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公開番号2025065983
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2023175537
出願日2023-10-10
発明の名称電力変換装置
出願人株式会社日立製作所,日立Astemo株式会社
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類H02M 7/48 20070101AFI20250415BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】絶縁基板への曲げ応力を低減しつつ放熱部材のポンプアウトを抑制できる。
【解決手段】電力変換装置は、少なくとも一方面に放熱面を有し、封止樹脂の中に半導体素子を内蔵する半導体モジュールと、放熱面に対向した冷却面を有する冷却部材と、放熱面と冷却面との間に配置される絶縁基板と、を備え、封止樹脂は、絶縁基板の短手方向の両端側において絶縁基板の厚さよりも突出し、先端で冷却部材と直接または緩衝部材を介して接触する一対の凸部を有し、凸部は、放熱面と冷却面との間に放熱部材を介して絶縁基板を保持する空間である保持部を形成する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも一方面に放熱面を有し、封止樹脂の中に半導体素子を内蔵する半導体モジュールと、
前記放熱面に対向した冷却面を有する冷却部材と、
前記放熱面と前記冷却面との間に配置される絶縁基板と、を備え、
前記封止樹脂は、前記絶縁基板の短手方向の両端側において前記絶縁基板の厚さよりも突出し、先端で前記冷却部材と直接または緩衝部材を介して接触する一対の凸部を有し、
前記凸部は、前記放熱面と前記冷却面との間に放熱部材を介して前記絶縁基板を保持する空間である保持部を形成する、電力変換装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電力変換装置において、
前記凸部は、前記絶縁基板を支持する段差部を有する、電力変換装置。
【請求項3】
請求項2に記載の電力変換装置において、
前記絶縁基板は、接着部材を介して前記段差部と固定される、電力変換装置。
【請求項4】
請求項1に記載の電力変換装置において、
前記半導体モジュールは、前記絶縁基板の長手方向に複数配され、
前記冷却部材は、前記絶縁基板の前記長手方向に沿って配される、電力変換装置。
【請求項5】
請求項4に記載の電力変換装置において、
前記凸部は、前記絶縁基板の前記長手方向に沿って設けられ、
前記封止樹脂は、前記絶縁基板の短手方向に沿って、前記絶縁基板の短手方向の両端側において前記絶縁基板の厚さよりも突出し、先端で前記冷却部材と直接または前記緩衝部材を介して接触する一対の第2凸部をさらに有する、電力変換装置。
【請求項6】
請求項1に記載の電力変換装置において、
前記凸部は前記放熱面との間に空間である退避空間を有する、電力変換装置。
【請求項7】
請求項6に記載の電力変換装置において、
前記退避空間は、直線状である前記凸部の一部が前記放熱面とは逆方向に移動することで形成される、電力変換装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力変換装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
直流電力と交流電力を変換する電力変換装置は、様々な装置に用いられており、小型で高い電力変換効率が求められる。また電力変換装置は、変換する電力量に応じた発熱が避けられず、放熱の対策も求められる。特許文献1には、第1導電層を表面に備える第1絶縁基板と、前記第1導電層の上に配置され、第1電極が前記第1導電層と接続される第1半導体デバイスと、前記第1絶縁基板の前記表面に形成され、前記第1半導体デバイスの第2電極と接続される第1信号配線と、前記第1絶縁基板の前記表面側に形成され、前記第1半導体デバイスの第3電極と接続される第2信号配線と、前記第1絶縁基板の上に配置される絶縁層とを備え、前記第1信号配線と前記第2信号配線は、前記絶縁層を挟んで配置されることを特徴とするパワーモジュールが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/043535号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されている発明では、放熱部材が外部に押し出されるポンプアウトの対応に改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の態様による電力変換装置は、少なくとも一方面に放熱面を有し、封止樹脂の中に半導体素子を内蔵する半導体モジュールと、前記放熱面に対向した冷却面を有する冷却部材と、前記放熱面と前記冷却面との間に配置される絶縁基板と、を備え、前記封止樹脂は、前記絶縁基板の短手方向の両端側において前記絶縁基板の厚さよりも突出し、先端で前記冷却部材と直接または緩衝部材を介して接触する一対の凸部を有し、前記凸部は、前記放熱面と前記冷却面との間に放熱部材を介して前記絶縁基板を保持する空間である保持部を形成する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、絶縁基板への曲げ応力を低減しつつ放熱部材のポンプアウトを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
電力変換装置1の断面図
図1のII-II断面図
変形例1における電力変換装置1の断面図
段差部13Dを説明する図
変形例2における電力変換装置1の断面図
変形例3における封止樹脂13の形状を示す図
変形例4における放熱面12Hの位置における電力変換装置1の断面図
放熱面12Hの位置における電力変換装置1の別形態の断面図
放熱面12Hの位置における電力変換装置1のさらなる別形態における断面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
―実施の形態―
以下、図1~図2を参照して、電力変換装置の実施の形態を説明する。本実施の形態では、図面間の相関を明示するために共通するXYZ軸を定義する。
【0009】
図1は、電力変換装置1の断面図である。図1では、図示上部がZ軸プラス側、図示右側がX軸、図示奥行き方向がY軸プラス側である。電力変換装置1は、半導体素子11と、導体12と、封止樹脂13と、冷却部材17とを備える。
【0010】
半導体素子11は、1または複数のパワー半導体素子であり動作時に発熱を有する。導体12は、半導体素子11に接続され、半導体素子11に入出力する電力の経路となる。また導体12は半導体素子11が発する熱の排熱路としても機能する。以下では、導体12のZ軸プラス側の端部を放熱面12Hと呼ぶ。半導体素子11の全体および導体12の一部は封止樹脂13により封止される。導体12のZ軸プラス側の端部である放熱面12Hは封止樹脂13から露出しており、半導体素子11が発する熱は放熱面12Hから封止樹脂13の外部に放出される。
(【0011】以降は省略されています)

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