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公開番号
2025066434
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023176042
出願日
2023-10-11
発明の名称
ケレン工具
出願人
東京電設サービス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B24B
23/02 20060101AFI20250416BHJP(研削;研磨)
要約
【課題】複数のケレン対象を同時に研削することができ、短時間で効率よくケレン作業を行うことができる。
【解決手段】円筒形状のケース本体20と、上底面21の回転軸Oの位置に配置され、電動工具13によって回転軸O回りに回転可能に把持されるシャンク部30と、下底面22に回転軸Oを中心とする弧の120度おきに3つ配置され、下底面22側の位置のブラシ長が上底面21側の位置のブラシ長よりも短い第1ケレンブラシ42を、回転軸Oに向けて把持するボルト側面ブラシ部40と、下底面22のボルト側面ブラシ部40同士の間の3つの弧のうち1つに配置され、回転軸Oに向けて第2ケレンブラシ52を把持するナット側面ブラシ部50と、ケース本体20の円断面のボルト側面ブラシ部40同士の間の3つの弧のうち残り2つに配置され、回転軸Oに沿った第3ケレンブラシ62を把持する端面ブラシ部60と、を備えるケレン工具を提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
対象面の端面から突出するボルトねじ部と、前記ボルトねじ部に螺合したナットと、を同時にケレンするケレン工具であって、
筒軸中心を回転軸とし、上底面と下底面と側面とを有する円筒形状の胴部と、
前記上底面の前記回転軸の位置に配置され、電動工具によって前記回転軸回りに回転可能に把持されるシャンク部と、
前記下底面に前記回転軸を中心とする弧の120度おきに3つ配置され、前記下底面側の位置のブラシ長が前記上底面側の位置のブラシ長よりも短い第1ケレンブラシを、前記回転軸に向けて把持するボルト側面ブラシ部と、
前記下底面の前記ボルト側面ブラシ部同士の間の3つの弧のうち1つに配置され、前記回転軸に向けて第2ケレンブラシを把持するナット側面ブラシ部と、
前記胴部の円断面の前記ボルト側面ブラシ部同士の間の3つの弧のうち残り2つに配置され、前記回転軸に沿った第3ケレンブラシを把持する端面ブラシ部と、
を備える、ケレン工具。
続きを表示(約 170 文字)
【請求項2】
前記端面ブラシ部を前記回転軸に沿った方向でブラシ先端側に押圧する付勢部をさらに備える、
請求項1に記載のケレン工具。
【請求項3】
前記ナット側面ブラシ部および前記端面ブラシ部のうち少なくとも一方は、前記下底面に対して回転自在に把持される、
請求項1又は2に記載のケレン工具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケレン工具に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、橋梁等の鋼製構造物で使用される部材締結用の添接ボルトやナットには、防食のための塗装が施されている。このような塗装は、経年劣化によって塗膜の防食効果が低下すると共に錆が発生するために定期的な塗り替えが行われる。そして、塗り替え作業を行う際の前処理として、上記のボルト頭部やナットの表面の劣化した塗膜や錆を除去するためケレンによる表面研削処理が行われている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
特許文献1には、ソケットの軸部に接続した電動ドライバーが回転するとボルトの先端部が嵌挿体の底部の孔よりボルトの先端部からナットにまで到達し、内挿されているブラシの孔部周辺のブラシがボルトの山、谷部にまで隈なく進入して、付着している錆や塗膜等を除去する構成のケレン工具について記載されている。
【0004】
特許文献2には、ボルトやナットなどの突起物をケレンする工具において、金属線材が本体の中心軸に向かって半径方向に真っすぐ延びていること、電動ドリルを回転させると金属線材の先端がナットの側面をケレンすることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-43237号公報
特開2011-218449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来のケレン工具では、以下のような問題があった。
すなわち、特許文献1、2に記載されるケレン工具は、ボルトねじ部とそのボルトねじ部に螺合するナットとがケレン対象である場合には、ボルトねじ部とナットのそれぞれの位置毎に順次ブラシを移動させたり、径の異なるケレン対象毎にケレン工具を交換して研削するといった2つの作業工程を要する。そのため、ボルトナット及びボルト周辺の壁面を同時作業で、短時間で効率よくケレン作業を行えることが求められており、その点で改善の余地があった。
【0007】
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、複数のケレン対象を同時に研削することができ、短時間で効率よくケレン作業を行うことができるケレン工具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明に係るケレン工具の態様1は、対象面の端面から突出するボルトねじ部と、前記ボルトねじ部に螺合したナットと、を同時にケレンするケレン工具であって、筒軸中心を回転軸とし、上底面と下底面と側面とを有する円筒形状の胴部と、前記上底面の前記回転軸の位置に配置され、電動工具によって前記回転軸回りに回転可能に把持されるシャンク部と、前記下底面に前記回転軸を中心とする弧の120度おきに3つ配置され、前記下底面側の位置のブラシ長が前記上底面側の位置のブラシ長よりも短い第1ケレンブラシを、前記回転軸に向けて把持するボルト側面ブラシ部と、前記下底面の前記ボルト側面ブラシ部同士の間の3つの弧のうち1つに配置され、前記回転軸に向けて第2ケレンブラシを把持するナット側面ブラシ部と、前記胴部の円断面の前記ボルト側面ブラシ部同士の間の3つの弧のうち残り2つに配置され、前記回転軸に沿った第3ケレンブラシを把持する端面ブラシ部と、を備えることを特徴としている。
【0009】
本発明に係るケレン工具によれば、ボルトねじ部のボルト側面をケレンする第1ケレンブラシを備えたボルト側面ブラシ部と、ナット側面をケレンする第2ケレンブラシを備えたナット側面ブラシ部と、対象面の端面をケレンする第3ケレンブラシを備えた端面ブラシ部と、の3種のブラシ部がシャンク部を介して電動工具に固定される胴部に支持されている。このとき3種のブラシ部は、周方向に均等に配置される3つのボルト側面ブラシ部同士の間に1つのナット側面ブラシ部と2つの端面ブラシ部が3つのケレン対象の部位に対応して回転軸回りの周方向にバランスよく配置されている。そのため、電動工具の回転駆動によって胴部が回転軸回りに回転することで、胴部とともに3種のブラシ部も一体で回転軸回りに回転し、3つのケレンブラシによって複数のケレン対象(ボルト側面、ナット側面、端面)を同時にケレンして研削することができ、短時間で効率よくケレン作業を行うことができる。
また、このように構成されるケレン工具では、各ケレン対象に対して順次移動させるような操作も不要となり、一度、ケレン工具をセットした位置、姿勢のままですべてのケレン対象のケレンを行えるので、移動時間が不要であり、作業効率を向上できる。
【0010】
(2)本発明の態様2は、態様1のケレン工具において、前記端面ブラシ部を前記回転軸に沿った方向でブラシ先端側に押圧する付勢部をさらに備えることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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