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公開番号
2025108287
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024002124
出願日
2024-01-10
発明の名称
熱交換チューブ、及び熱交換器
出願人
株式会社不二工機
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
F28D
7/00 20060101AFI20250715BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】熱交換効率を向上させた熱交チューブの提供を目的とする。
【解決手段】熱交換チューブ12は、低圧の流体を流す複数の低圧用流路20Aが一方向に沿って配列された低圧用多孔偏平チューブ20と、高圧の流体を流す複数の高圧流路18Aが一方向に沿って配列された高圧用多孔偏平チューブ18とが一方向と交差する方向であるチューブ厚み方向に交互に積層され、低圧用多孔偏平チューブ20Aの側面と高圧用多孔偏平チューブの側面18Aとが密着した偏平チューブ積層体23と、偏平チューブ積層体23が挿入され、偏平チューブ積層体23の外周部に接するように設けられた外装チューブ22とを含んでいる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
低圧の流体を流す複数の低圧流路が一方向に沿って配列された低圧用多孔偏平チューブと、高圧の流体を流す複数の高圧流路が一方向に沿って配列された高圧用多孔偏平チューブとが前記一方向と交差する方向であるチューブ厚み方向に交互に積層され、前記低圧用多孔偏平チューブの側面と前記高圧用多孔偏平チューブの側面とが密着した偏平チューブ積層体と、
前記偏平チューブ積層体が挿入され、前記偏平チューブ積層体の外周部に接するように設けられた外装チューブと、
を有する熱交換チューブ。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の2本の前記熱交換チューブと、
2本の内の一方の前記熱交換チューブの前記低圧流路と連通する第1低圧流路口と、2本の内の一方の前記熱交換チューブの前記高圧流路と連通する第1高圧流路口とを有すると共に、2本の内の他方の前記熱交換チューブの前記低圧流路と連通する第2低圧流路口と、2本の内の他方の前記熱交換チューブの前記高圧流路と連通する第2高圧流路口とを有し、2本の前記熱交換チューブの一端に取り付けられる第1ブロックと、
2本の内の一方の前記熱交換チューブの前記低圧流路と2本の内の他方の前記熱交換チューブの前記低圧流路とを連通する低圧連通路と、2本の内の一方の前記熱交換チューブの前記高圧流路と2本の内の他方の前記熱交換チューブの前記高圧流路とを連通する高圧連通路とを有し、2本の前記熱交換チューブの他端に取り付けられる第2ブロックと、
を有する熱交換器。
【請求項3】
請求項1に記載の1本の前記熱交換チューブと、
前記熱交換チューブの一端に取り付けられ、前記熱交換チューブの前記低圧流路と連通する主ブロック側低圧流路口と、前記熱交換チューブの前記高圧流路と連通する主ブロック側高圧流路口とを有する主ブロックと、
前記熱交換チューブの他端に取り付けられ、前記熱交換チューブの前記低圧流路と連通する副ブロック側低圧流路口と、前記熱交換チューブの前記高圧流路と連通する副ブロック側高圧流路口とを有する副ブロックと、
を有する熱交換器。
【請求項4】
前記低圧用多孔偏平チューブは幅方向両端部分が円弧状に形成され、
前記高圧用多孔偏平チューブは幅方向両端部分が円弧状に形成され、
前記低圧用多孔偏平チューブの幅方向端部、及び前記高圧用多孔偏平チューブの幅方向端部が接する前記外装チューブの側壁部は平面状に形成され、
前記熱交換チューブには、前記低圧用多孔偏平チューブの円弧状に形成された端部分と、前記高圧用多孔偏平チューブの円弧状に形成された端部分と、前記外装チューブの側壁部とで囲まれて前記低圧の流体を流す副低圧流路が形成されている、
請求項2または請求項3に記載の熱交換器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、熱交換チューブ、熱交換器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
