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公開番号
2025064992
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2024162718
出願日
2024-09-19
発明の名称
自動化された棚ストック管理
出願人
東芝テック株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
G06Q
30/06 20230101AFI20250410BHJP(計算;計数)
要約
【課題】自動化された棚ストック管理を実行するシステム及び方法を提供する。
【解決手段】方法は、ストックされたアイテムのセットを有する棚構造に向かって視野を有し、棚構造の画像をキャプチャするように動作可能な光学センサデバイスに動作可能に結合された第1のネットワークノードによって実行され、第1のネットワークノードは、棚構造上に配設された表示デバイスのセットに動作可能に結合され、各表示デバイスは、棚構造のある特定のストックされたアイテムに固有であり且つ近接しており、ストックアイテム情報を表示し、ある特定のストックされたアイテムのストックアイテム情報が対応する表示デバイスによって表示されたストックアイテム情報に関連付けられているかどうかを判断するために、棚構造上のストックされたアイテム及び対応する表示デバイスの現在の配列に関連付けられた情報を取得する。
【選択図】図4A
特許請求の範囲
【請求項1】
各棚がストックされたアイテムのセットの一部分を有しており、同じストックされたアイテムのいずれもが棚上に横方向に配列される、複数の棚を有する棚構造に向かって視野を有しており、前記棚構造の画像をキャプチャするように動作可能な光学センサデバイスと、
前記棚構造上に配設され、特定のストックされたアイテムに固有であり且つ近接しており、前記特定のストックされたアイテムのストックアイテム情報を表示するように動作可能である前記表示デバイスのセットと、
にネットワークを通して動作可能に結合された第1のネットワークノードによって実行される方法であって、
前記棚構造上の前記ストックされたアイテム及び前記対応する表示デバイスの現在の配列に関連付けられた情報を取得し、
前記棚構造上の特定のストックされたアイテムの前記ストックアイテム情報が前記対応する表示デバイスによって表示された前記ストックアイテム情報に関連付けられているかどうかを判断する、方法。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記第1のネットワークノードによって、前記ネットワークを通して前記光学センサデバイスから、前記棚構造の前記現在の配列の情報を含むインジケーションを受信すること
を更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のネットワークノードによって、前記ネットワークを通して前記光学センサデバイスから、前記棚構造の画像を含む画像データを受信することと、
前記画像データに基づいて、前記棚構造の前記現在の配列の情報を決定することと
を更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
ノイズ低減、コントラスト強調、画像サイズ変更、色補正、画像セグメンテーション、及び特徴抽出のうちの少なくとも1つを実行するように前記画像データを前処理すること
を更に備える、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記現在の配列の情報を決定することは、
前記第1のネットワークノードの処理回路構成によって、前記第1のネットワークノードの人工知能回路構成に、前記棚構造の前記画像を含む前記画像データを送ることと、ここにおいて、前記人工知能回路構成は、画像データから、棚構造上のストックされたアイテム及び対応する表示デバイスの配列に関連付けられた情報を抽出するように訓練され且つ動作可能であり、
前記処理回路構成によって、前記ニューラルネットワーク回路構成から、前記棚構造の前記現在の配列の情報を含むインジケーションを受信することと
を更に含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記現在の配列の情報を決定することは、
前記画像データに基づいて、前記棚構造上の前記ストックされたアイテム及び前記対応する表示デバイスに関連付けられたテキスト又はオブジェクトの存在及びロケーションを識別することと、
前記画像データと、前記テキスト又はオブジェクトの前記識別されたロケーションとに基づいて、前記棚構造上の前記ストックされたアイテム及び前記対応する表示デバイスに関連付けられた前記テキスト又はオブジェクトを抽出することと、
前記棚構造上の前記ストックされたアイテム及び前記対応する表示デバイスに関連付けられた前記抽出されたテキスト又はオブジェクトと、前記テキスト又はオブジェクトの前記識別されたロケーションとに基づいて、前記棚構造上の前記ストックされたアイテム及び前記対応する表示デバイスの前記現在の配列の情報を決定することと
