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公開番号2025043593
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-01
出願番号2023150959
出願日2023-09-19
発明の名称フォトダイオード
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H10F 30/20 20250101AFI20250325BHJP()
要約【課題】暗電流が低減されたフォトダイオードを提供する。
【解決手段】フォトダイオード1は、基板10と、半導体積層体12とを備える。基板10は、主面10aを有している。半導体積層体12は、主面10a上に配置されている。半導体積層体12は、主面10a上に配置されているバッファ層13と、バッファ層13上に配置されている光吸収層14とを含む。光吸収層14は、InxGa1-xAsyP1-yで形成されており、x及びyは0より大きくかつ1より小さい。バッファ層13は、InzGa1-zAsで形成されており、zは0より大きくかつ1より小さい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
主面を有する基板と、
前記主面上に配置されている半導体積層体とを備え、
前記半導体積層体は、前記主面上に配置されているバッファ層と、前記バッファ層上に配置されている光吸収層とを含み、
前記光吸収層は、In

Ga
1-x
As


1-y
で形成されており、x及びyは0より大きくかつ1より小さく、
前記バッファ層は、In

Ga
1-z
Asで形成されており、zは0より大きくかつ1より小さい、フォトダイオード。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記基板は、InP基板であり、
前記光吸収層及び前記バッファ層は、前記InP基板に格子整合している、請求項1に記載のフォトダイオード。
【請求項3】
前記yは、0.70以上1.00未満である、請求項1に記載のフォトダイオード。
【請求項4】
p電極をさらに備え、
前記半導体積層体は、p型ドーパント拡散領域をさらに含み、かつ、メサ構造を有しており、
前記p型ドーパント拡散領域は、前記光吸収層に接しており、かつ、前記p電極に導通しており、
前記主面の平面視において、前記p電極の外縁と前記メサ構造の側面との間の最小距離は、18μm以上である、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のフォトダイオード。
【請求項5】
前記半導体積層体上に配置されている絶縁層をさらに備え、
前記絶縁層に開口が設けられており、
前記主面の前記平面視において、前記開口は前記p型ドーパント拡散領域を規定しており、
前記主面の前記平面視において、前記開口の縁と前記メサ構造の前記側面との間の最小距離は、20μm以上である、請求項4に記載のフォトダイオード。
【請求項6】
前記主面の前記平面視において、前記p電極の前記外縁と前記開口の前記縁との間の最大距離は、2μm以下である、請求項5に記載のフォトダイオード。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、フォトダイオードに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特開平11-54785号公報(特許文献1)は、受光素子を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-54785号公報[概要]
【0004】
本開示の目的は、暗電流が低減されたフォトダイオードを提供することである。
【0005】
本開示のフォトダイオードは、基板と、半導体積層体とを備える。基板は、主面を有している。半導体積層体は、基板の主面上に配置されている。半導体積層体は、基板の主面上に配置されているバッファ層と、バッファ層上に配置されている光吸収層とを含む。光吸収層は、In

Ga
1-x
As


1-y
で形成されており、x及びyは0より大きくかつ1より小さい。バッファ層は、In

Ga
1-z
Asで形成されており、zは0より大きくかつ1より小さい。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施の形態のフォトダイオードの概略断面図である。
図2は、実施の形態のフォトダイオードの、図1に示される矢印II方向からの概略部分平面図である。
図3は、InGaAsPの格子定数とバンドキャップエネルギーとの間の関係を示す図である。
図4は、実施の形態のフォトダイオードの製造方法の一工程を示す概略断面図である。
図5は、実施の形態のフォトダイオードの製造方法における、図4に示される工程の次工程を示す概略断面図である。
図6は、実施の形態のフォトダイオードの製造方法における、図5に示される工程の次工程を示す概略断面図である。
図7は、実施の形態のフォトダイオードの製造方法における、図6に示される工程の次工程を示す概略断面図である。
図8は、実施の形態のフォトダイオードの製造方法における、図7に示される工程の次工程を示す概略断面図である。
図9は、実施の形態のフォトダイオードの製造方法における、図8に示される工程の次工程を示す概略断面図である。
図10は、実施の形態のフォトダイオードの製造方法における、図9に示される工程の次工程を示す概略断面図である。
図11は、実施の形態のフォトダイオードの製造方法における、図10に示される工程の次工程を示す概略断面図である。
図12は、フォトダイオードに印加されるバイアス電圧とフォトダイオードの暗電流との関係のシミュレーション結果を示す図である。
図13は、光吸収層のヒ素の組成と、-1Vのバイアス電圧におけるフォトダイオードの暗電流との関係のシミュレーション結果を示す図である。
図14は、第1実施例のフォトダイオードの部分断面SEM写真を示す図である。
図15は、第1比較例のフォトダイオードの部分断面SEM写真を示す図である。
図16は、実施例のフォトダイオード及び比較例のフォトダイオードにおける、バイアス電圧とフォトダイオードの暗電流との関係の実験例を示す図である。
図17は、p型拡散領域を規定する絶縁層の開口の縁とメサ構造の側面との間の距離と、-1Vのバイアス電圧におけるフォトダイオードの暗電流との関係のシミュレーション結果を示す図である。[詳細な説明]
【0007】
図面に基づいて本開示の実施の形態の詳細について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。以下に記載する実施の形態の少なくとも一部の構成を任意に組み合わせてもよい。
【0008】
図1及び図2を参照して、本開示の実施の形態のフォトダイオード1を説明する。フォトダイオード1は、基板10と、半導体積層体12と、p型コンタクト層18と、絶縁層21と、反射防止膜22と、n電極25と、p電極26と、導電パッド27とを備えている。
【0009】
基板10は、主面10aと、主面10aとは反対側の主面10bとを有している。主面10aと主面10bとは、基板10の厚さ方向における両端面である。基板10は、例えば、InP基板のような半導体基板である。
【0010】
半導体積層体12は、基板10の主面10a上に配置されている。半導体積層体12は、頂面12aと、底面12bとを有している。底面12bは、主面10aに接触している。側面12sは、頂面12aと底面12bとに接続されている。半導体積層体12は、バッファ層13と、光吸収層14と、p型ドーパント拡散領域16とを含む。半導体積層体12は、窓層15をさらに含んでもよい。半導体積層体12は、積層された複数の半導体層を含む。例えば、半導体積層体12では、バッファ層13と光吸収層14と窓層15とが積層されている。
(【0011】以降は省略されています)

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