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公開番号2025067603
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177710
出願日2023-10-13
発明の名称包装袋及び包装体
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 65/40 20060101AFI20250417BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】外袋と内袋とを備える二重包装袋であって、フィルム厚みが薄いながらも機械的物性およびリサイクル性に優れ、内袋を収容する際の作業性にも優れる外袋と、内容物の変色防止が可能な内袋とを備える包装袋を提供する。
【解決手段】第1の袋と、第1の袋の内側に配置される第2の袋とを備える包装袋であって、第1の袋は、ポリエチレンを主成分として含有する基材と、接着層と、ポリエチレンを主成分として含有する第1のシーラント層とをこの順に少なくとも備え、総厚さが150μm以下の第1の包装材料によって構成される。第2の袋は、ガスバリア層と、ポリエチレンを含有する第2のシーラント層とを少なくとも備える、第2の包装材料によって構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の袋と、前記第1の袋の内側に配置される第2の袋と、を備える包装袋であって、
前記第1の袋は、ポリエチレンを主成分として含有する基材と、接着層と、ポリエチレンを主成分として含有する第1のシーラント層と、をこの順に少なくとも備え、総厚さが150μm以下の第1の包装材料によって構成され、
前記第2の袋は、ガスバリア層と、ポリエチレンを含有する第2のシーラント層と、を少なくとも備える第2の包装材料によって構成される、
包装袋。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記基材が、ポリエチレンを主成分として含有する延伸基材である、請求項1に記載の包装袋。
【請求項3】
前記基材が、高密度ポリエチレンを主成分として含有する延伸基材である、請求項1に記載の包装袋。
【請求項4】
前記第1のシーラント層が、未延伸層である、請求項1に記載の包装袋。
【請求項5】
前記接着層が、ポリエチレンを主成分として含有する押出樹脂層を含む、請求項1に記載の包装袋。
【請求項6】
前記第1の包装材料が、前記基材の一方の面上に耐熱コート層または帯電防止コート層をさらに備える、
請求項1に記載の包装袋。
【請求項7】
前記耐熱コート層が、酢酸セルロース系コート剤、ウレタン系コート剤、ポリ塩化ビニル系コート剤、およびポリ塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体系コート剤からなる群のうち、少なくともいずれか1種を含む、請求項6に記載の包装袋。
【請求項8】
前記第1の包装材料は、流れ方向におけるループスティフネス値が10.0g以下である、請求項1に記載の包装袋。
【請求項9】
前記ガスバリア層は、蒸着膜と蒸着基材とを備える層、またはバリア性樹脂層である、請求項1に記載の包装袋。
【請求項10】
前記第1の包装材料は、当該第1の包装材料全体におけるポリエチレンの含有割合が80質量%以上である、請求項1に記載の包装袋。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、包装袋及び包装体に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
産業資材として、半導体製品等の製造に用いられるシリコンウェハや、シリコンウェハの原材料であるシリコン材料が知られている。これらの産業資材は、一般に、二重の包装袋に梱包された状態で輸送される。また、特許文献1には、産業資材としてシリコン粉砕物を直接梱包する包装袋が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/190945号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
産業資材は、凹凸形状を通常は有する。このため、産業資材を収容する包装袋は、機械的物性に優れることが望ましい。
単層のポリエチレンフィルムのみで包装袋を作製する場合、機械的物性を向上させるという観点から、樹脂密度を高く、かつフィルムの厚さを大きくする必要がある。しかしながら、樹脂密度が高いポリエチレンを用いて製膜する場合は、フィルムの厚さを大きくするほどフィルムにシワが発生しやすい。この場合は、例えば、高密度樹脂専用の製膜機を用いる必要がある。また、フィルムの厚さが大きいことにより、プラスチック使用量や専有体積の増加を招くという問題や、フィルムのコシが強くなるため充填作業性が悪いという問題も存在する。
【0005】
また、基材としてのポリエステルフィルムとシーラント層としてのポリエチレンフィルムとを用いて包装袋を作製することにより、フィルムの厚さが小さくとも機械的物性が向上する。しかしながらその一方で、包装袋のリサイクル性が低下するという問題がある。近年、プラスチック海洋汚染および地球温暖化など、環境問題に対する取り組みが重要視されている。環境負荷低減という観点から、包装袋をリサイクルすることが求められている。
【0006】
さらには、シリコン粉砕物等の産業資材を充填して包装した後に、汚染性ガスがポリエチレン系樹脂フィルムを透過することで、内容物を汚染あるいは変色させてしまうという課題がある。
【0007】
本発明は、外袋と内袋とを備える二重包装袋であって、フィルム厚みが薄いながらも機械的物性およびリサイクル性に優れ、内袋を収容する際の作業性にも優れる外袋と、内容物の変色防止が可能な内袋とを備える包装袋、これを用いた包装体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の包装袋は、第1の袋と、前記第1の袋の内側に配置される第2の袋と、を備える包装袋であって、前記第1の袋は、ポリエチレンを主成分として含有する基材と、接着層と、ポリエチレンを主成分として含有する第1のシーラント層と、をこの順に少なくとも備え、総厚さが150μm以下の第1の包装材料によって構成され、前記第2の袋は、ガスバリア層と、ポリエチレンを含有する第2のシーラント層と、を少なくとも備える第2の包装材料によって構成される。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、外袋と内袋とを備える二重包装袋であって、フィルム厚みが薄いながらも機械的物性およびリサイクル性に優れ、内袋を収容する際の作業性にも優れる外袋と、内容物の変色防止が可能な内袋とを備える包装袋を提供できる。例えば、二重包装袋の外袋を構成する包装材料として、2枚以上のポリエチレンフィルムを貼り合わせた積層材を用いることで、フィルム厚みが薄いながらも機械的物性に優れる包装材料を作製できる。また、このことによりプラスチック使用量を低減できる。基材およびシーラント層がいずれもポリエチレンを主成分として含有する包装材料を用いて外袋を構成することにより、包装袋はリサイクル性にも優れる。さらに、産業資材等の内容物を収納する内袋を構成する包装材料が、ガスバリア層を備えることにより、内容物の汚染あるいは変色を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の一実施形態に係る包装袋の一態様の概略構成を示す斜視図である。
図2は、本開示の一実施形態における第1の袋の一態様の概略構成を示す斜視図である。
図3は、本開示の一実施形態における第2の袋の一態様の概略構成を示す斜視図である。
図4は、本開示の一実施形態における第1の包装材料の一態様の概略構成を示す模式断面図である。
図5は、本開示の一実施形態における第1の包装材料の一態様の概略構成を示す模式断面図である。
図6は、本開示の一実施形態における第1の包装材料の一態様の概略構成を示す模式断面図である。
図7は、本開示の一実施形態における第2の包装材料の一態様の概略構成を示す模式断面図である。
図8は、本開示の一実施形態における産業資材の包装体の一態様の概略構成を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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