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公開番号2025064286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173902
出願日2023-10-05
発明の名称画像処理装置
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人個人
主分類G06V 30/14 20220101AFI20250410BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザーが簡単に、複数ページの原稿画像のそれぞれに対して同様の処理を実行させることができる画像処理装置を得る。
【解決手段】対象画像取得部11は、原稿の原稿画像を取得する。追加オブジェクト検出部12は、原稿に対して追加的に記載された追加オブジェクトを検出する。処理種別特定部13は、所定の複数の処理種別のうちの、検出された追加オブジェクトに含まれている加筆コマンドに対応する処理種別を特定する。処理実行部14は、当該画像処理装置または外部サーバーを使用して、特定された処理種別の処理を、検出された追加オブジェクトに基づいて特定される処理対象領域に対して実行する。そして、ルール管理部18は、(a)加筆コマンドおよび処理対象領域をルールとして登録し、(b)他の原稿画像に対して、ルールとして登録されている加筆コマンドおよび処理対象領域を追加する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
画像処理装置において、
原稿の原稿画像を取得する対象画像取得部と、
前記原稿に対して追加的に記載された追加オブジェクトを検出する追加オブジェクト検出部と、
所定の複数の処理種別のうちの、検出された前記追加オブジェクトに含まれている加筆コマンドに対応する処理種別を特定する処理種別特定部と、
当該画像処理装置または外部サーバーを使用して、特定された前記処理種別の処理を、検出された前記追加オブジェクトに基づいて特定される処理対象領域に対して実行する処理実行部と、
（ａ）前記加筆コマンドおよび前記処理対象領域をルールとして登録し、（ｂ）他の原稿画像に対して、ルールとして登録されている前記加筆コマンドおよび前記処理対象領域を追加するルール管理部と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記ルール管理部は、（ａ）前記加筆コマンドおよび前記処理対象領域の位置を登録し、（ｂ）前記他の原稿画像において、登録されている前記位置に当該加筆コマンドおよび当該処理対象領域を追加することを特徴とする請求項１記載の画像処理装置。
【請求項３】
前記ルール管理部は、（ａ）前記加筆コマンドおよび前記処理対象領域が追加された前記他の原稿画像を所定の表示装置に表示し、（ｂ）前記他の原稿画像において、ユーザー操作により指定された位置に前記加筆コマンドおよび前記処理対象領域を移動することを特徴とする請求項１記載の画像処理装置。
【請求項４】
前記ルール管理部は、（ａ）ルールとして登録されている前記加筆コマンドのリストを所定の表示装置に表示し、（ｂ）ユーザー操作に従って前記リストから加筆コマンドを選択し、（ｃ）選択した前記加筆コマンドおよび対応する前記処理対象領域を、前記他の原稿画像に対して追加することを特徴とする請求項１記載の画像処理装置。
【請求項５】
前記ルール管理部は、（ａ）前記加筆コマンドおよび前記処理対象領域が含まれている前記原稿画像を所定の表示装置に表示し、（ｂ）表示している前記加筆コマンドおよび前記処理対象領域を前記ルールとして登録することを特徴とする請求項１記載の画像処理装置。
【請求項６】
前記ルール管理部は、（ａ）前記加筆コマンドおよび前記処理対象領域が含まれている前記原稿画像を所定の表示装置に表示し、（ｂ）ユーザー操作に従って、表示している前記加筆コマンドおよび前記処理対象領域を編集し、（ｃ）編集後の前記加筆コマンドおよび前記処理対象領域を前記ルールとして登録することを特徴とする請求項５記載の画像処理装置。
【請求項７】
前記加筆コマンドは、文字情報ではなく画像情報であることを特徴とする請求項１記載の画像処理装置。
【請求項８】
前記加筆コマンドは、文字、記号、および図形の少なくとも１つの画像情報であることを特徴とする請求項７記載の画像処理装置。
【請求項９】
前記追加オブジェクト検出部および前記処理種別特定部は、機械学習された学習器を使用した物体検出によって前記追加オブジェクトの検出および前記処理種別の特定を実行することを特徴とする請求項７または請求項８記載の画像処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、画像処理装置に関するものである。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
ある画像処理装置は、（ａ）校正された原稿の原稿画像における、校正を示す加筆情報を取得し、（ｂ）取得された加筆情報の位置に基づいて、処理対象となる画像構成ブロックを特定し、（ｃ）その画像構成ブロックに対応付けられている処理候補を提示し、処理候補から選択された処理をその画像構成ブロックに対して実行している（例えば特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００８－２３６２４９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上述の画像処理装置の場合、ユーザーは、複数ページの原稿画像のそれぞれに対して同様の処理を実行させたいときには、原稿の各ページに対して、処理を指定する加筆を行う必要があり、不便である。
【０００５】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ユーザーが簡単に、複数ページの原稿画像のそれぞれに対して同様の処理を実行させることができる画像処理装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明に係る画像処理装置は、原稿の原稿画像を取得する対象画像取得部と、前記原稿に対して追加的に記載された追加オブジェクトを検出する追加オブジェクト検出部と、所定の複数の処理種別のうちの、検出された前記追加オブジェクトに含まれている加筆コマンドに対応する処理種別を特定する処理種別特定部と、当該画像処理装置または外部サーバーを使用して、特定された前記処理種別の処理を、検出された前記追加オブジェクトに基づいて特定される処理対象領域に対して実行する処理実行部と、（ａ）前記加筆コマンドおよび前記処理対象領域をルールとして登録し、（ｂ）他の原稿画像に対して、ルールとして登録されている前記加筆コマンドおよび前記処理対象領域を追加するルール管理部とを備える。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、ユーザーが簡単に、複数ページの原稿画像のそれぞれに対して同様の処理を実行させることができる画像処理装置が得られる。
【０００８】
本発明の上記又は他の目的、特徴および優位性は、添付の図面とともに以下の詳細な説明から更に明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図２は、原稿の一例、および、原稿に対して追加的に記載された追加オブジェクトとしての加筆コマンドおよびＲＯＩコマンドの一例を示す図である。
図３は、検出された加筆コマンドおよびＲＯＩコマンドの関連付けについて説明する図である。
図４は、加筆コマンドが記入された原稿の一例を示す図である。
図５は、登録されているルールのリストの表示例を示す図である。
図６は、ルールに基づいて加筆コマンド１１１－１，１１１－２およびＲＯＩコマンド１１２－１，１１２－２が追加された他の原稿画像のプレビュー表示の一例を示す図である。
図７は、他の原稿の一例を示す図である。
図８は、図７に示す原稿の原稿画像のプレビュー表示（初期状態）の一例を示す図である。
図９は、図７に示す原稿の原稿画像のプレビュー表示（編集後）の一例を示す図である。
図１０は、新規ルールが追加されたリストの表示例を示す図である。
図１１は、ルール登録画面の一例を示す図である。
図１２は、加筆コマンド候補リストの一例を示す図である。
図１３は、図４に示す原稿の原稿画像のプレビュー表示（加筆コマンド変更後）の一例を示す図である。
図１４は、図１に示す画像処理装置の動作について説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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