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公開番号
2025066182
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2025017476,2021064929
出願日
2025-02-05,2021-04-06
発明の名称
トナー、トナーカートリッジ、画像形成装置
出願人
東芝テック株式会社
代理人
弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類
G03G
9/087 20060101AFI20250415BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】低温定着性がさらに向上しながらも、高温多湿環境下でも低温定着性にも優れ、帯電量を充分に維持できるトナー;前記トナーが収容されたトナーカートリッジ及び画像形成装置を提供することである。
【解決手段】実施形態のトナーはトナー母粒子を持つ。トナー母粒子は、結晶性ポリエステル樹脂成分及び非結晶性ポリエステル樹脂成分を含有する。非結晶性ポリエステル樹脂成分中の複数の非結晶性ポリエステル樹脂のうち、最大含有量の非結晶性ポリエステル樹脂Aのガラス転移温度は52℃以下であり;非結晶性ポリエステル樹脂A以外の少なくとも1種の非結晶性ポリエステル樹脂Bの融解温度は100℃以上であり;非結晶性ポリエステル樹脂Aの割合は80質量%以上、非結晶性ポリエステル樹脂Bの割合は20質量%以下である。トナー母粒子中の結晶性ポリエステル樹脂成分の割合は10質量%以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
結晶性ポリエステル樹脂成分と非結晶性ポリエステル樹脂成分とエステルワックスとを含有する、トナー母粒子を有し、
前記非結晶性ポリエステル樹脂成分は、少なくとも2種類以上の複数の非結晶性ポリエステル樹脂を含み、
前記複数の非結晶性ポリエステル樹脂のうち、最大含有量である非結晶性ポリエステル樹脂Aのガラス転移温度が、52℃以下であり、
前記複数の非結晶性ポリエステル樹脂のうち、前記非結晶性ポリエステル樹脂A以外の少なくとも1種の非結晶性ポリエステル樹脂Bの融解温度が、100℃以上であり、
前記非結晶性ポリエステル樹脂Aの含有割合が、前記非結晶性ポリエステル樹脂成分100質量%に対して80質量%以上であり、
前記非結晶性ポリエステル樹脂Bの含有割合が、前記非結晶性ポリエステル樹脂成分100質量%に対して20質量%以下であり、
前記結晶性ポリエステル樹脂成分の含有割合が、前記トナー母粒子100質量%に対して10質量%以下であり、
前記エステルワックスが、少なくとも3種類以上のカルボン酸からなる第1のモノマー群と、少なくとも2種類以上のアルコールからなる第2のモノマー群との縮合重合物であり、
前記第1のモノマー群中における含有量が最大であるカルボン酸の炭素数C
n
が19~28であり、
前記第2のモノマー群中における含有量が最大であるアルコールの炭素数C
m
が19~28である、トナー。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記非結晶性ポリエステル樹脂Aの含有割合が、前記非結晶性ポリエステル樹脂成分100質量%に対して90質量%以下である、請求項1に記載のトナー。
【請求項3】
前記非結晶性ポリエステル樹脂Bの含有割合が、前記非結晶性ポリエステル樹脂成分100質量%に対して10質量%以上である、請求項1又は2に記載のトナー。
【請求項4】
前記結晶性ポリエステル樹脂成分の含有割合が、前記トナー母粒子100質量%に対して5質量%以下である、請求項1に記載のトナー。
【請求項5】
前記非結晶性ポリエステル樹脂Aの含有割合が、前記非結晶性ポリエステル樹脂成分100質量%に対して90質量%以上である、請求項4に記載のトナー。
【請求項6】
前記非結晶性ポリエステル樹脂Bの含有割合が、前記非結晶性ポリエステル樹脂成分100質量%に対して10質量%以下である、請求項4又は5に記載のトナー。
【請求項7】
前記非結晶性ポリエステル樹脂Bの融解温度が、130℃以上である、請求項4~6のいずれか一項に記載のトナー。
【請求項8】
前記非結晶性ポリエステル樹脂Aの含有割合が、前記非結晶性ポリエステル樹脂成分100質量%に対して95質量%以下である、請求項4~7のいずれか一項に記載のトナー。
