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公開番号2025065818
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2023175274
出願日2023-10-10
発明の名称車内会話支援装置
出願人トヨタ車体株式会社
代理人個人,個人
主分類B60R 11/02 20060101AFI20250415BHJP(車両一般)
要約【課題】前部座席の乗員と後部座席の乗員との間でのコミュニケーションを必要に応じて円滑に取ることのできる車内会話支援装置を提供する。
【解決手段】車内会話支援装置は、仕切り壁14、連通窓部15、開閉部材16を有する車両10に適用される。車内会話支援装置は、会話補助部40、および電子制御装置50を備える。会話補助部40は、キャビン11内の音を集める集音部22,32と同集音部22,32により集めた音を出力するスピーカー23,33とを有し、前部座席12の乗員と後部座席13の乗員との間での会話を補助する。電子制御装置50は、開閉部材16の開動作に合わせて会話補助部を作動させる一方で、開閉部材16の閉動作に合わせて会話補助部40を非作動にする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
キャビンにおける前部座席を含む空間と後部座席を含む空間との間を仕切る形状をなす仕切り壁、および、同仕切り壁に設けられて前記前部座席を含む空間と前記後部座席を含む空間とを連通する連通窓部、および、前記連通窓部を開閉可能に設けられる開閉部材、を備える車両に適用され、
前記キャビンに設けられ、同キャビン内の音を集める集音部と同集音部により集めた音を出力するスピーカーとを有し、前記集音部および前記スピーカーの作動を通じて前記前部座席の乗員と前記後部座席の乗員との間での会話を補助する会話補助部と、
前記開閉部材の開動作に合わせて前記会話補助部を作動させる一方で、前記開閉部材の閉動作に合わせて前記会話補助部を非作動にする作動制御部と、
を備える車内会話支援装置。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記車両は、前記開閉部材を開閉操作する際に操作される開閉スイッチを有し、
前記作動制御部は、前記開閉部材を開操作する態様で前記開閉スイッチが操作されたときに前記会話補助部を作動させるものであり、且つ、前記開閉部材を閉操作する態様で前記開閉スイッチが操作されたときに前記会話補助部を非作動にするものである、
請求項1に記載の車内会話支援装置。
【請求項3】
前記会話補助部の作動および非作動を切り替える際に操作される会話スイッチと、
前記会話スイッチが前記会話補助部を作動させる態様で操作されるときには同会話補助部を作動させる一方で、前記会話スイッチが前記会話補助部を非作動にする態様で操作されるときには同会話補助部を非作動にする作動切替部と、を有する、
請求項2に記載の車内会話支援装置。
【請求項4】
前記キャビンに設けられ、前記会話補助部の作動状態を表示する表示部を有する、
請求項1~3のいずれか一項に記載の車内会話支援装置。
【請求項5】
前記会話補助部の作動および非作動を切り替える際に操作される会話スイッチと、
前記会話スイッチが前記会話補助部を作動させる態様で操作されるときには同会話補助部を作動させる一方で、前記会話スイッチが前記会話補助部を非作動にする態様で操作されるときには同会話補助部を非作動にする作動切替部と、
前記キャビンに設けられ、前記会話補助部の作動状態を表示する表示部と、を有し、
前記会話スイッチおよび前記表示部は、前記キャビンに設けられたタッチパネルの同一画面領域に設定されてなる、
請求項1または2に記載の車内会話支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車内会話支援装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等の車両のキャビンに、運転席を含む前部座席と後部座席との間を仕切る仕切り壁を設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、キャビンの内部が仕切り壁によって2つの独立した居住空間、詳しくは、前部座席側の空間と後部座席側の空間とに区画される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-222094号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記車両では、キャビンに2つの独立した居住空間を形成することが可能になる。こうした車両であっても、前部座席の乗員と後部座席の乗員との間で会話などのコミュニケーションを取りたい状況が生じ得る。この場合、前記車両では前部座席と後部座席との間が仕切り壁によって仕切られているため、前部座席の乗員と後部座席の乗員との間で会話などのコミュニケーションを取り難いといった問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための装置の各態様を記載する。
[態様1]キャビンにおける前部座席を含む空間と後部座席を含む空間との間を仕切る形状をなす仕切り壁、および、同仕切り壁に設けられて前記前部座席を含む空間と前記後部座席を含む空間とを連通する連通窓部、および、前記連通窓部を開閉可能に設けられる開閉部材、を備える車両に適用され、前記キャビンに設けられ、同キャビン内の音を集める集音部と同集音部により集めた音を出力するスピーカーとを有し、前記集音部および前記スピーカーの作動を通じて前記前部座席の乗員と前記後部座席の乗員との間での会話を補助する会話補助部と、前記開閉部材の開動作に合わせて前記会話補助部を作動させる一方で、前記開閉部材の閉動作に合わせて前記会話補助部を非作動にする作動制御部と、を備える車内会話支援装置。
【0006】
上記構成によれば、前部座席の乗員と後部座席の乗員との間でのコミュニケーションを円滑にするべく、開閉部材を開動作させて連通窓部を開放することができる。しかも、開閉部材が開動作する場合には、前部座席の乗員と後部座席の乗員との間でコミュニケーションを取りたい状況になったとして、集音部およびスピーカーを有する会話補助部を作動させることができる。これにより、会話補助部を利用して、明瞭な音声により、前部座席の乗員と後部座席の乗員とが会話することができる。
【0007】
一方、開閉部材を閉動作させることで、前部座席の乗員と後部座席の乗員とが同開閉部材および仕切り壁によって隔てられる。しかも、開閉部材が閉動作する場合には、前部座席の乗員と後部座席の乗員との間での会話を含むコミュニケーションが不要な状況になったとして、会話補助部を非作動にすることができる。したがって、この場合には、前部座席の乗員と後部座席の乗員との間でのコミュニケーションを好適に停止させることができる。
【0008】
このように上記構成によれば、開閉部材の開閉動作と会話補助部の作動状態の切り替えとを連動させることで、前部座席の乗員と後部座席の乗員との間でのコミュニケーションを、必要に応じて円滑に取ることができる。
【0009】
[態様2]前記車両は、前記開閉部材を開閉操作する際に操作される開閉スイッチを有し、前記作動制御部は、前記開閉部材を開操作する態様で前記開閉スイッチが操作されたときに前記会話補助部を作動させるものであり、且つ、前記開閉部材を閉操作する態様で前記開閉スイッチが操作されたときに前記会話補助部を非作動にするものである、[態様1]に記載の車内会話支援装置。
【0010】
上記構成によれば、開閉スイッチの操作を契機にして、開閉部材の開動作に合わせて会話補助部を作動させることができるとともに、開閉部材の閉動作に合わせて会話補助部を非作動にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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