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公開番号2025043313
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-28
出願番号2024157241
出願日2024-09-11
発明の名称加工工具、及び、加工装置
出願人キヤノン電子株式会社
代理人
主分類B24D 3/00 20060101AFI20250321BHJP(研削;研磨)
要約【課題】本発明は、被削材料の切削加工に関して、電着砥石工具の切削部位ごとにダイヤモンド砥粒を最適な間隔配置とすることにより、切削屑の排出性に優れ高精度な加工を可能にする電着砥石を提供することを課題とする。
【解決手段】
上記課題を解決するために、本発明の加工工具は、円柱状の外周部12と、
外周部12から先端に向かって径が小さくなっていく縮径部15と、を備え、外周部12に固定される隣り合う砥粒の間隔が100μm以上であることを特徴とする。
【選択図】図6



特許請求の範囲【請求項1】
円柱状の外周部と、
前記外周部から先端に向かって径が小さくなっていく縮径部と、を備え、
前記外周部に固定される隣り合う砥粒の間隔が100μm以上であることを特徴とする加工工具。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記砥粒は、前記加工工具に形成された接着層とめっき層に一部が埋め込まれていることを特徴とする請求項1に記載の加工工具。
【請求項3】
前記砥粒は、前記円柱状の台金表面に1層のみ固定されていることを特徴とする請求項1に記載の加工工具。
【請求項4】
前記砥粒は、ダイヤモンドまたはCBNから形成されていることを特徴とする請求項1に記載の加工工具。
【請求項5】
前記接着層は、導電性接着剤であることを特徴とする請求項2に記載の加工工具。
【請求項6】
前記縮径部に固定される隣り合う砥粒の間隔が20μm以上100μm未満であることを特徴とする請求項1に記載の加工工具。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の加工工具を回転させる主軸を備えたことを特徴とする加工装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加工装置によって回転され、被加工物を研削する加工工具、及び、加工工具を回転させる加工装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
歯科治療或いは歯科技工の際に、歯や歯の被せ物等を研削する加工工具としては、加工部に砥粒をめっき層で固着したものが知られている。特に、砥粒として天然又は人工のダイヤモンド砥粒を用いた電着砥石は、歯質だけでなく、樹脂、金属、セラミックスなど広範囲な歯科材料を研削するために用いられている。
【0003】
ところが、このような電着砥石で、樹脂から成る義歯や補綴物を研削する場合、研削屑が砥粒の間に挟まり、砥粒が埋もれてしまって研削効率が低下する。そのため、加工時間が大幅に延びる問題があった。また、砥粒に巻き付いた研削屑を除去するにも、大変な手間を要していた。
【0004】
これに対し、特許文献1には、円筒状の台金の外周面の長手方向に、砥粒を連続的に固着してなる砥粒列を複数列形成して成る電着砥石が記載されている。そして、ここで、隣り合う砥粒列同士の間隔を、砥粒列の周方向の幅の1倍から10倍とすることで、目詰まりが生じにくくなるとしている。
【0005】
特開2004-74356号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1には、個々の砥粒の配置に関しては記載されていない。外周部に砥粒を列状に連続的に固着しても、目詰まりを防ぐ効果が充分ではないことが考えられた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の加工工具は、円柱状の外周部と、前記外周部から先端に向かって径が小さくなっていく縮径部と、を備え、前記外周部に固定される隣り合う砥粒の間隔が100μm以上であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、研削屑が外周部から容易に除去される加工工具を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態の電着砥石を示す概略斜視図。
実施形態の電着砥石の表面構造を説明するための模式的断面図。
実施形態の電着砥石の製造方法を説明するフローチャート。
実施形態の電着砥石の製造方法における砥粒の転写の様子を説明するための図。
ランダム配置された砥粒で加工された場合の焼成ジルコニアの研削屑の粒度分布。
(a)半球部を含んだ工具先端の模式的断面図。(b)傾斜部を含んだ工具先端の模式的断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、フライス加工用刃先交換型チップ、旋削用刃先交換型チップ、歯科用治療機器等で用いられる高速切削工具の刃先交換型チップ等、電動工具の一部品として使用される加工工具に適用できる。また、本発明を、ドリル、エンドミル、メタルソー、ダイヤモンドティーソー、歯科用治療機器等で用いられる高速切削工具、骨を切除するための電動カッター等の手術用器具、グラインダーの研磨工具等に用いても良い。以下の実施形態においては、棒状(円柱状)の加工部を有する加工工具に本発明を用いた場合を例に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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