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公開番号2025065019
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2024167976
出願日2024-09-27
発明の名称複数のフィンを備えるパワー半導体コンポーネントを製造するための方法およびそれにより製造されたパワー半導体コンポーネント
出願人ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング,ROBERT BOSCH GMBH
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H10D 30/01 20250101AFI20250410BHJP()
要約【課題】フィンに及ぶ悪影響、およびパワー半導体コンポーネントにおいて問題が生じる可能性を克服すること。
【解決手段】複数のメサを作成するステップであり、各メサが、半導体基板の一領域に対応する上面を有し、各メサが、第1のトレンチと第2のトレンチとの間に配置され、第1のトレンチが底面を有し、第2のトレンチが底面を有し、各メサが、第1の側面および第2の側面を有し、第1の側面が、第1のトレンチの側面に対応し、第2の側面が、第2のトレンチの側面に対応し、各メサが、500nmよりも大きい幅を有する、ステップと、上面、各側面、および各底面にマスク層を適用するステップと、構造化マスクを作成するステップであり、露出表面が、側面、上面、および第1のトレンチ底面を含む、ステップと、フィンを作成するステップと、構造化マスクを除去するステップと、パワー半導体コンポーネントを完成させるステップとを含む方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のフィンを備えるパワー半導体コンポーネントを製造するための方法(100)であって、
半導体基板の前面から始めて前記半導体基板のドリフト層までエッチングによって複数のメサを作成するステップ(110)であり、各メサが、前記半導体基板の前記前面の一領域に対応する上面を有し、各メサが、第1のトレンチと第2のトレンチとの間に配置され、前記第1のトレンチが第1のトレンチ底面を有し、前記第2のトレンチが第2のトレンチ底面を有し、各メサが、第1の側面および第2の側面を有し、前記第1の側面が、前記第1のトレンチの第1のトレンチ側面に対応し、前記第2の側面が、前記第2のトレンチの第2のトレンチ側面に対応し、各メサが、500nmよりも大きい幅を有する、ステップ(110)と、
前記上面、前記第1の側面、前記第2の側面、前記第1のトレンチ底面、および前記第2のトレンチ底面にマスク層を適用するステップ(120)と、
前記マスク層の部分的な除去によって、露出表面が作成されるように構造化マスクを作成するステップ(130)であり、前記露出表面が、前記第1の側面、部分的に前記上面、および前記第1のトレンチ底面を含む、ステップ(130)と、
前記露出表面の加工によってフィンを作成するステップ(140)と、
前記構造化マスクを除去するステップ(150)と、
前記パワー半導体コンポーネントを完成させるステップ(160)と
を含む方法(100)。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記半導体基板がSiCを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法(100)。
【請求項3】
前記マスク層がSiNを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の方法(100)。
【請求項4】
前記フィンが熱酸化によって作成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の方法(100)。
【請求項5】
前記半導体基板がGaNを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法(100)。
【請求項6】
前記マスク層がTiまたはTiO2を含むことを特徴とする請求項1または5に記載の方法(100)。
【請求項7】
前記フィンがTMAHによって作成されることを特徴とする請求項1または5および6のいずれか一項に記載の方法(100)。
【請求項8】
複数のフィンを備えるパワー半導体コンポーネントであって、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法によって製造される、パワー半導体コンポーネント(200、300)。
【請求項9】
FinFETである、請求項8に記載のパワー半導体コンポーネント(200)。
【請求項10】
FinMOSFETであることを特徴とする請求項8に記載のパワー半導体コンポーネント(200、300)。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のフィンを備えるパワー半導体コンポーネントを製造するための方法、および複数のフィンを備えるパワー半導体コンポーネントに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ワイドバンドギャップ基板を含むフィン構造を備えるパワー半導体コンポーネントは、パワーエレクトロニクスにおいて高いチャネル密度および最小のオン抵抗を提供する。ここで、フィンは、500nm未満の狭い幅を有する。ここで、フィンは、メサの両側での細化によって製造される。
【0003】
ここで、フィン側壁の表面品質に悪影響を及ぼすことが欠点である。SiC基板の場合、フィン側壁に炭素クラスタが生じる可能性があり、これらの欠陥で電荷キャリアが高い散乱性を有するので、チャネル移動度の低下を引き起こす。
【0004】
さらに、相互コンダクタンスが非常に急峻であり、したがってパワー半導体コンポーネントの動的な動作において問題が生じる可能性があることが欠点である。例えば、ハーフブリッジ構成ではトランジスタの寄生スイッチングが生じる。
【発明の概要】
【0005】
本発明の課題は、これらの欠点を克服することである。
本発明による、複数のフィンを備えるパワー半導体コンポーネントを製造するための方法は、半導体基板の前面から始めて半導体基板のドリフト層までエッチングによって複数のメサを作成するステップであって、各メサが、半導体基板の前面の一領域に対応する上面を有し、各メサが、第1のトレンチと第2のトレンチとの間に配置され、第1のトレンチが第1のトレンチ底面を有し、第2のトレンチが第2のトレンチ底面を有し、各メサが、第1の側面および第2の側面を有し、第1の側面が、第1のトレンチの第1のトレンチ側面に対応し、第2の側面が、第2のトレンチの第2のトレンチ側面に対応し、各メサが、500nmよりも大きい幅を有する、ステップと、上面、第1の側面、第2の側面、第1のトレンチ底面、および第2のトレンチ底面にマスク層を適用するステップとを含む。この方法は、マスク層の部分的な除去によって、露出表面が作成されるように構造化マスクを作成するステップであって、露出表面が、第1の側面、部分的に上面、および第1のトレンチ底面を含む、ステップと、露出表面の加工によってフィンを作成するステップとをさらに含む。さらに、この方法は、構造化マスクを除去するステップと、パワー半導体コンポーネントを完成させるステップとを含む。
【0006】
ここで、利点は、フィンが片側でのみ細化されることである。それにより、フィンの第1の側面はフィンの第2の側面とは異なる界面構造を有し、チャネル密度が高く、相互コンダクタンスが平坦になる。
【0007】
さらなる発展形態では、半導体基板はSiCを含む。
さらなる形態では、マスク層はSiNを含む。
ここで、利点は、SiNが酸化プロセスに対する高い耐性を有し、したがって、半導体表面の一部での酸化物層の熱成長を防止するためにマスキングとして使用することができることである。
【0008】
発展形態では、フィンは熱酸化によって作成される。
さらなる形態では、半導体基板はGaNを含む。
発展形態では、マスク層はTiまたはTiO2を含む。
【0009】
さらなる形態では、フィンはTMAHによって作成される。
本発明による複数のフィンを備えるパワー半導体コンポーネントは、本発明による方法によって製造される。
【0010】
一形態では、パワー半導体コンポーネントはFinFETである。
さらなる形態では、パワー半導体コンポーネントはFinMOSFETである。
さらなる利点は、以下の例示的実施形態の説明および従属請求項から明らかになる。
(【0011】以降は省略されています)

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