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公開番号2025063441
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023172636
出願日2023-10-04
発明の名称粉体捕集装置および繊維構造体製造装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B01D 46/00 20220101AFI20250409BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】捕集した粉体の廃棄作業の頻度を低減することができる粉体捕集装置および繊維構造体製造装置を提供すること。
【解決手段】粉体および空気を導入する第1導入口と、第1導入口とは異なる位置に設けられ、粉体および空気を導入する第2導入口と、空気を排出する排気口と、粉体を貯留する貯留部とを有する筐体と、排気口に接続され、粉体を捕捉し、空気を通過させるフィルターと、筐体内に設置され、第1導入口から導入された粉体および空気を、第2導入口から導入された空気流に向かうように誘導する導風部材と、を備えることを特徴とする粉体捕集装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
粉体および空気を導入する第1導入口と、前記第1導入口とは異なる位置に設けられ、粉体および空気を導入する第2導入口と、空気を排出する排気口と、粉体を貯留する貯留部とを有する筐体と、
前記排気口に接続され、粉体を捕捉し、空気を通過させるフィルターと、
前記筐体内に設置され、前記第2導入口から導入された粉体および空気を、前記第1導入口から導入された空気流に向かうように誘導する導風部材と、を備えることを特徴とする粉体捕集装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記筐体は、対向する第1壁部および第2壁部を有し、前記第1導入口および前記第2導入口は、前記第1壁部に並んで配置されている請求項1に記載の粉体捕集装置。
【請求項3】
前記第1導入口は、前記第1壁部の中心部に設けられており、前記第2導入口は、前記第1壁部の中心部から偏在した位置に設けられている請求項2に記載の粉体捕集装置。
【請求項4】
前記導風部材は、前記第2導入口の周囲のうち、前記第1導入口側を除く部分を囲むように立設された導風壁と、前記導風壁の前記第2導入口と反対側に接続された天板と、を有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の粉体捕集装置。
【請求項5】
前記天板は、前記第2導入口の開口面の平面視で、前記第2導入口と重なっている請求項4に記載の粉体捕集装置。
【請求項6】
前記フィルターは、一端部に開口を有する筒状をなし、前記開口が前記排気口に接続されている請求項4に記載の粉体捕集装置。
【請求項7】
前記粉体は、繊維を含む材料の解繊物中より分別された廃粉である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の粉体捕集装置。
【請求項8】
繊維を含む材料の解繊物を堆積させて第1堆積物を生成する第1堆積部と、
前記第1堆積物をほぐして第2堆積物を生成する第2堆積部と、
前記第2堆積物を成形して繊維構造体を得る成形部と、
前記第1堆積部および前記第2堆積部で生じた粉体を捕集する粉体捕集装置と、を備え、
前記粉体捕集装置は、
粉体および空気を導入する第1導入口と、前記第1導入口とは異なる位置に設けられ、粉体および空気を導入する第2導入口と、空気を排出する排気口と、粉体を貯留する貯留部とを有する筐体と、
前記排気口に接続され、粉体を捕捉し、空気を通過させるフィルターと、
前記筐体内に設置され、前記第2導入口から導入された粉体および空気を、前記第1導入口から導入された空気流に向かうように誘導する導風部材と、を備えることを特徴とする繊維構造体製造装置。
【請求項9】
前記第2導入口から導入される粉体および空気の流量は、前記第1導入口から導入される粉体および空気の流量よりも多い請求項8に記載の繊維構造体製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粉体捕集装置および繊維構造体製造装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
古紙を粗砕する粗砕部、粗砕部で得られた粗砕片を貯留する貯留部、貯留部から排出された粗砕片を解繊する解繊部、解繊部で得られた解繊物を平面上に堆積させる堆積部、堆積したウェブを加熱、加圧する加熱加圧部、加熱加圧部で得られたシートを所定の形状に裁断する裁断部、得られたシートを回収するシート回収部、および堆積部で生じた廃粉を捕集する捕集装置と、を備えた繊維構造体製造装置が知られている。
【0003】
上記捕集装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものが挙げられる。特許文献1に記載されている捕集装置は、廃粉および空気を導入する導入口、および空気を排出する排気口を有する筐体と、排気口に設けられたフィルターと、を備える。筐体内に導入された廃粉および空気のうち、廃粉はフィルターを通過できずに落下して筐体の底部に集積され、空気はフィルターを通過して排気口より排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-175562号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されている構成では、導入口から空気と共に導入された廃粉が、筐体内の底部において万遍なく積もらず、偏って積もっていく傾向を示す。すなわち、筐体内において、廃粉が大量に積もる部分と、廃粉が少量しか積もらない部分とが形成されてしまう。この場合、筐体内の廃粉が満杯になる前に廃粉の廃棄作業を行うこととなり、廃棄作業の頻度が無駄に増えてしまう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の粉体捕集装置は、粉体および空気を導入する第1導入口と、前記第1導入口とは異なる位置に設けられ、粉体および空気を導入する第2導入口と、空気を排出する排気口と、粉体を貯留する貯留部とを有する筐体と、
前記排気口に接続され、粉体を捕捉し、空気を通過させるフィルターと、
前記筐体内に設置され、前記第2導入口から導入された粉体および空気を、前記第1導入口から導入された空気流に向かうように誘導する導風部材と、を備える。
【0007】
本発明の繊維構造体製造装置は、繊維を含む材料の解繊物を堆積させて第1堆積物を生成する第1堆積部と、
前記第1堆積物をほぐして第2堆積物を生成する第2堆積部と、
前記第2堆積物を成形して繊維構造体を得る成形部と、
前記第1堆積部および前記第2堆積部で生じた粉体を捕集する粉体捕集装置と、を備え、
前記粉体捕集装置は、
粉体および空気を導入する第1導入口と、前記第1導入口とは異なる位置に設けられ、粉体および空気を導入する第2導入口と、空気を排出する排気口と、粉体を貯留する貯留部とを有する筐体と、
前記排気口に接続され、粉体を捕捉し、空気を通過させるフィルターと、
前記筐体内に設置され、前記第2導入口から導入された粉体および空気を、前記第1導入口から導入された空気流に向かうように誘導する導風部材と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の実施形態に係る粉体捕集装置を備える繊維構造体製造装置の概略を示す構成図である。
図2は、図1に示す粉体捕集装置の斜視図である。
図3は、図2中のA-A線断面図である。
図4は、図2中のB-B線断面図である。
図5は、図1に示す粉体捕集装置が備える導風部材およびその周辺部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の粉体捕集装置および繊維構造体製造装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0010】
<実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る粉体捕集装置を備える繊維構造体製造装置の概略を示す構成図である。図2は、図1に示す粉体捕集装置の斜視図である。図3は、図2中のA-A線断面図である。図4は、図2中のB-B線断面図である。図5は、図1に示す粉体捕集装置が備える導風部材およびその周辺部の斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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