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公開番号
2025058722
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168840
出願日
2023-09-28
発明の名称
強誘電体メモリーおよびその製造方法
出願人
三菱ケミカル株式会社
,
ジェレスト, インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H10B
53/30 20230101AFI20250402BHJP()
要約
【課題】強誘電体層材料としてPZTまたはPLZT材料を用いた場合でも、α線量の発生を抑えた強誘電体メモリーおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】強誘電体層を有するキャパシタとトランジスタとを含有する強誘電体メモリーであって、
前記キャパシタの強誘電体層の材料がPZTまたはPLZTを含み、
前記PZTまたはPLZT中の鉛の同位体
208
Pbと
206
Pbとの比(
208
Pb/
206
Pb)が2.5以上であり、
前記トランジスタおよび/または前記キャパシタがスズ化合物を有するレジストによりパターン化されている。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
強誘電体層を有するキャパシタとトランジスタとを含有する強誘電体メモリーであって、
前記キャパシタの強誘電体層の材料がPZTまたはPLZTを含み、
前記PZTまたはPLZT中の鉛の同位体
208
Pbと
206
Pbとの比(
208
Pb/
206
Pb)が2.5以上であり、
前記トランジスタおよび/または前記キャパシタがスズ化合物を有するレジストによりパターン化されている、強誘電体メモリー。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記PZTまたはPLZTのα線放出量が0.02cph/cm
2
以下である、請求項1記載の強誘電体メモリー。
【請求項3】
前記レジスト中の鉛の含有量が1ppb以下である、請求項1記載の強誘電体メモリー。
【請求項4】
前記レジスト中のクロム、マンガン、鉄、ニッケル、銅の含有量がそれぞれ10ppb以下である、請求項1記載の強誘電体メモリー。
【請求項5】
前記スズ化合物が、酸化スズ(IV)を含む請求項1に記載の強誘電体メモリー。
【請求項6】
前記スズ化合物の前駆体が、下記の化学式(1)または(2)で示される、請求項1記載の強誘電体メモリー。
(化1)
R
p
SnX
m
…(1)
[前記Rはハロゲン原子で置換されていてもよい炭化水素基であり、pは0または1である。Xは加水分解性置換基であり、mは1~4の整数である。ただし、m+pは2または4である。]
(化2)
SnXa
4
…(2)
[前記Xaが加水分解性置換基であり、好ましくはアルコキシ基かジアルキルアミノ基である。]
【請求項7】
前記スズ化合物の前駆体が、テトラキス(ジメチルアミノ)スズおよび/またはイソプロピルトリス(ジメチルアミノ)スズである、請求項6記載の強誘電体メモリー。
【請求項8】
前記スズ化合物の前駆体の純度がスズ原子換算で97モル%以上である、請求項1記載の強誘電体メモリー。
【請求項9】
請求項1の強誘電体メモリーの製造方法において、前記レジストをマスクとして前記トランジスタおよび/または前記キャパシタがEUVによって露光されパターン化される工程を含む、強誘電体メモリーの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に半導体装置の製造に係り、特に鉛由来のα線を生じにくい強誘電体層を有する不揮発性半導体メモリーのキャパシタの製造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
不揮発性半導体メモリーはコンピューター等の高速主記憶装置として広く使われている。これらは揮発性の記憶装置であり、これに対し、最近では不揮発記憶装置として、フローティングゲート電極に情報を電荷の形で蓄積するフラッシュメモリー等が使われていることが多い。
【0003】
近年は情報を強誘電体層の自発分極の形で記憶する強誘電体メモリー(Ferroelectric Random Access Memory、以下「FeRAM」と称することがある)が製造されている。かかるFeRAMでは、トランジスタと強誘電体キャパシタとを有するメモリセル構成であり、具体的には、トランジスタがDRAMの場合と同様に単一のMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)よりなり、キャパシタ中の誘電体層をPZT:ジルコン酸チタン酸鉛(Pb(Zr
x
・Ti
x
)O
3
)あるいはPLZT:ランタンドープジルコン酸チタン酸鉛((Pb
y
・La
y
)(Zr
x
・Ti
x
)O
3
)、さらには、タンタル酸ビスマス酸ストロンチウム:SBT(SrBi
2
Ta
2
O
3
)等の強誘電体に置き換えた構成を有しており、高い集積密度での集積が可能である(なお、前記x、yはそれぞれ正数であり、互いに同一であっても異なっていてもよい)。
【0004】
また、FeRAMは電界の印加により強誘電体キャパシタの自発分極を制御するため、フラッシュメモリー等に比べて書き込み速度が1000倍あるいはそれ以上速くなり、また消費電力が約1/10以下に低減される有利な特徴を有している。さらにトンネル酸化膜を使う必要がないため寿命も長く、フラッシュメモリーの10万倍の書き換え回数を確保できると考えられる。
【0005】
従来、このようなFeRAMに使われる強誘電体層の形成においてスパッタリングやMOCVD法は不可欠の技術であり、特に強誘電体層を形成する場合、PbやSr,Zr,Ti等の金属元素を含む原料を供給する必要がある。近年は微細化するためスパッタリングは使用されず、金属元素の有機金属原料を使ったMOCVD法が専ら使用される(例えば、特許文献1等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2022/190817号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、強誘電体層材料として通常のPZTまたはSBTを用いて強誘電体メモリーのデバイスを作製すると、α線の入射によりメモリーが誤動作を引き起こすソフトエラーが問題となっている。
【0008】
一方、半導体デザインの進化は、半導体基板材上にこれまでにないほど微細なフィーチャを形成する必要性があり、個々のフィーチャは、約22ナノメータ(nm)以下であり、場合によっては10nm未満でありうる。かかる微細フィーチャを有するデバイスの製造における1つの課題は、十分な解像度を有するフォトリソグラフィマスクを確実に、かつ再現性よく形成する能力である。光の波長より小さいフィーチャサイズを実現することは、マルチパターニング等の複雑な高解像度化技術の使用が必要である。よって、10nmから15nm(例えば、13.5nm)の波長を有する極紫外放射線(EUV)等のより短い波長光を用いるフォトリソグラフィ技術の開発は重要性を持つ。
【0009】
従来の有機化学増幅型レジスト(CAR)は、特に、EUV領域で低吸着係数を有し、光活性化化学種の拡散のぼやけまたはラインエッジの粗さが発生する可能性があるため、EUVリソグラフィで用いられるときに潜在的な欠点を有する。したがって、薄い厚み、より優れた吸光度、およびより優れたエッチング耐性という特性を有する改良されたEUVフォトレジスト材料の必要性が残る。
【0010】
そこで、本発明ではこのような背景の下において、強誘電体層材料としてPZTまたはPLZTを用いた場合でもα線による誤動作が抑制されると共に、高精細化された強誘電体メモリーおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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