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公開番号
2025066474
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023176117
出願日
2023-10-11
発明の名称
光デバイス、光受信器及び光送信器
出願人
富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G02B
6/122 20060101AFI20250416BHJP(光学)
要約
【課題】光損失を抑制できる光デバイス等を提供する。
【解決手段】光デバイスは、第1の導波路と、前記第1の導波路の一部と垂直方向に重なる領域を含む第2の導波路と、を有する。前記第1の導波路は、始点から終点に向かうに連れて導波路幅が広がる第1のテーパ部と、前記第1のテーパ部の終点と接続し、前記第1のテーパ部から離れるに連れて導波路幅が狭くなる第2のテーパ部と、を有する。前記第2の導波路は、第3の導波路と、前記第3の導波路と並走する第4の導波路と、を有する。前記第2の導波路は、前記第2のテーパ部と重なる領域において、前記第1のテーパ部の終点から離れるに連れて前記第3の導波路及び前記第4の導波路の導波路幅が広くなる構造を有する。前記第2の導波路は、前記第2のテーパ部と重なる領域の外、かつ、前記第1のテーパ部とは反対側の領域において、前記第3の導波路と前記第4の導波路とが離間する構造を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の導波路と、前記第1の導波路の一部と垂直方向に重なる領域を含む第2の導波路とを有する光デバイスであって、
前記第1の導波路は、
始点から終点に向かうに連れて導波路幅が広がる第1のテーパ部と、
前記第1のテーパ部の終点と接続し、前記第1のテーパ部から離れるに連れて導波路幅が狭くなる第2のテーパ部と、を有し、
前記第2の導波路は、
第3の導波路と、
前記第3の導波路と並走する第4の導波路と、
前記第2のテーパ部と重なる領域において、前記第1のテーパ部の終点から離れるに連れて前記第3の導波路及び前記第4の導波路の導波路幅が広くなる構造と、
前記第2のテーパ部と重なる領域の外、かつ、前記第1のテーパ部とは反対側の領域において、前記第3の導波路と前記第4の導波路とが離間する構造と、
を有することを特徴とする光デバイス。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記第1の導波路及び前記第2の導波路は、
前記第1の導波路の中心軸に対して線対称の構造であることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項3】
前記第2のテーパ部と重なる領域における前記第3の導波路と前記第4の導波路との間隔は一定であることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項4】
前記第2のテーパ部と重なる領域における前記第3の導波路と前記第4の導波路との間隔が前記第1のテーパ部側から前記第2のテーパ部側に向けて徐々に広くなることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項5】
前記第3の導波路及び前記第4の導波路の一端は、
前記第2のテーパ部と重なる領域から前記第1のテーパ部と重なる領域を経由して前記第1のテーパ部から離れる位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項6】
前記第3の導波路及び前記第4の導波路の一端は、
前記第2のテーパ部と重なる領域から前記第2のテーパ部から離れる位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項7】
受光する光を電気信号に変換する光受信器素子を備えた光受信器であって、
前記光受信器素子は、
第1の導波路と、前記第1の導波路の一部と垂直方向に重なる領域を含む第2の導波路と、を有する光デバイスを有し、
前記第1の導波路は、
始点から終点に向かうに連れて導波路幅が広がる第1のテーパ部と、
前記第1のテーパ部の終点と接続し、前記第1のテーパ部から離れるに連れて導波路幅が狭くなる第2のテーパ部と、を有し、
前記第2の導波路は、
第3の導波路と、
前記第3の導波路と並走する第4の導波路と、
前記第2のテーパ部と重なる領域において、前記第1のテーパ部の終点から離れるに連れて前記第3の導波路及び前記第4の導波路の導波路幅が広くなる構造と、
前記第2のテーパ部と重なる領域の外、かつ、前記第1のテーパ部とは反対側の領域において、前記第3の導波路と前記第4の導波路とが離間する構造と、
を有することを特徴とする光受信器。
【請求項8】
電気信号に応じて導波する光を変調する光変調器素子を備えた光送信器であって、
前記光変調器素子は、
第1の導波路と、前記第1の導波路の一部と垂直方向に重なる領域を含む第2の導波路と、を有する光デバイスを有し、
前記第1の導波路は、
始点から終点に向かうに連れて導波路幅が広がる第1のテーパ部と、
前記第1のテーパ部の終点と接続し、前記第1のテーパ部から離れるに連れて導波路幅が狭くなる第2のテーパ部と、を有し、
前記第2の導波路は、
第3の導波路と、
前記第3の導波路と並走する第4の導波路と、
前記第2のテーパ部と重なる領域において、前記第1のテーパ部の終点から離れるに連れて前記第3の導波路及び前記第4の導波路の導波路幅が広くなる構造と、
前記第2のテーパ部と重なる領域の外、かつ、前記第1のテーパ部とは反対側の領域において、前記第3の導波路と前記第4の導波路とが離間する構造と、
を有することを特徴とする光送信器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光デバイス、光受信器及び光送信器に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
図12は、従来の光チップ100の一例を示す説明図である。図12に示す光チップ100は、例えば、デジタルコヒーレント機能の光受信器110を有する光ICチップである。光受信器110は、局発光を入力する局発光ポートに配置された第1のEC(Edge Coupler)111と、信号光を入力する信号光ポートに配置された第2のEC112と、1×2カプラ113と、PBS(Polarization Beam Splitter)114とを有する。光受信器110は、PR(Polarization Rotator)115と、第1の光ハイブリッド回路116Aと、第2の光ハイブリッド回路116Bと、第1~第8のPD(Photo Detector)117A~117Hと、第1~第8の出力ポート118A~118Hとを有する。例えば、第1のEC111と第1の光ハイブリッド回路116Aとの間、第1のEC111と第2の光ハイブリッド回路116Bとの間、第2のEC112とPBS114との間はSi導波路等の光導波路で接続している。