熱交換器として、例えば、特許文献1、及び特許文献2に記載の熱交換器が知られている。
特許文献1に記載の熱交換器は、多数の流体通路孔が断面厚み方向に複数の列状に配置された多孔扁平チューブを用い、片面側の流体通路孔列を低圧流体通路とし、もう片面側の流体通路孔列を高圧流体通路として低圧流体と高圧流体とで熱交換を行っている。
また、特許文献2に記載の熱交換器には、低圧媒体が流れる偏平状の低圧チューブと高圧冷媒が流れる偏平状の高圧チューブとを積層した構成や、偏平状の低圧チューブと偏平状の高圧チューブとを一体化した構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
2004-101144号公報
2004-125340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、何れの熱交換器においても、熱交換効率について改善の余地があった。
本開示は、熱交換効率を向上させた熱交換チューブ、及び熱交換器の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様に係る熱交換チューブは、低圧の流体を流す複数の低圧流路が一方向に沿って配列された低圧用多孔偏平チューブと、高圧の流体を流す複数の高圧流路が一方向に沿って配列された高圧用多孔偏平チューブとが前記一方向と交差する方向であるチューブ厚み方向に交互に積層され、前記低圧用多孔偏平チューブの側面と前記高圧用多孔偏平チューブの側面とが密着した偏平チューブ積層体と、前記偏平チューブ積層体が挿入され、前記偏平チューブ積層体の外周部に接するように設けられた外装チューブと、を有する。
【0006】
第1の態様に係る熱交換チューブでは、一例として、低圧用偏平チューブの一端側の低圧流路の端部から低圧の流体を流入させ、高圧用偏平チューブの他端側の高圧流路端の端部から高圧の流体を流入させることで、高圧の流体と低圧の流体との間で熱交換を行うことができる。なお、低圧用偏平チューブの一端側の低圧流路の端部から低圧の流体を流入させることで、熱交換を終えた流体は低圧用偏平チューブの他端側の低圧流路の端部から排出される。また、高圧用偏平チューブの他端側の高圧流路の端部から高圧の流体を流入させることで、熱交換を終えた流体は高圧用偏平チューブの一端側の高圧流路の端部から排出される。
【0007】
第1の態様に係る熱交換チューブでは、高圧用熱交換偏平チューブと低圧用熱交換偏平チューブとが厚み方向に交互に積層されて側面同士が密着しているため、高圧用熱交換偏平チューブと低圧用熱交換偏平チューブとは、該側面部分で流体の熱交換を行うことができる。
【0008】
さらに、この熱交換チューブでは、高圧用熱交換偏平チューブの幅方向端部、低圧用熱交換偏平チューブの幅方向端部、積層方向最外側の高圧用熱交換偏平チューブの側面、及び積層方向最外側の低圧用熱交換偏平チューブの側面が、夫々外装チューブの内面に接しているので、高圧用熱交換偏平チューブと低圧用熱交換偏平チューブとは、外装チューブを介しても熱交換を行うことができる。
【0009】
以上のように、第1の態様に係る熱交換チューブにおいては、高圧用熱交換偏平チューブと低圧用熱交換偏平チューブとが、高圧用熱交換偏平チューブの側面と低圧用熱交換偏平チューブの側面とが密着している部分、言い換えれば直接接触している部分で熱交換を行うだけではなく、外装チューブを介しても熱交換を行うことができる。したがって、第1の態様に係る熱交換器は、外装チューブが無く高圧用熱交換偏平チューブと低圧用熱交換偏平チューブとが側面だけで接触している従来の熱交換チューブよりも熱交換効率を向上させることができる。
【0010】
なお、低圧用偏平チューブの一端側の低圧流路の端部から低圧の流体を流入させ、高圧用偏平チューブの他端側の高圧流路端の端部から高圧の流体を流入させることに限らない。例えば、低圧用偏平チューブの一端側の低圧流路の端部から低圧の流体を流入させ、高圧用偏平チューブの一端側の高圧流路端の端部から高圧の流体を流入させて高圧の流体と低圧の流体との間で熱交換を行ってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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