TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025089512
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2025052847,2022119040
出願日2025-03-27,2022-07-26
発明の名称電動弁および電動弁装置、ならびに、電動弁装置の組立方法
出願人株式会社不二工機
代理人弁理士法人オーパス国際特許事務所
主分類F16K 31/04 20060101AFI20250605BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】複数種類のシステムで共通して用いることができる電動弁および電動弁装置、ならびに、電動弁装置の組立方法を提供する。
【解決手段】電動弁3は、弁本体アセンブリ5と、ステーターユニット6と、ナット部材7と、を有する。ステーターユニット6が、弁本体アセンブリ5に取り付けられる。弁本体アセンブリ5の本体部材10の外周面には、雄ねじ11eが設けられる。雄ねじ11eが、ナット部材7の内周面に設けられた雌ねじ7eおよび流路ブロック2の取付穴201の内周面に設けられた雌ねじ201eと螺合される。ナット部材7が、取付穴201において本体部材10と流路ブロック2とが軸線L方向に隙間をあけた状態で本体部材10が流路ブロック2に固定されるように締め付けられる。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
弁本体アセンブリと、ステーターユニットと、少なくとも1つのナット部材と、を有する電動弁であって、
前記弁本体アセンブリが、本体部材と、前記本体部材に取り付けられた円筒形状のケースと、前記ケースの内側に配置されるマグネットローターと、を有し、
前記本体部材の外周面には、雄ねじと、前記雄ねじの軸線方向に延び、前記雄ねじの少なくとも一部を横切る保持溝と、が設けられ、
前記ステーターユニットが、前記ケースの外側に配置されるステーターと、前記雄ねじの軸線方向に延び、前記保持溝に配置される取付板と、を有し、
前記保持溝の底面および前記取付板における前記底面と向かい合う面の一方には、突起部が設けられ、他方には、前記突起部と係合する凹部または孔である突起受け部が設けられ、
前記ステーターユニットが、前記弁本体アセンブリに取り付けられ、
前記雄ねじが、前記ナット部材の内周面に設けられた雌ねじと螺合され、
前記雄ねじの軸線方向の長さが、前記雌ねじの軸線方向の長さより大きい、ことを特徴とする電動弁。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記雄ねじが、前記ナット部材の前記雌ねじおよび流路ブロックの取付穴の内周面に設けられた雌ねじと螺合され、
前記ナット部材が、前記本体部材が前記流路ブロックに固定されるように締め付けられる、請求項1に記載の電動弁。
【請求項3】
前記取付板が、前記ナット部材の内側に配置され、
前記保持溝の深さが、前記取付板の厚さと前記突起部の突出量との合計値より小さい、請求項1に記載の電動弁。
【請求項4】
前記電動弁には、前記マグネットローターの開弁位置に係る情報が記録されている、請求項1または請求項2に記載の電動弁。
【請求項5】
前記電動弁が、前記マグネットローターの回転を制御する制御装置を有し、
前記情報が、前記制御装置に格納されている、請求項4に記載の電動弁。
【請求項6】
前記電動弁が、前記弁本体アセンブリの外面または前記ステーターユニットの外面に貼付されるラベルを有し、
前記情報が、前記ラベルに記録されている、請求項4に記載の電動弁。
【請求項7】
請求項2に記載の電動弁と、前記流路ブロックと、を有する、電動弁装置。
【請求項8】
電動弁と流路ブロックとを有する電動弁装置の組立方法であって、
前記電動弁が、弁本体アセンブリと、ステーターユニットと、少なくとも1つのナット部材と、を有し、
前記弁本体アセンブリが、本体部材と、前記本体部材に取り付けられた円筒形状のケースと、前記ケースの内側に配置されるマグネットローターと、を有し、
前記本体部材の外周面には、雄ねじと、前記雄ねじの軸線方向に延び、前記雄ねじの少なくとも一部を横切る保持溝と、が設けられ、
前記ステーターユニットが、前記ケースの外側に配置されるステーターと、前記雄ねじの軸線方向に延び、前記保持溝に配置される取付板と、を有し、
前記保持溝の底面および前記取付板における前記底面と向かい合う面の一方には、突起部が設けられ、他方には、前記突起部と係合する凹部または孔である突起受け部が設けられ、
(1)前記ステーターユニットを前記弁本体アセンブリに取り付け、前記取付板を前記保持溝に挿入し、前記突起部を前記突起受け部に係合させ、
(2)前記雄ねじを前記ナット部材の内周面に設けられた雌ねじに螺合し、
(3)前記雄ねじを前記流路ブロックの取付穴の内周面に設けられた雌ねじに螺合し、
(4)前記本体部材が前記流路ブロックに固定されるように前記ナット部材を締め付ける、ことを特徴とする電動弁装置の組立方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動弁および電動弁装置、ならびに、電動弁装置の組立方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来の電動弁の一例が特許文献1に開示されている。電動弁は、流路ブロックを有するシステムに組み込まれる。電動弁は、流路ブロックとともに電動弁装置を構成する。電動弁は、弁本体アセンブリと、ステーターユニットと、を有している。弁本体アセンブリは、本体部材と、弁体と、ケースと、マグネットローターと、を有している。本体部材は、弁室を有している。弁体は、弁室に配置される。ケースは、円筒形状を有しており、ケースの一端が本体部材に接合されている。マグネットローターは、ケースの内側に配置されている。弁本体アセンブリは、流路ブロックに取り付けられる。ステーターユニットは、ステーターと、ハウジングと、を有している。ステーターは、ケースの外側に配置されている。マグネットローターとステーターとは、ステッピングモーターを構成する。マグネットローターの回転によって弁体が移動する。ステーターは、ハウジングに収容されている。ハウジングは、電線を接続するためのコネクタを有している。または、ステーターユニットの所定の部分から電線が引き出されている。コネクタおよびステーターユニットにおける電線が引き出される部分を、「電線接続部」という。
