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公開番号
2025100914
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025072823,2021104139
出願日
2025-04-25,2021-06-23
発明の名称
軸体組付構造および電動弁
出願人
株式会社不二工機
代理人
弁理士法人オーパス国際特許事務所
主分類
F16K
31/53 20060101AFI20250626BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】軸体を貫通孔に圧入したときに生じた削り屑の除去が不要な軸体組付構造およびそれを有する電動弁を提供する。
【解決手段】電動弁は、樹脂製の出力歯車56と金属製の出力軸57とを有している。出力歯車56は、円形状の貫通孔562aを有している。出力軸57の圧入端部573は、貫通孔562aに圧入される。圧入端部573は、その先端側から順に並ぶ、円形状の横断面を有する円柱部573aと、軸方向に延在する複数の凸条573cが周方向に並べて配置された凸条部573bと、を有している。円柱部573aの径は、貫通孔562aの径以下である。複数の凸条573cの先端を接続する仮想円の径は、貫通孔562aの径より大きい。円柱部573aの外周面における貫通孔562aの内周面に接している部分が、当該外周面における貫通孔562aの外側に配置された部分より大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂製の歯車と金属製の軸体とを組み付ける軸体組付方法であって、
前記歯車の円形状の貫通孔の内周面に対応する箇所にゲートが配置された金型を用いて前記歯車および前記貫通孔の内側に配置されかつ前記内周面に接続された樹脂片を射出成形によって作製し、
前記軸体の端部に、前記端部の先端側から順に並ぶ、円形状の横断面を有する円柱部と、軸方向に延在する複数の凸条が周方向に並べて配置された凸条部と、を形成し、
前記円柱部の外周面を前記内周面に摺動させながら前記円柱部を前記貫通孔に挿入し、前記樹脂片を前記端部で押して前記内周面から引きちぎり、
前記凸条部の前記複数の凸条を前記内周面に食い込ませながら前記凸条部を前記貫通孔に圧入することを特徴とする軸体組付方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、軸体組付構造およびそれを有する電動弁、ならびに、軸体組付方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、従来の電動弁を開示している。特許文献1の電動弁は、減速歯車装置を有している。減速歯車装置は、出力歯車と、出力軸と、を有している。出力歯車は、樹脂製であり、有底円筒形状を有している。出力歯車の底壁部には、貫通孔が形成されている。出力軸は、金属製であり、出力歯車の貫通孔に圧入されている。
【0003】
出力歯車は、射出成形によって作製される。出力歯車用の金型は、底壁部の貫通孔の内周面に対応する箇所にゲートが配置されており、貫通孔の内周面にゲート残りが生じる。ゲート残りは、貫通孔に圧入された出力軸によって、内周面から削り取られ、貫通孔から押し出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-185877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、出力軸を貫通孔に圧入したときに生じた削り屑が、貫通孔からはみ出した状態で出力軸の外周面と貫通孔の内周面との間に保持されることがあった。そのため、削り屑を除去する作業が必要であった。
【0006】
そこで、本発明は、軸体を貫通孔に圧入したときに生じた削り屑の除去が不要な軸体組付構造およびそれを有する電動弁、ならびに、軸体組付方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る軸体組付構造は、樹脂製の歯車と金属製の軸体とを組み付ける軸体組付構造であって、前記歯車が、円形状の貫通孔を有し、前記軸体における前記貫通孔に圧入される端部が、前記端部の先端側から順に並ぶ、円形状の横断面を有する円柱部と、軸方向に延在する複数の凸条が周方向に並べて配置された凸条部と、を有し、前記円柱部の径が、前記貫通孔の径以下であり、前記凸条部の前記複数の凸条の先端を接続する仮想円の径が、前記貫通孔の径より大きいことを特徴とする。
【0008】
本発明において、前記円柱部の軸方向の長さが、前記凸条部の軸方向の長さの1/10以上であることが好ましい。
【0009】
本発明において、前記複数の凸条における前記円柱部側の端部には、前記円柱部の外周面に接続されかつ前記円柱部から軸方向に離れるにしたがって径方向外方に向かう傾斜面が形成されていることが好ましい。
【0010】
上記目的を達成するために、本発明の他の一態様に係る電動弁は、弁口を有する弁本体と、前記弁口と向かい合って配置された弁体と、前記弁体を駆動する駆動機構と、を有する電動弁であって、前記駆動機構が、樹脂製の出力歯車と金属製の出力軸とを有し、前記出力歯車と前記出力軸とが、前記軸体組付構造で組み付けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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