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公開番号
2025064014
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173379
出願日
2023-10-05
発明の名称
生体情報生成方法及び生体情報管理システム
出願人
株式会社サンワイズ
,
国立大学法人 筑波大学
代理人
個人
主分類
A61B
5/16 20060101AFI20250410BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】
本発明は、概日リズムを精確且つ簡便に把握するための技術を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明は、経時的測定により得られた対象の表皮体温に関するデータに基づき、前記対象の周期的な生体リズムに関するデータを生成することを含む、生体情報生成方法を提供する。前記生体リズムに関するデータは、概日リズムに関するデータを含んでよい。また、本発明は、対象の表皮体温を経時的に測定する表皮体温測定部と、前記表皮体温測定部により測定された表皮体温に関するデータに基づき生成された、前記対象の周期的な生体リズムに関するデータを出力する端末と、を少なくとも含む生体情報管理システムも提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
経時的測定により得られた対象の表皮体温に関するデータに基づき、前記対象の周期的な生体リズムに関するデータを生成することを含む、生体情報生成方法。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記生体リズムに関するデータは、概日リズムに関するデータを含む、請求項1に記載の生体情報生成方法。
【請求項3】
前記生体リズムに関するデータは、前記対象の生体リズムの位相、周期、振幅、及びロバストネスのうちの1つ以上に関するデータを含む、請求項1又は2に記載の生体情報生成方法。
【請求項4】
前記生体リズムに関するデータは、前記対象の生体リズムの位相、周期、振幅、若しくはロバストネス又はこれらのそれぞれのn次モーメント、又はこれらを組合せた指標、を含む、請求項1又は2に記載の生体情報生成方法。
【請求項5】
前記表皮体温に関するデータは、前記対象の表皮の一部の体温を経時的に測定するように構成された表皮体温測定装置によって測定された表皮体温に関するデータである、請求項1又は2に記載の生体情報生成方法。
【請求項6】
前記表皮体温測定装置は、前記生体リズムに関するデータを生成するために必要な期間にわたって、表皮体温測定動作を連続的に実行することができるように構成されている、請求項5に記載の生体情報生成方法。
【請求項7】
前記表皮体温測定装置は、前記生体リズムに関するデータを生成するために必要な期間において、前記経時的測定が行われない期間が生じることなく動作するように構成されている、請求項5に記載の生体情報生成方法。
【請求項8】
前記表皮体温測定装置は、測定した表皮体温データを、ネットワークを介して、前記生体リズムに関するデータを生成する情報処理装置へ送信することができるように構成されている、請求項5に記載の生体情報生成方法。
【請求項9】
前記表皮体温に関するデータは、2時間以下の間隔で経時的に測定された表皮体温データを含む、請求項1又は2に記載の生体情報生成方法。
【請求項10】
前記表皮体温に関するデータは、所定期間にわたって経時的に取得された表皮体温データを含む、請求項1又は2に記載の生体情報生成方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、生体情報生成方法及び生体情報管理システムに関する。より詳細には、本発明は、対象に対する経時的測定により得られた表皮体温に関するデータを利用する生体情報生成方法及び生体情報管理システムに関する。
続きを表示(約 3,900 文字)
【背景技術】
【0002】
概日リズムは、約24時間周期の生体リズムであり、例えば睡眠及び/又は覚醒、ホルモン分泌、及び自律神経活動などの各種生理現象に関連している。概日リズムの乱れは、例えば不規則な生活又はストレスなどによってもたらされることがある。また、概日リズムの乱れは、例えば睡眠障害などの各種疾患の発症又は病状に関連するとも言われている。
【0003】
概日リズムの把握のための技術が、これまでにいくつか提案されている。例えば深部体温を概日リズムの特定のために利用することが提案されている。さらに、概日リズムの把握のために、生体成分の測定結果を利用することも提案されている。例えば下記特許文献1には、生物個体から採取された唾液中のPeriod、BmalおよびClockより成る群から選択される1以上の遺伝子の発現量を測定し、唾液中の該遺伝子の発現量に基づき、前記生物個体の概日リズムを測定する方法。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2011/114732号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
概日リズムは各種の生理現象に関与しており、概日リズムの管理又は調整は非常に有用であると考えられる。しかしながら、概日リズムを精確に且つ簡便に把握することは困難であった。例えば上記で述べた深部体温は体の内部の温度であり、その測定は、日常生活において容易に実行することはできない。また、上記特許文献1に記載される遺伝子発現量などの生体成分の測定も、日常生活において容易に実行することはできない。そのため、このような測定技術を用いる概日リズム推定手法は、日常的には活用されていない。
【0006】
概日リズムを精確に且つ簡便に把握することができれば、概日リズムに基づく各種の生活改善を提案することができ、又は、健康管理のためにも非常に役立つと考えられる。そこで、本発明は、概日リズムを精確且つ簡便に把握するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、特定の手法により概日リズムを精確に且つ簡便に把握することができることを見出した。すなわち、本発明は、以下を提供する。
[1]経時的測定により得られた対象の表皮体温に関するデータに基づき、前記対象の周期的な生体リズムに関するデータを生成することを含む、生体情報生成方法。