を更に含む、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記棚構造の前記現在の配列の情報に基づいて、前記棚構造の前記ストックされたアイテムのうちの少なくとも1つの前記ストックアイテム情報が前記対応する表示デバイスによって現在表示されている前記ストックアイテム情報とは異なると判断すること
を更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ストックアイテム情報を決定することは、
前記棚構造の前記現在の配列の情報に基づいて、前記棚構造のある特定の位置、ロケーション、又は配列に現在ストックされているアイテムの前記ストックアイテム情報を取得することと、
前記棚構造の予期される配列情報に基づいて、前記ある特定の位置、ロケーション、又は配列にあることを予期されるストックされたアイテムの前記ストックアイテム情報を取得することと、
前記現在ストックされているアイテムが前記予期されるストックされたアイテムとは異なると判断することと
を更に含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のネットワークノードによって、前記ネットワークを通して前記対応する表示デバイスに、不適切にストックされたアイテムに関連付けられた視覚的表現を表示することを求める要求を含むインジケーションを送ること
を更に備える、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のネットワークノードによって、前記ネットワークを通して第3のネットワークノードに、前記棚構造の前記ある特定の位置、ロケーション、又は配列にある不適切にストックされたアイテムに関連付けられたインジケーションを送ること
を更に備える、請求項8に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【背景技術】
【0001】
[0001]小売店は、消費者が棚上のストックされたアイテムを閲覧することができるそれらの棚の通路に沿って販売用のストックされたアイテム(例えば、小売アイテム)を提供する。消費者が棚からストックされたアイテムを取った際、小売店は、消費者がストックされたアイテムを購入すると、それらを継続的に再ストックする。更に、ある特定のストックされたアイテムは、他のストックされたアイテムよりも頻繁に再ストックされる必要があり得る。小売店管理は、店員が通路を横断して、再ストックされるべき棚上のそれらのストックされたアイテムを識別することを求める可能性がある。この手法は、小売店の営業中に再ストックする際に店員が著しい時間及びコストを費やすことを求める。小売店管理は、店員が再ストックに費やす時間及びコストの量を低減することができるが、この決定は、より長い持続時間にわたるストックされたアイテムのより頻繁な品切れを小売店にもたらし得る。
続きを表示(約 5,400 文字)
【0002】
[0002]ここで、本開示の実施形態が示される添付の図面を参照して、本開示が以下でより十分に説明される。しかしながら、本開示は、本明細書に記載される実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、この開示が徹底的且つ完全となり、当業者に本開示の範囲を十分に伝達するように提供される。全体を通じて、同様の番号は同様の要素を指す。
【図面の簡単な説明】
【0003】
[0003]本明細書で説明されるような様々な態様による、自動化された棚再ストックを実行するように動作可能なシステムの一実施形態を例示する。
本明細書で説明されるような様々な態様による、自動化された棚再ストックを実行するように動作可能なシステムの一実施形態を例示する。
図1A~1Bのシステムのある特定の信号フローの一実施形態を例示する信号フロー図である。
[0004]本明細書で説明されるような様々な態様によるネットワークノードデバイスの実施形態を例示する。
本明細書で説明されるような様々な態様によるネットワークノードデバイスの実施形態を例示する。
本明細書で説明されるような様々な態様によるネットワークノードデバイスの実施形態を例示する。
本明細書で説明されるような様々な態様によるネットワークノードデバイスの実施形態を例示する。
本明細書で説明されるような様々な態様によるネットワークノードデバイスの実施形態を例示する。
本明細書で説明されるような様々な態様による光学センサデバイスの一実施形態を例示する。
[0005]本明細書で説明されるような様々な態様による第1のネットワークノードデバイスの別の実施形態を例示する。
本明細書で説明されるような様々な態様による光学センサデバイスの別の実施形態を例示する。
[0006]本明細書で説明されるような様々な態様による、自動化された棚再ストックのネットワークノードデバイスによって実行される方法の実施形態を例示する。