【0003】
本体部材の外周面には、雄ねじが設けられている。流路ブロックの上面には、取付穴が設けられており、取付穴の内周面には、雌ねじが設けられている。本体部材の雄ねじは、流路ブロックの雌ねじに螺合される。本体部材(弁本体アセンブリ)は、ねじ構造によって流路ブロックに取り付けられる。流路ブロックは、ねじの軸線方向に延びる保持溝を有している。ハウジングは、ねじの軸線方向に延びる取付板を有している。取付板が保持溝に配置されると、取付板が流路ブロックと係合して、ステーターユニットが流路ブロックに取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-83453号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電動弁が組み込まれるシステムにおいて、例えば、電線を効率的に敷設するために電線接続部の向き(ステーターユニットにおけるねじの軸線周りの位置)の変更が求められることがある。そして、電動弁において電線接続部の向きを変更するには、ハウジングにおける取付板の位置を変更する必要がある。そのため、複数種類のシステムのそれぞれに合わせた電動弁を用意する必要があり、複数種類のシステムにおいて電動弁を共通して用いることが困難である。
【0006】
そこで、本発明は、複数種類のシステムで共通して用いることができる電動弁および電動弁装置、ならびに、電動弁装置の組立方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る電動弁は、弁本体アセンブリと、ステーターユニットと、少なくとも1つのナット部材と、を有する電動弁であって、前記弁本体アセンブリが、本体部材と、前記本体部材に取り付けられた円筒形状のケースと、前記ケースの内側に配置されるマグネットローターと、を有し、前記ステーターユニットが、前記ケースの外側に配置されるステーターを有し、前記ステーターユニットが、前記弁本体アセンブリに取り付けられ、前記本体部材の外周面には、雄ねじが設けられ、前記雄ねじが、前記ナット部材の内周面に設けられた雌ねじと螺合され、前記雄ねじの軸線方向の長さが、前記雌ねじの軸線方向の長さより大きい、ことを特徴とする。
【0008】
本発明において、前記雄ねじが、前記ナット部材の前記雌ねじおよび流路ブロックの取付穴の内周面に設けられた雌ねじと螺合され、前記ナット部材が、前記本体部材が前記流路ブロックに固定されるように締め付けられる、ことが好ましい。
【0009】
本発明において、前記本体部材の外周面には、前記雄ねじの軸線方向に延びる保持溝が設けられ、前記ステーターユニットが、前記雄ねじの軸線方向に延びる取付板を有し、前記保持溝が、前記雄ねじの少なくとも一部を横切り、前記取付板が、前記保持溝に配置され、前記保持溝の底面および前記取付板における前記底面と向かい合う面の一方には、突起部が設けられ、他方には、前記突起部と係合する凹部または孔である突起受け部が設けられる、ことが好ましい。
【0010】
本発明において、前記取付板が、前記ナット部材の内側に配置され、前記保持溝の深さが、前記取付板の厚さと前記突起部の突出量との合計値より小さい、ことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社不二工機
電磁弁
1か月前
株式会社不二工機
膨張弁
29日前
株式会社不二工機
電動弁
1か月前
株式会社不二工機
電気的駆動弁
8日前
株式会社不二工機
弁装置
今日
株式会社不二工機
電動弁
1か月前
株式会社不二工機
電動弁制御装置および電動弁装置、ならびに電動弁の状態判定方法
1日前
株式会社不二工機
マルチポートバルブ
18日前
株式会社不二工機
電動弁および電動弁装置、ならびに、電動弁装置の組立方法
5日前
個人
流路体
4か月前
個人
ホース保持具
2か月前
個人
クラッチ装置
5か月前
個人
トーションバー
2か月前
個人
回転式配管用支持具
3か月前
株式会社不二工機
電磁弁
1か月前
個人
ボルトナットセット
2か月前
個人
固着具と成形品部材
4か月前
株式会社オンダ製作所
継手
4か月前
株式会社アイシン
駆動装置
4か月前
株式会社ミクニ
弁装置
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
5か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
5か月前
個人
ベルトテンショナ
3か月前
株式会社ミクニ
弁装置
4か月前
株式会社三協丸筒
枠体
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
株式会社ナベル
直動機構
6か月前
株式会社ナジコ
自在継手
4か月前
株式会社不二工機
逆止弁
4か月前
株式会社不二工機
電動弁
5か月前
日東精工株式会社
樹脂被覆ねじ
3か月前
協和工業株式会社
空気弁
4か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
1か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
1か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝装置
4か月前
続きを見る