TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025023557
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023127806
出願日
2023-08-04
発明の名称
研磨装置
出願人
株式会社荏原製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B24B
37/013 20120101AFI20250207BHJP(研削;研磨)
要約
【課題】研磨液の砥粒やワークピースの研磨屑が光学センサヘッドに付着すること防ぎ、ワークピースの膜厚の測定精度を向上させることができる研磨装置を提供する。
【解決手段】研磨装置は、通孔4が形成された研磨パッド2を支持する研磨テーブル3と、研磨テーブル3に取り付けられた光学センサヘッド25を有する光学膜厚測定システム20と、通孔4に透明液を供給する透明液流入路50と、通孔4に連通する投光側透明液流出路51および受光側透明液流出路52を備える。光学センサヘッド25は、光を斜め上方に発する投光面71と、ワークピースWからの反射光を受ける受光面72を有しており、投光面71は投光側透明液流出路51に面しており、受光面72は受光側透明液流出路28に面している。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
通孔が形成された研磨パッドを支持する研磨テーブルと、
ワークピースを前記研磨パッドに押し付ける研磨ヘッドと、
前記研磨テーブルに取り付けられた光学センサヘッドを有する光学膜厚測定システムと、
前記通孔に透明液を供給する透明液流入路と、
前記通孔に連通する投光側透明液流出路および受光側透明液流出路を備え、
前記光学センサヘッドは、光を斜め上方に発する投光面と、前記ワークピースからの反射光を受ける受光面を有しており、
前記投光面は前記投光側透明液流出路に面しており、前記受光面は前記受光側透明液流出路に面している、研磨装置。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記投光面および前記受光面は、斜め上方を向いている、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項3】
前記投光面は前記投光側透明液流出路内に位置し、前記受光面は前記受光側透明液流出路内に位置している、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項4】
前記透明液流入路は、前記投光側透明液流出路と前記受光側透明液流出路との間に位置している、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項5】
前記投光側透明液流出路および前記受光側透明液流出路は、前記透明液流入路に関して対称に配置されている、請求項4に記載の研磨装置。
【請求項6】
前記透明液流入路は、透明液供給源に連結されており、前記透明液供給源は、純水供給源または薬液供給源である、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項7】
前記透明液流入路を流れる前記透明液に超音波を印加する超音波振動子をさらに備えている、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項8】
前記透明液流入路に連結された流量調節弁と、
前記流量調節弁の動作を制御する動作制御部をさらに備え、
前記動作制御部は、前記ワークピースの研磨中において前記ワークピースが前記通孔上にあるときに前記流量調節弁に指令を与えて前記透明液を第1の流量で前記通孔に供給させ、前記ワークピースの研磨中において前記ワークピースが前記通孔上にないときに前記流量調節弁に指令を与えて前記透明液を第2の流量で前記通孔に供給させるように構成されており、前記第2の流量は前記第1の流量よりも小さい、請求項1に記載の研磨装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェーハ、配線基板、角基板などのワークピースを研磨するための技術に関し、特にワークピースを研磨するための研磨パッドの通孔を通じて光をワークピースに導き、ワークピースからの反射光のスペクトルに基づいてワークピースの膜厚を測定する技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体デバイスの製造工程では、ウェーハ等のワークピースの表面を研磨する化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)装置が使用されている。CMP装置は、研磨パッドが貼り付けられた研磨テーブルと、ワークピースを研磨パッドの研磨面に押し付けるための研磨ヘッドを備えている。CMP装置は、研磨液(例えば、スラリー)を研磨パッド上に供給しながら、研磨ヘッドによりワークピースを研磨パッドの研磨面に押し付けて、ワークピースの表面と研磨パッドの研磨面を摺接させる。ワークピースの表面は、研磨液の化学的作用と、研磨液に含まれる砥粒および/または研磨パッドの機械的作用によって研磨される。
【0003】
ワークピースの研磨は、その表面を構成する膜(絶縁膜、シリコン層など)の厚さが目標膜厚に達したときに終了される。研磨装置は、ワークピースの膜厚を測定するために、光学膜厚測定システムを備える。光学膜厚測定システムは、研磨テーブル内に配置された光学センサヘッドにより、ワークピースに光を照射し、ワークピースからの反射光を受け、反射光の強度から反射光のスペクトルを生成し、反射光のスペクトルに基づいて、ワークピースの膜厚を決定するように構成される。
