ操作性に優れるカテーテルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する本発明に係るカテーテルは、先端から基端まで軸心方向へ貫通するルーメンを有するシャフトと、前記シャフトの基端に固定された操作部と、前記シャフトの周囲を覆うとともに前記シャフトに対して軸心方向へ摺動可能な管体であり、基端に前記操作部に連結可能な連結部を備えた補強管と、を有し、前記連結部の最大外径は、前記操作部の最大外径よりも小さく、前記連結部を前記操作部に連結した状態において、前記補強管の先端は、前記シャフトの先端から基端側へ200mm以上600mm以下の位置に配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
上記のように構成したカテーテルは、シャフトの外側を補強管で覆った部位により、血管内での過剰な撓みを抑制しつつ、シャフトの先端から基端側へ200mm以上600mm以下の範囲の補強管に覆われていないシャフトの先端側の所定範囲の病変への通過性を維持しつつ、基端側の部位の過剰な撓みを抑制できる。また、補強管の連結部がシャフトの基端に固定された操作部に連結可能であり、かつ連結部の最大外径が操作部の最大外径よりも小さいため、術者が操作部を操作する際に補強管の連結部が操作の妨げとなりにくく、かつ必要に応じて補強管をシャフトに対して摺動させて、操作部から離すように移動させることができる。このため、カテーテルは、操作性に優れる。
【0008】
前記操作部は、先端側から基端側へ向かって窪んだリング状の連結凹部を有し、前記連結部は、前記連結凹部に入り込んで前記操作部に連結可能であってもよい。これにより、補強管の連結部は、操作部の先端部に囲まれるため、術者が操作部を操作する際に補強管の連結部が操作の妨げとなりにくく、操作部に固定されたシャフトと補強管を一体的に操作しやすい。また、必要に応じて補強管をシャフトに対して先端方向へ摺動させて、操作部から離すように移動させることができる。
【0009】
前記連結部は、前記操作部の先端側の外面に被さって前記操作部に連結可能であってもよい。これにより、カテーテルは、補強管の連結部と操作部を一体的に操作しやすい。また、補強管の連結部を操作部から外すことが容易であり、必要に応じて補強管をシャフトに対して先端方向へ摺動させて、操作部から離すように移動させることが容易である。
【0010】
前記補強管は、内面に複数の突起を有してもよい。これにより、シャフトと補強管の間に隙間が形成され、シャフトと補強管の間に滅菌ガスを到達させやすくなる。また、補強管とシャフトの接触面積を減少させて、補強管のシャフトに対する摺動性を向上できる。
(【0011】以降は省略されています)

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