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公開番号
2025063433
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023172620
出願日
2023-10-04
発明の名称
電動弁
出願人
株式会社不二工機
代理人
弁理士法人第一国際特許事務所
主分類
F16K
31/04 20060101AFI20250409BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】比較的安価でありながら、長期間にわたって安定して使用可能な電動弁を提供する。
【解決手段】電動弁1は、弁本体10と、モータにより回転駆動され、軸線方向に変位する弁軸21と、弁軸21に保持された弁ホルダと、弁ホルダに固定され、貫通孔24dを備えた第1弁体24と、弁軸21と第1弁体24との間に配置された第2弁体25と、第1弁体24に対して第2弁体25を離間する方向に付勢する弾性体26と、弁本体10内に配置されたホルダ基部を備えたシールホルダ29と、を有し、ホルダ基部の外周と弁本体10の内周との間がシールされ、ホルダ基部の内周と弁ホルダの外周との間に、環状シール体ORが配置され、弁室VC内で第1弁体24が弁座11eに着座した状態で、貫通孔24dを介してオリフィス路11dと弁本体10の内部空間とが連通可能で、第2弁体25が第1弁体24に当接したときに、貫通孔24dが閉止される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
弁座、弁室およびオリフィス路を備えた弁本体と、
モータにより回転駆動されるとともに軸線方向に変位する弁軸と、
前記弁軸に保持された弁ホルダと、
前記弁ホルダに固定され、貫通孔を備えた第1弁体と、
前記弁軸と前記第1弁体との間に配置された第2弁体と、
前記第1弁体に対して前記第2弁体を離間する方向に付勢する弾性体と、
前記弁本体内に配置されたホルダ基部を備えたシールホルダと、を有し、
前記ホルダ基部の外周と前記弁本体の内周との間がシールされており、
前記ホルダ基部の内周と前記弁ホルダの外周との間に、環状シール体が配置され、
前記弁室内で前記第1弁体が前記弁座に着座した状態で、前記貫通孔を介して前記オリフィス路と前記弁本体の内部空間とが連通可能であり、
前記第2弁体が前記第1弁体に当接したときに、前記貫通孔が閉止される、
ことを特徴とする電動弁。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記弁軸が前記弁座側に変位したときは、前記第1弁体が前記弁座に着座したのちに、前記第2弁体が前記第1弁体の貫通孔を閉止し、
前記弁軸が前記弁座側とは逆方向に変位したときは、前記第2弁体が前記第1弁体より離間したのちに、前記第1弁体が前記弁座から離間する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
【請求項3】
前記環状シール体は、前記シールホルダ側に配置されたO-リングと、前記弁ホルダ側に配置された、前記O-リングより摩擦係数が小さい摺動部材とからなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
【請求項4】
前記第1弁体が前記弁座に着座した状態で、前記オリフィス路は前記貫通孔を介して、前記弁ホルダの内側の中間室に連通可能であり、前記環状シール体は、前記弁室と前記中間室との間をシールする、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
【請求項5】
前記中間室は、前記モータのロータが収容されるキャン内の背圧室に連通する、
ことを特徴とする請求項4に記載の電動弁。
【請求項6】
前記第2弁体は、前記貫通孔を遮蔽する球状面を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動弁に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
モータ駆動型の電動弁は、ステッピングモータにより回転駆動される弁軸の雄ねじ部を弁本体に設けられた雌ねじ孔に螺合させてなるねじ機構を有する。このねじ機構により、弁軸を軸線回りに回転させつつ軸線方向に変位させ、弁体と弁座の隙間を増減させて流量を制御している。
【0003】
例えば特許文献1に、開弁時の流量を確保すべく比較的大きい内径の弁座を有する電動弁が開示されている。このような電動弁において、閉弁時には、弁座に着座した弁体と弁座との間、及び弁本体に固定される基体部材と弁体との間をシールするOリングとの間の2か所で、弁室から低圧側配管への流体漏れを抑制する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-65898号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、基体部材と弁体とのシール性を高めるには、Oリングの緊迫力を高める必要があるが、それにより摺動性が低下したりモータの負荷が増大するという問題がある。また、Oリングは、長期間の使用を想定して、例えば熱による劣化の少ない素材を選択することが望ましいが、それにより素材選択の自由度が制限されるという問題もある。
【0006】
そこで本発明は、比較的安価でありながら、長期間にわたって安定して使用可能な電動弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の電動弁は、
弁座、弁室およびオリフィス路を備えた弁本体と、
モータにより回転駆動されるとともに軸線方向に変位する弁軸と、
前記弁軸に保持された弁ホルダと、
前記弁ホルダに固定され、貫通孔を備えた第1弁体と、
前記弁軸と前記第1弁体との間に配置された第2弁体と、
前記第1弁体に対して前記第2弁体を離間する方向に付勢する弾性体と、
前記弁本体内に配置されたホルダ基部を備えたシールホルダと、を有し、
前記ホルダ基部の外周と前記弁本体の内周との間がシールされており、
前記ホルダ基部の内周と前記弁ホルダの外周との間に、環状シール体が配置され、
前記弁室内で前記第1弁体が前記弁座に着座した状態で、前記貫通孔を介して前記オリフィス路と前記弁本体の内部空間とが連通可能であり、
前記第2弁体が前記第1弁体に当接したときに、前記貫通孔が閉止される、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、比較的安価でありながら、長期間にわたって安定して使用可能な電動弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係る電動弁を示す縦断面図であり、閉弁状態で示す。
図2は、本発明の実施形態に係る電動弁を示す縦断面図であり、中間開弁状態で示す。
図3は、本発明の実施形態に係る電動弁を示す縦断面図であり、完全開弁状態で示す。
図4は、図3に示す電動弁の弁室付近を拡大して示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明にかかる実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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