本明細書で説明されるような様々な態様による、自動化された棚再ストックのネットワークノードデバイスによって実行される方法の実施形態を例示する。
本明細書で説明されるような様々な態様による、自動化された棚再ストックのネットワークノードデバイスによって実行される方法の実施形態を例示する。
本明細書で説明されるような様々な態様による、自動化された棚再ストックのネットワークノードデバイスによって実行される方法の実施形態を例示する。
本明細書で説明されるような様々な態様による、自動化された棚再ストックのネットワークノードデバイスによって実行される方法の実施形態を例示する。
本明細書で説明されるような様々な態様による、自動化された棚再ストックの光学センサデバイスによって実行される方法の一実施形態を例示する。
[0007]本明細書で説明されるような様々な態様によるデバイスの別の実施形態を例示する。
【発明を実施するための形態】
【0004】
[0008]簡潔さ及び例示を目的として、本開示は、主にその例証的な実施形態を参照することによって説明される。以下の説明では、数多くの特定の詳細が、本開示の徹底的な理解を提供するために記載されている。しかしながら、本開示がこれらの特定の詳細に限定されることなく実施され得ることは、当業者に容易に明らかとなるであろう。
【0005】
[0009]電子棚札(ESL:Electronic shelf label)表示デバイスは、小売棚上、例えば棚の前縁部上に位置付けられることができ、ストックされたアイテムの価格を表示するように小売業者によって設定されることができ、価格は、サーバの制御下で自動的に更新又は変更されることができる。ESL表示デバイスは、例えば、対応するストックされたアイテムの現在の価格を消費者に表示するための電子ペーパー(Eペーパー)又は液晶ディスプレイ(LCD)技術を含むことができる。Eペーパー技術は、Eペーパー技術が明確に視認可能な表示を提供し、フルグラフィック画像をサポートし、それと同時に電力の大部分を表示の更新中に消費し、表示された画像を保持するためにほとんど又は全く電力が必要とされないので、ESL表示デバイスに広く使用されている。
【0006】
[0010]更に、ESL表示デバイスは、価格又は在庫変更に起因する紙棚札の交換をもはや必要としないことによって、小売店におけるカーボンフットプリント廃棄物を低減することができ、店員が紙棚札を手作業で交換することを求める代わりに、リアルタイムでの製品価格の更新を可能にすることができる。サーバは、準備及び設置に手作業のプロセスを必要とする静的プラカード(例えば、紙棚札)とは対照的に、対応するストックされたアイテムの価格が変更されたときはいつでもESL表示デバイス上の表示された価格を自動的に更新するように構成されることができる。棚にストックするとき、店員は、プラノグラム(planogram)に従うことができる。ある定義では、プラノグラムは、棚構造の棚上の各ストックされたアイテムの特定の位置、ロケーション、又は配列を提供する。別の定義では、プラノグラムは、棚構造の棚上のストックされたアイテムの位置、配置、又は配列を示すダイアグラム又はモデルである。店員はまた、小売棚上の在庫を再ストック及び調整するので、ESL表示デバイスを手作業で配置するか、移すか、又は移動させる可能性がある。しかしながら、この手作業のプロセスは、ESL表示デバイスが不正確に配置される若しくは移動させられるか、又は新しい若しくは変更された棚在庫を表すように不適切に設定されることをもたらす可能性がある。それ故に、ESL表示デバイスを使用して自動化された棚ストック管理を実行するための改善された技法が必要とされている。加えて、本開示の他の望ましい特徴及び特性は、添付の図並びに前述の技術分野及び背景技術と併せて、後続の発明を実施するための形態及び実施形態から明らかとなる。
【0007】
[0011]例証的な一実施形態では、光学センサデバイス(例えば、センサ、カメラ)は、棚在庫を監視し、棚在庫ロケーション及び調整に関する問題を識別するように構成されることができる。更に、光学センサデバイスは、各表示デバイスによって表示された視覚的な一意識別子コード(例えば、バーコード、QRコード(登録商標))をスキャン又はキャプチャすることによって、棚上に位置付けられた表示デバイス(例えば、ESL表示デバイス)のセットの初期セットアップを行うように構成されることができる。一例では、光学センサデバイスは、表示デバイス上に表示された視覚的な一意識別子コードをスキャン及び復号して、その表示デバイスの一意識別子を取得することができる。別の例では、光学センサデバイスは、表示デバイス上に表示された視覚的な一意識別子コードのキャプチャされた画像の画像データをキャプチャすることができる。光学センサデバイスは、次いで、画像データに基づいて視覚的な一意識別子コードを復号して、表示デバイスの一意識別子を取得することができる。更に別の例では、光学センサデバイスは、画像データをサーバに送ることができ、そこで、サーバは、画像データに基づいて視覚的な一意識別子コードを復号して、表示デバイスの一意識別子を取得するように構成される。一意識別子は、次いで、ある特定の表示デバイス及び対応するストックされたアイテムに関連付けられることができる。サーバはまた、ストックされたアイテムを表示デバイスに関連付けるように構成されることができ、サーバが、更新された価格の表示のために、特定のストックされたアイテムについての価格更新を対応する表示デバイスにプッシュすることを可能にする。
