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公開番号2025063611
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023172978
出願日2023-10-04
発明の名称フットレスト支持機構
出願人日進医療器株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61G 5/12 20060101AFI20250409BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】容易な操作でフットレストを任意の高さに調整することが可能な新規な構成のフットレスト支持機構を提供する。
【解決手段】フットレスト支持機構32は、第一杆状部材33および第一杆状部材33を内部に摺動自在に嵌挿させる第二杆状部材37を有するフットレスト支持杆25と、第二杆状部材37に取り付けられて第一杆状部材33を摺動不能に保持するクランプ装置46と、を備えている。第二杆状部材37は板厚方向に弾性変形可能な弾性変形部40a,40bを備え、クランプ装置46は、これら弾性変形部を内包する包持部48と、レバー体62の回動に伴い包持部48を縮径方向に変形させるレバー機構部61と、を備え、レバー体62の回動により、弾性変形部40a,40bを第一杆状部材33に圧接させ第一杆状部材33を所望の位置で保持するロック状態と、第一杆状部材33の摺動を許容するロック解除状態と、に切り替え可能とされている。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
第一杆状部材、および、該第一杆状部材を内部に摺動自在に嵌挿させる第二杆状部材を有するフットレスト支持杆と、
前記第二杆状部材に取り付けられて前記第一杆状部材を摺動不能に保持するクランプ装置と、
を備えた車椅子用のフットレスト支持機構であって、
前記第二杆状部材は板厚方向に弾性変形可能な弾性変形部を備え、
前記クランプ装置は、前記弾性変形部を内包する包持部と、レバー体の回動に伴い前記包持部を縮径方向に変形させるレバー機構部と、を備え、
前記レバー体の回動により、前記弾性変形部を前記第一杆状部材に圧接させ前記第一杆状部材を所望の位置で保持するロック状態と、前記第一杆状部材の摺動を許容するロック解除状態と、に切り替え可能とされている、フットレスト支持機構。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記包持部は、間隔を隔てて対向配置された一対の受圧片がそれぞれの端部に設けられており、
前記レバー機構部は、
一方の受圧片の外面を押圧する押圧部を備えたレバー体と、
前記レバー体を回動自在に支持する軸ピンと、
前記一対の受圧片を跨いで配設され、一方の端部を前記軸ピンに結合させ、他方の端部を他方の受圧片の外面に対向させた連結杆と、を備えている、請求項1に記載のフットレスト支持機構。
【請求項3】
前記弾性変形部は、互いの自由端が近接対向する態様で一対設けられ、
前記一対の受圧片間の隙間と前記一対の弾性変形部間の隙間とが重複するように前記クランプ装置が取り付けられている、請求項2に記載のフットレスト支持機構。
【請求項4】
前記連結杆は雄ねじ部を有し、前記軸ピンは雌ねじ孔を有し、これら連結杆と軸ピンがねじ結合されている、請求項2に記載のフットレスト支持機構。
【請求項5】
前記第一杆状部材の外周面に軸方向に延びる係合凹溝が設けられるとともに、該係合凹溝と係合する係合凸部が前記クランプ装置に設けられている、請求項1~4の何れかに記載のフットレスト支持機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、フットレスト支持機構に関し、詳しくは車椅子のフットレストの高さを調整可能とするフットレスト支持機構に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車椅子において、フットレスト(足置き部)の高さは車椅子利用者の下腿長に合わせて調整される。このため車椅子にはフットレストの高さを調整するための機構が設けられている。例えば、フットレストを支持する脚部フレームの長手方向に沿って複数の調整孔を設けておき、この中から選択した一つの調整孔にボルトを介して直接フットレストを締結固定する構造が知られているが、車椅子利用者に老人や身体障害者が多いことを考慮すれば、より簡単な操作でフットレストを任意の高さに調整できることが望ましい。
【0003】
また下記特許文献1のフットレスト支持構造では、フットレストが取り付けられている摺動フレームを車椅子の脚部フレームに対して摺動自在に内挿するとともに、摺動フレームに形成された複数の調整孔の一つにロックピンを挿入させ摺動フレームを所定高さで仮止めした状態で、押圧部材を介して摺動フレームを脚部フレームに押し付けることにより、フットレストを所定の高さに固定する点が開示されている。この特許文献1に記載されたフットレスト支持構造では、調整孔にロックピンを挿入/離脱させるための高さ調整レバーと、押圧部材を摺動フレームに押圧するためのロックレバー、これら二種類のレバーについての操作を行わなければならず作業容易性の点で改善が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-176549号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は以上のような事情を背景とし、容易な操作でフットレストを任意の高さに調整することが可能な新規な構成のフットレスト支持機構を提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
而してこの発明の第1の局面のフットレスト支持機構は次のように規定される。即ち、
第一杆状部材、および、該第一杆状部材を内部に摺動自在に嵌挿させる第二杆状部材を有するフットレスト支持杆と、
前記第二杆状部材に取り付けられて前記第一杆状部材を摺動不能に保持するクランプ装置と、
を備えた車椅子用のフットレスト支持機構であって、
前記第二杆状部材は板厚方向に弾性変形可能な弾性変形部を備え、
前記クランプ装置は、前記弾性変形部を内包する包持部と、レバー体の回動に伴い前記包持部を縮径方向に変形させるレバー機構部と、を備え、
前記レバー体の回動により、前記弾性変形部を前記第一杆状部材に圧接させ前記第一杆状部材を所望の位置で保持するロック状態と、前記第一杆状部材の摺動を許容するロック解除状態と、に切り替え可能とされている。
【0007】
このように規定された第1の局面のフットレスト支持機構によれば、工具等を用いることなく、一種類のレバー体を回動操作することでフットレストの高さ調整を無段階に行うことができる。
【0008】
ここで、前記クランプ装置について、間隔を隔てて対向配置された一対の受圧片を前記包持部のそれぞれの端部に設けるとともに、
前記レバー機構部を、
一方の受圧片の外面を押圧する押圧部を備えたレバー体と、
前記レバー体を回動自在に支持する軸ピンと、
前記一対の受圧片を跨いで配設され、一方の端部を前記軸ピンに結合させ、他方の端部を他方の受圧片の外面に対向させた連結杆と、を備えて構成することができる(第2の局面)。
【0009】
またこの発明では、前記弾性変形部を、互いの自由端が近接対向する態様で一対設け、
前記一対の受圧片間の隙間と前記一対の弾性変形部間の隙間とが重複するように前記クランプ装置を取り付けることができる(第3の局面)。このようにすれば、クランプ装置の締付力に基づいて一対の弾性変形部を第一杆状部材の側に効率よく弾性変形させることができる。
【0010】
またこの発明では、前記連結杆が雄ねじ部を、前記軸ピンが雌ねじ孔を有するように構成し、これら連結杆と軸ピンをねじ結合させることができる(第4の局面)。このようにすれば、連結杆と軸ピンとの螺合位置を変えることでクランプ装置における締付力を調整することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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