[2]前記生体リズムに関するデータは、概日リズムに関するデータを含む、[1]に記載の生体情報生成方法。
[3]前記生体リズムに関するデータは、前記対象の生体リズムの位相、周期、振幅、及びロバストネスのうちの1つ以上に関するデータを含む、[1]又は[2]に記載の生体情報生成方法。
[4]前記生体リズムに関するデータは、前記対象の生体リズムの位相、周期、振幅、若しくはロバストネス又はこれらのそれぞれのn次モーメント、又はこれらを組合せた指標、を含む、[1]又は[2]に記載の生体情報生成方法。
[5]前記表皮体温に関するデータは、前記対象の表皮の一部の体温を経時的に測定するように構成された表皮体温測定装置によって測定された表皮体温に関するデータである、[1]~[4]のいずれか一つに記載の生体情報生成方法。
[6]前記表皮体温測定装置は、前記生体リズムに関するデータを生成するために必要な期間にわたって、表皮体温測定動作を連続的に実行することができるように構成されている、[5]に記載の生体情報生成方法。
[7]前記表皮体温測定装置は、前記生体リズムに関するデータを生成するために必要な期間において、前記経時的測定が行われない期間が生じることなく動作するように構成されている、[5]又は[6]に記載の生体情報生成方法。
[8]前記表皮体温測定装置は、測定した表皮体温データを、ネットワークを介して、前記生体リズムに関するデータを生成する情報処理装置へ送信することができるように構成されている、[5]~[7]のいずれか一つに記載の生体情報生成方法。
[9]前記表皮体温に関するデータは、2時間以下の間隔で経時的に測定された表皮体温データを含む、[1]~[8]のいずれか一つに記載の生体情報生成方法。
[10]前記表皮体温に関するデータは、所定期間にわたって経時的に取得された表皮体温データを含む、[1]~[9]のいずれか一つに記載の生体情報生成方法。
[11]前記生体情報生成方法は、前記表皮体温に関するデータに基づき、前記生体リズムの周期を推定することを含む、[1]~[10]のいずれか一つに記載の生体情報生成方法。
[12]前記生体情報生成方法は、前記生体リズムの周期の推定を、表皮体温の時系列データのばらつきに関する統計量を用いて行う、[11]に記載の生体情報生成方法。
[13]前記生体情報生成方法は、前記表皮体温に関するデータに基づき、前記生体リズムの位相を推定することを含む、[1]~[12]のいずれか一つに記載の生体情報生成方法。
[14]前記生体情報生成方法は、前記生体リズムの位相の推定を、周期的な関数のフィッティングにより又は所定の体温変動を参照することにより行う、[1]~[13]のいずれか一つに記載の生体情報生成方法。
[15]前記表皮体温に関するデータとして、表皮体温測定値の経時的な測定値データをノイズ除去処理して得られた表皮体温データが用いられる、[1]~[14]のいずれか一つに記載の生体情報生成方法。
[16]前記ノイズ除去処理は、所定区間内の測定値データの代表値を利用するノイズ除去処理である、[15]に記載の生体情報生成方法。
[17]前記ノイズ除去処理は、所定のアルゴリズムを利用するノイズ除去処理である、[15]に記載の生体情報生成方法。
[18]対象の表皮体温を経時的に測定する表皮体温測定部と、
前記表皮体温測定部により測定された表皮体温に関するデータに基づき生成された、前記対象の周期的な生体リズムに関するデータを出力する端末と、
を少なくとも含む生体情報管理システム。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、精確に且つ簡便に概日リズムを特定することができる。例えば、本発明により特定された概日リズムに基づき、より適切な生活改善のための提案を行うことが可能となり、又は、より適切に健康管理を行うこともできる。
なお、本発明の効果は、ここに記載された効果に限定されず、本明細書内に記載されたいずれかの効果であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に従う方法のフロー図の一例を示す図である。
本発明に従う生体情報管理システムの構成例を示すブロック図である。
表皮体温測定装置の外観の例を示す模式図である。
表皮体温測定装置の構成例を示す図である。
情報処理装置の構成例を示す図である。
経時的な測定によって得られた表皮体温に関するデータの時系列的なプロットの例と、当該データに対してノイズ除去処理を行って得られたデータの時系列的なプロットの例を示す図である。
表皮体温に関するデータに対する周期の分析結果を示す図である。
表皮体温に関するデータに対する位相の分析結果を示す図である。
表皮体温に関するデータに対する周期の分析結果を示す図である。
表皮体温に関するデータに対する位相の分析結果を示す図である。
表皮体温に関するデータに対する周期の分析結果を示す図である。
経時的な測定によって得られた表皮体温に関するデータの時系列的なプロットの例と、当該データに対してノイズ除去処理を行って得られたデータの時系列的なプロットの例を示す図である。
同一人物に対して4つの異なる期間において表皮体温測定を行うことによって得られた表皮体温に関するデータの例を示す図である。
本発明の方法に従う生成された周期的な生体リズムに基づき生成されるデータの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための好適な形態について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の代表的な実施形態を示したものであり、本発明の範囲がこれらの実施形態のみに限定されることはない。なお、本発明の説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施形態(生体情報生成方法)
1.1 基本概念
1.2 本発明に従う方法の例
1.2.1 データ取得工程S1
1.2.2 データ生成工程S2
1.2.3 出力工程S3
2.生体情報管理システム
3.情報処理装置及びプログラム
4.実施例
4.1 例1(概日リズムの推定)
4.2 例2(概日リズムへの時差ボケの影響)
4.3 例3(乳児期における概日リズムの形成)
4.4 例4(表皮体温に関するデータの例)
4.5 例5(出力されるデータの例)
(【0011】以降は省略されています)
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