【0008】
[0012]別の例証的な実施形態では、システムは、棚監視を実行するための光学センサデバイス(例えば、スキャナ、カメラ)と、表示デバイス(例えば、ESL表示デバイス)のセットとを含む。システムは、表示のためにある特定の表示デバイスに、ある特定の表示デバイスに近接する対応するストックされたアイテムに関連付けられたストックアイテム情報(例えば、価格、製品、UPC、ストック番号)を出力するように構成されることができる。更に、システムは、ある特定の表示デバイス上に表示されたストックアイテム情報を更新し、そのストックされたアイテムが少量であるか又は棚上で品切れしていることに基づいて、対応するストックされたアイテムを再ストックすることを決定することができる。システムはまた、表示デバイスを対応するストックされたアイテムに近接して配置及び設定することによって、プラノグラムを必要とすることなく、製品の利用可能性に基づいて店員が棚に再ストックすることを可能にすることができる。更に、システムは、対応する表示デバイスによって表示されたストックされたアイテムの価格を調整することができる。
【0009】
[0013]別の例証的な実施形態では、光学センサデバイス(例えば、閉回路カメラデバイス)は、棚在庫を監視し、光学センサデバイスの視野内の棚上のストックされたアイテムを識別することができる。加えて、光学センサデバイスは、表示デバイス及びそれらの対応するストックされたアイテム、並びに各表示デバイスによって表示された内容を識別することができる。複数の棚を有する棚構造上の表示デバイスの初期設定中に、ネットワーク(例えば、イーサネット(登録商標)、WiFi、インターネット、LAN)を通して表示デバイスに動作可能に結合された第1のネットワークノード(例えば、サーバ)は、各表示デバイスに、視覚的な一意識別子コード(例えば、バーコード、QRコード)を表示することを求める要求を含むインジケーションを送ることができる。各表示デバイスは、サーバと通信するために、ワイヤレス通信(例えば、WiFi、Bluetooth(登録商標)、LoRa)、ワイヤード通信(例えば、イーサネット、USB)、赤外線通信、光通信、又は同様のものを使用するように構成されることができる。特定のワイヤレス通信技術の選択は、ワイヤレス範囲、速度、バッテリ寿命、信頼性、又は同様のものに基づくことができる。それに応じて、各表示デバイスは、その表示デバイスのある特定の視覚的な一意識別子コードの表示のために出力することができる。第1のネットワークノードは、次いで、棚構造の棚上の表示デバイス及びそれらの対応するストックされたアイテムに関連付けられた現在の配列の情報を取得することができる。現在の配列の情報は、各表示デバイスの一意識別子、棚構造の棚上の各表示デバイスの位置、ロケーション、若しくは配列、各ストックされたアイテムのストックアイテム情報(例えば、価格、製品、UPC、ストック番号)、棚構造の棚上の各ストックされたアイテムの位置、ロケーション、若しくは配列、棚構造の棚上の各ストックされたアイテムに対してストックされたアイテムの数、又は同様のものを含むことができる。第1のネットワークノードは、次いで、各表示デバイスを棚上の対応する位置、ロケーション、又は配列、及びその表示デバイスに近接する対応するストックされたアイテムに関連付けることができる。更に、第1のネットワークノードは、棚構造の棚上の各ストックされたアイテムの位置、ロケーション、又は配列に基づいて、棚構造のプラノグラムを生成又は更新することができる。
【0010】
[0014]別の例証的な実施形態では、棚構造上の1つ以上の表示デバイスの設定中に、第1のネットワークノードは、各表示デバイスに、その表示デバイスの視覚的な一意識別子コードを表示することを求める要求を含むインジケーションを送ることができる。それに応じて、各表示デバイスは、その表示デバイスのある特定の視覚的な一意識別子コードの表示のために出力することができる。第1のネットワークノードは、次いで、棚構造の棚上の表示デバイス及びそれらの対応するストックされたアイテムに関連付けられた現在の配列の情報を取得することができる。第1のネットワークノードは、次いで、各表示デバイスを棚上の対応する位置、ロケーション、又は配列、及びその表示デバイスに近接する対応するストックされたアイテムに関連付けることができる。更に、第1のネットワークノードは、棚構造の棚上の各ストックされたアイテムの位置、ロケーション、又は配列に基づいて、棚構造の現在のプラノグラムを更新することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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