【0004】
光学膜厚測定システムによる膜厚測定を安定させるためには、光の経路が清浄に保たれていることが必要である。例えば、特許文献1には、光の経路を透明液により満たすことで研磨液や研磨屑の侵入を制限することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-197587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、研磨液に含まれる砥粒やワークピースの研磨屑は、通常、透明液よりも大きな比重を有しており、砥粒および研磨屑が光学センサヘッドに付着することがある。砥粒および研磨屑が光学センサヘッドに付着すると、ワークピースからの反射光の強度の測定値が低下し、光学膜厚測定システムは膜厚を正確に測定することができない。
【0007】
そこで、本発明は、研磨液の砥粒やワークピースの研磨屑が光学センサヘッドに付着すること防ぎ、ワークピースの膜厚の測定精度を向上させることができる研磨装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一態様では、通孔が形成された研磨パッドを支持する研磨テーブルと、ワークピースを前記研磨パッドに押し付ける研磨ヘッドと、前記研磨テーブルに取り付けられた光学センサヘッドを有する光学膜厚測定システムと、前記通孔に透明液を供給する透明液流入路と、前記通孔に連通する投光側透明液流出路および受光側透明液流出路を備え、前記光学センサヘッドは、光を斜め上方に発する投光面と、前記ワークピースからの反射光を受ける受光面を有しており、前記投光面は前記投光側透明液流出路に面しており、前記受光面は前記受光側透明液流出路に面している、研磨装置が提供される。
【0009】
一態様では、前記投光面および前記受光面は、斜め上方を向いている。
一態様では、前記投光面は前記投光側透明液流出路内に位置し、前記受光面は前記受光側透明液流出路内に位置している。
一態様では、前記透明液流入路は、前記投光側透明液流出路と前記受光側透明液流出路との間に位置している。
一態様では、前記投光側透明液流出路および前記受光側透明液流出路は、前記透明液流入路に関して対称に配置されている。
一態様では、前記透明液流入路は、透明液供給源に連結されており、前記透明液供給源は、純水供給源または薬液供給源である。
一態様では、前記透明液流入路を流れる前記透明液に超音波を印加する超音波振動子をさらに備えている。
一態様では、前記研磨装置は、前記透明液流入路に連結された流量調節弁と、前記流量調節弁の動作を制御する動作制御部をさらに備え、前記動作制御部は、前記ワークピースの研磨中において前記ワークピースが前記通孔上にあるときに前記流量調節弁に指令を与えて前記透明液を第1の流量で前記通孔に供給させ、前記ワークピースの研磨中において前記ワークピースが前記通孔上にないときに前記流量調節弁に指令を与えて前記透明液を第2の流量で前記通孔に供給させるように構成されており、前記第2の流量は前記第1の流量よりも小さい。
【発明の効果】
【0010】
透明液供給路から研磨パッドの通孔内に供給された透明液は、投光側透明液流出路および受光側透明液流出路に向かう流れを形成する。光学センサヘッドの投光面および受光面は、投光側透明液流出路および受光側透明液流出路にそれぞれ面しているので、投光側透明液流出路および受光側透明液流出路内の透明液の流れは、光学センサヘッドの投光面および受光面に接触し、投光面および受光面を洗浄することができる。光学センサヘッドは、光をワークピースに導き、ワークピースからの反射光を受け、光学膜厚測定システムは、ワークピースからの反射光の強度に基づいて、ワークピースの膜厚を正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
両軸回転ヤスリ
1か月前
株式会社タカトリ
研削装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
外径測定方法
1か月前
リックス株式会社
ドライアイス噴射装置
13日前
信越半導体株式会社
洗浄処理装置
13日前
株式会社荏原製作所
研磨装置
3日前
株式会社荏原製作所
研磨装置
6日前
株式会社荏原製作所
研磨装置
1か月前
株式会社ディスコ
加工具
1か月前
株式会社ディスコ
加工装置
3日前
株式会社ディスコ
研削装置
21日前
株式会社ディスコ
研磨装置
1か月前
株式会社ディスコ
研削装置
15日前
東亜非破壊検査株式会社
タンク溶接線検査前処理装置
1か月前
株式会社ディスコ
研削装置
7日前
株式会社ディスコ
研削装置
14日前
学校法人 中央大学
表面処理方法
1か月前
日本電気硝子株式会社
ガラス板の製造方法
1か月前
株式会社ディスコ
加工装置
1か月前
株式会社荏原製作所
透明液充填方法
1か月前
株式会社尼崎工作所
研磨ブラシ
1か月前
株式会社ディスコ
加工工具
1か月前
株式会社ディスコ
加工方法
1か月前
株式会社ディスコ
ブレード着脱具
1か月前
株式会社ディスコ
研削砥石
1か月前
株式会社ナノテム
砥石及びその製造方法
2か月前
株式会社多聞
基板厚測定装置及び基板厚測定方法
1か月前
株式会社BBS金明
ウェハ研磨装置
1か月前
株式会社SUBARU
歯車研削用ねじ状砥石のドレッシング方法
1か月前
株式会社ディスコ
研削ホイール
1か月前
株式会社荏原製作所
研磨装置および研磨方法
1か月前
株式会社ディスコ
被加工物の処理方法
1か月前
マコー株式会社
ノズル体
21日前
株式会社ディスコ
保持テーブル
1か月前
株式会社ディスコ
切削ブレードの装着方法、及び、切削ユニット
6日前
大協技研工業株式会社
シート状吸着・粘着部材
2か月前
続きを見る
他の特許を見る