【0003】
局発光ポートの第1のEC111は、光チップ100内のチップ端面D11に形成され、例えば、光源からの局発光を入力する第1の光ファイバF11と接続するポートのECである。尚、局発光ポートは、ウエハをチップ化することで、光チップ100のチップ端面D11に表出することになる。信号光ポートの第2のEC112は、光チップ100内の側面端部であるチップ端面D11に形成され、例えば、信号光を入力する第2の光ファイバF12と接続するポートのECである。尚、信号光ポートは、ウエハをチップ化することで、光チップ100のチップ端面D11に表出することになる。
【0004】
1×2カプラ113は、第1のEC111から入力した局発光を第1の光ハイブリッド回路116A及び第2の光ハイブリッド回路116Bに分岐出力する。PBS114は、第2のEC112から入力した信号光を直交する2つの偏波状態、例えば、TE(Transverse Electric)偏波であるX偏波成分及びTM(Transverse Magnetic)偏波であるY偏波成分の信号光に分離する。PBS114は、X偏波成分の信号光を第1の光ハイブリッド回路116Aに出力する。更に、PR115は、PBS114からのY偏波成分の信号光を90度偏波回転し、偏波回転後のY偏波成分の信号光に変換して第2の光ハイブリッド回路116Bに出力する。
【0005】
第1の光ハイブリッド回路116Aは、X偏波成分の信号光に局発光を干渉させてI成分及びQ成分の光信号を取得する、例えば、90度ハイブリッド回路である。尚、I成分は同相軸成分、Q成分は直交軸成分である。第1の光ハイブリッド回路116Aは、X偏波成分の信号光の内、I成分の光信号である第1の信号光XIpを第1のPD117Aに出力すると共に、I成分の光信号である第2の信号光XInを第2のPD117Bに出力する。第1の光ハイブリッド回路116Aは、X偏波成分の信号光の内、Q成分の光信号である第3の信号光XQpを第3のPD117Cに出力すると共に、Q成分の光信号である第4の信号光XQnを第4のPD117Dに出力する。
【0006】
第2の光ハイブリッド回路116Bは、Y偏波成分の信号光に局発光を干渉させてI成分及びQ成分の光信号を取得する、例えば、90度ハイブリッド回路である。第2の光ハイブリッド回路116Bは、Y偏波成分の信号光の内、I成分の光信号である第5の信号光YIpを第5のPD117Eに出力すると共に、I成分の光信号である第6の信号光YInを第6のPD117Fに出力する。第2の光ハイブリッド回路116Bは、Y偏波成分の信号光の内、Q成分の光信号である第7の信号光YQpを第7のPD117Gに出力すると共に、Q成分の光信号である第8の信号光YQnを第8のPD117Hに出力する。
【0007】
第1のPD117Aは、第1の光ハイブリッド回路116AからのX偏波成分のI成分の第1の信号光XIpを電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第1の出力ポート118Aに出力する。第2のPD117Bは、第1の光ハイブリッド回路116AからのX偏波成分のI成分の第2の信号光XInを電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第2の出力ポート118Bに出力する。第3のPD117Cは、第1の光ハイブリッド回路116AからのX偏波成分のQ成分の第3の信号光XQpを電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第3の出力ポート118Cに出力する。第4のPD117Dは、第1の光ハイブリッド回路116AからのX偏波成分のQ成分の第4の信号光XQnを電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第4の出力ポート118Dに出力する。
【0008】
第5のPD117Eは、第2の光ハイブリッド回路116BからのY偏波成分のI成分の第5の信号光YIpを電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第5の出力ポート118Eに出力する。第6のPD117Fは、第2の光ハイブリッド回路116BからのY偏波成分のI成分の第6の信号光YInを電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第6の出力ポート118Fに出力する。第7のPD117Gは、第2の光ハイブリッド回路116BからのY偏波成分のQ成分の第7の信号光YQpを電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第7の出力ポート118Gに出力する。第8のPD117Hは、第2の光ハイブリッド回路116BからのY偏波成分のQ成分の第8の信号光YQnを電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第8の出力ポート118Hに出力する。
【0009】
図13は、光チップ100内の第1のEC111の部位の一例を示す平面模式図である。図13に示す第1のEC111の部位は、第1の光ファイバF11のコアCと光結合する基板型光導波路素子の部位である。第1のEC111の部位は、局発光ポートの第1のEC111を有する。尚、第2のEC112も、第1のEC111と同一の構成であるため、同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
【0010】
第1のEC111は、SiO
2
等で形成されたクラッド121と、クラッド121で被覆された、例えば、Si
3
N
4
(以下、単に、SiN(Silicon Nitride)と称する)等で形成された第1の導波路122と、を有する。第1のEC111は、クラッド121で被覆された、例えば、Si等で形成された第2の導波路123と、第1の導波路122と第2の導波路123との間で光が断熱的に光遷移する断熱変換部124と、を有する。更に、第1のEC111は、第1の導波路122のチップ端面D11までの導波路幅が徐々に狭くなる構造を有する逆テーパ部125を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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