【請求項9】
前記非結晶性ポリエステル樹脂Bの含有割合が、前記非結晶性ポリエステル樹脂成分100質量%に対して5質量%以上である、請求項4~8のいずれか一項に記載のトナー。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載のトナーが収容された、トナーカートリッジ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、トナー、トナーカートリッジ、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
結晶性ポリエステル樹脂を含むトナーが知られている(例えば、特許文献1)。結晶性ポリエステル樹脂はガラス転移温度が低いことから、低温定着性トナーに用いられている。低温定着性トナーは、加熱式の定着装置を備える画像形成装置に好適に適用できる。
【0003】
低温定着性トナーには、省電力等の点から低温定着性のさらなる向上が求められている。
しかし、結晶性ポリエステル樹脂を含む低温定着性トナーを高温多湿環境下で放置すると、トナー中の結晶性ポリエステル樹脂のガラス転移温度が急激に上昇する。そのため、高温多湿環境下での低温定着性が低下する。
加えて、結晶性ポリエステル樹脂は吸湿性が高いため、結晶性ポリエステル樹脂を含む低温定着性トナーにおいては、高温多湿環境下でトナーの帯電量が低下しやすい。
以上の理由から、従来の低温定着性トナーにおいては、高温多湿環境下で優れた低温定着性及び帯電性を維持することが困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3693327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、常温での低温定着性に優れ、高温多湿環境下での低温定着性及び帯電性にも優れるトナー;前記トナーが収容されたトナーカートリッジ及び画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態のトナーは、トナー母粒子を持つ。トナー母粒子は、結晶性ポリエステル樹脂成分及び非結晶性ポリエステル樹脂成分を含有する。非結晶性ポリエステル樹脂成分は、少なくとも2種類以上の複数の非結晶性ポリエステル樹脂を含む。
複数の非結晶性ポリエステル樹脂のうち、最大含有量である非結晶性ポリエステル樹脂Aのガラス転移温度は、52℃以下である。
複数の非結晶性ポリエステル樹脂のうち、非結晶性ポリエステル樹脂A以外の少なくとも1種の非結晶性ポリエステル樹脂Bの融解温度は、100℃以上である。
非結晶性ポリエステル樹脂Aの割合は、非結晶性ポリエステル樹脂成分100質量%に対して80質量%以上である。
非結晶性ポリエステル樹脂Bの割合は、非結晶性ポリエステル樹脂成分100質量%に対して20質量%以下である。
結晶性ポリエステル樹脂成分の割合は、トナー母粒子100質量%に対して10質量%以下である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態の画像形成装置の概略構造の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
まず、第1の実施態様に係る実施形態のトナーについて説明する。
実施形態のトナーはトナー母粒子を有する。実施形態のトナーは、トナー母粒子の表面に付着した外添剤をさらに有してもよい。
【0009】
トナー母粒子について説明する。
トナー母粒子は、結晶性ポリエステル樹脂成分及び非結晶性ポリエステル樹脂成分を含有する。トナー母粒子は、結晶性ポリエステル樹脂成分及び非結晶性ポリエステル樹脂成分に加えて、着色剤、離型剤をさらに含有してもよい。
トナー母粒子は、実施形態に開示の効果が得られる範囲内であれば、結晶性ポリエステル樹脂成分、非結晶性ポリエステル樹脂成分、着色剤及び離型剤以外の他の成分をさらに含有してもよい。
【0010】
実施形態においては、軟化温度と融解温度との比(軟化温度/融解温度)が0.8未満であるか、1.2超であるポリエステル樹脂を「非結晶性ポリエステル樹脂」とする。また、軟化温度と融解温度との比(軟化温度/融解温度)が0.8~1.2であるポリエステル樹脂を「結晶性ポリエステル樹脂」とする。
(【0011】以降は省略されています)
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