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公開番号
2025064393
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023174133
出願日
2023-10-06
発明の名称
高固形分塗料組成物及び複層塗膜形成方法
出願人
関西ペイント株式会社
代理人
主分類
C09D
175/04 20060101AFI20250410BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】仕上がり外観、耐ワキ性、及びリコート付着性に優れた塗膜を形成すること。
【解決手段】(A)水酸基含有アクリル樹脂、(B)数平均分子量が1,500以下である水酸基含有オリゴマー、(C)ポリイソシアネート化合物を含有し、かつ、塗装時の固形分が、50質量%以上であって、かつ、塗料組成物の塗着360秒後の粘度が、温度23℃及びせん断速度0.1sec
-1
の条件下で測定して80Pa・s以下であり、かつ、塗着360秒後の固形分が、75質量%以上であることを特徴とする、高固形分塗料組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)水酸基含有アクリル樹脂、
(B)数平均分子量が1,500以下である水酸基含有オリゴマー、
(C)ポリイソシアネート化合物を含有し、
かつ、塗装時の固形分が、50質量%以上であって、
かつ、塗料組成物の塗着360秒後の粘度が、温度23℃及びせん断速度0.1sec
-1
の条件下で測定して80Pa・s以下であり、かつ、塗着360秒後の固形分が、75質量%以上であることを特徴とする、高固形分塗料組成物。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記水酸基含有オリゴマー(B)がひまし油である、請求項1に記載の高固形分塗料組成物。
【請求項3】
前記ひまし油の含有量が、高固形分塗料組成物の樹脂固形分100質量部を基準として、0.5~25質量部である、請求項2に記載の高固形分塗料組成物。
【請求項4】
さらにメラミン樹脂(D)を含有し、前記メラミン樹脂(D)の含有量が、高固形分塗料組成物の樹脂固形分100質量部を基準として、0.1~10質量部である、請求項1に記載の高固形分塗料組成物。
【請求項5】
さらにポリエステル樹脂(E)を含有する、請求項1に記載の高固形分塗料組成物。
【請求項6】
下記の工程(1)~(3):
工程(1):被塗物上に、ベースコート塗料組成物を塗装して、ベースコート塗膜を形成する工程、
工程(2):工程(1)で得られるベースコート塗膜上に、請求項1~5のいずれか1項に記載の高固形分塗料組成物を塗装して、クリヤコート塗膜を形成する工程、
工程(3):前記工程(1)及び(2)で形成されるベースコート塗膜及びクリヤコート塗膜を含む複層塗膜を加熱することによって、前記複層塗膜を同時に硬化させる工程、
を含む複層塗膜形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高固形分塗料組成物及び複層塗膜形成方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、地球環境保護の観点から、塗料から放出される揮発性有機化合物(VOC)を低減することが要求されており、各分野で溶剤系塗料から水系塗料への置換が急速に進んでいる。
【0003】
自動車の塗装においても、以前は大量の溶剤系塗料が使用され、それらの塗料から排出されるVOCの低減が急務となっていたが、自動車の下塗り、中塗り及び上塗り塗装工程で用いられる各種塗料に関して、有機溶剤系塗料から水系塗料への置換が進められ、現在では、水系塗料による塗装が主流となっている。
【0004】
しかしながら、上塗りクリヤコート塗料においては、特に、高度の塗膜性能(リコート付着性等)及び仕上がり外観のレベルが要求されることから、現在でも溶剤系クリヤコート塗料が主として塗装されている。
【0005】
クリヤコート塗料の水性化によらないVOC低減手法の一つとして、塗料の高固形分化(固形分濃度を高める)を挙げることができる。
【0006】
また、一般に、加熱硬化型塗料は、加熱硬化過程において急激に温度が上昇した場合、形成される硬化塗膜にワキと呼ばれる現象が発生することが知られている。ワキとは、塗膜表面の泡状の塗膜欠陥であり、塗膜内部に残留している溶媒が、加熱硬化中に急激に蒸発して塗膜内に気泡を生じ、これと同時に塗膜中の樹脂成分が固形化することにより、気泡が生じた部分が泡状欠陥となって現れるものである。該ワキはピンホールと呼ばれる場合もある。
【0007】
ワキは、塗膜中の溶媒が、加熱硬化中に急激に蒸発することにより発生するため、一般に、塗料中の溶媒として、沸点が比較的高い有機溶剤を使用し、溶媒の蒸発速度を遅くすることによって改善する。しかしながら、前記高固形分塗料は、有機溶剤の使用量が制限されるため、ワキが発生しやすい。
【0008】
例えば、特許文献1には、(A)重量平均分子量が3,000~10,000の範囲内であり、かつ水酸基価が130~220mgKOH/gの範囲内である水酸基含有アクリル樹脂、(B)ひまし油、(C)メラミン樹脂及び(D)触媒を含有し、かつ、塗装時の固形分含有率が、50質量%以上であることを特徴とする高固形分塗料組成物が開示されている。
【0009】
また、特許文献2には、被塗物に、ベースコート塗料を塗装してベースコート塗膜を形成し、該未硬化のベースコート塗膜上に、クリヤコート塗料を塗装してクリヤコート塗膜を形成し、ベースコート塗膜及びクリヤコート塗膜を同時に加熱硬化する複層塗膜形成方法において、該クリヤコート塗料が、(A)カルボキシル基及び/又は環状酸無水基含有化合物、(B)ポリエポキシド、並びに(C)沸点が240℃~300℃、水に対する溶解度が20以下である有機溶剤を含有するクリヤコート塗料であって、(C)成分の配合割合が、(A)成分及び(B)成分の総量を基準にして、2~20質量%であることを特徴とする複層塗膜形成方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
WO2022/244538号公報
特許第4829837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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