TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025101948
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219060
出願日
2023-12-26
発明の名称
電動弁
出願人
株式会社不二工機
代理人
弁理士法人第一国際特許事務所
主分類
F16K
31/04 20060101AFI20250701BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】閉弁時の流体漏れを抑制しつつ、高精度な流量制御を実現できる電動弁を提供する。
【解決手段】電動弁1は、弁体ユニット40を収容し弁座を備えた弁室VCを含む弁本体2と、前記弁本体に連結されるキャン3と、回転駆動されるモータのロータ57と、前記ロータの回転角度に応じて、駆動部22を軸線方向に変位させる変換機構27と、を有し、前記弁体ユニットは、前記駆動部に連結された弁軸41、及び前記弁軸に対して軸線方向に相対移動可能であって前記弁座に対して接離する弁体部42を有し、前記弁座の周囲を取り囲むようにして、前記弁軸と前記弁本体の一方に弾性体45が配置され、前記弁軸と前記弁本体の他方に、前記弾性体に対して接離する当接部が配設される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
弁体ユニットを収容し弁座を備えた弁室を含む弁本体と、
前記弁本体に連結されるキャンと、
回転駆動されるモータのロータと、
前記ロータの回転角度に応じて、駆動部を軸線方向に変位させる変換機構と、を有し、
前記弁体ユニットは、前記駆動部に連結された弁軸、及び前記弁軸に対して軸線方向に相対移動可能であって前記弁座に対して接離する弁体部を有し、
前記弁座の周囲を取り囲むようにして、前記弁軸と前記弁本体の一方に弾性体が配置され、前記弁軸と前記弁本体の他方に、前記弾性体に対して接離する当接部が配設される、
ことを特徴とする電動弁。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記弁軸に弾性体が配置され、前記弁体部に前記当接部として環状の突条部が形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
【請求項3】
前記弁本体に弾性体が配置され、前記弁軸に前記当接部として環状の突条部が形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
【請求項4】
前記弁軸に対して前記弁座に向かう方向に前記弁体部を付勢するコイルばねを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
【請求項5】
前記弁体部は、前記弁軸の前記弁座側を向いた凹部内に配置され、
前記凹部には、前記凹部内から前記弁体部が離脱することを阻止する抜け止め部材が配置されている、
ことを特徴とする請求項4に記載の電動弁。
【請求項6】
前記弁軸が前記弁座から離間する方向に移動したときは、前記弾性体が前記当接部から離間したのちに、前記弁体部が前記弁座から離間する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
【請求項7】
前記弁体部が前記弁座から離間したのち、前記弁軸の軸線方向位置に応じて、前記弁体部と前記弁座との間の隙間を介して流れる流体の制御が行われる、
ことを特徴とする請求項6に記載の電動弁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動弁に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、電動弁は、例えば流体の配管系統の途中に組み付けられて、流体の流路の開閉や流量制御を行うために使用されている。例えば、特許文献1に示すような電動弁においては、遊星歯車減速機構を用いて、弁本体に装着されたステッピングモータのトルクを増大して弁体に伝達することで、精度良い流量制御と閉弁時の密封性を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-155785号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の電動弁においては、金属製の弁座に対して金属製の弁体が接離することにより、開閉弁動作を行う構成である。このため、弁座と弁体の間に異物が介在した状態で閉弁すると、異物の噛み込みが生じ、弁座または弁体のシール面に圧痕が生じることにより、閉弁時の流体漏れが生じる恐れがある。
【0005】
その対策として、弁座と弁体の一方をゴム製とすることも一案であるが、これらの素材をゴムに変更した場合、熱や経時変化によりヘタリ(体積減少)などが生じ、開弁時における弁座と弁体の隙間が変化して、流体の流量調整に影響を及ぼし、あるいは流量制御が困難となる恐れがある。
【0006】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであって、閉弁時の流体漏れを抑制しつつ、高精度な流量制御を実現できる電動弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の電動弁は、
弁体ユニットを収容し弁座を備えた弁室を含む弁本体と、
前記弁本体に連結されるキャンと、
回転駆動されるモータのロータと、
前記ロータの回転角度に応じて、駆動部を軸線方向に変位させる変換機構と、を有し、
前記弁体ユニットは、前記駆動部に連結された弁軸、及び前記弁軸に対して軸線方向に相対移動可能であって前記弁座に対して接離する弁体部を有し、
前記弁座の周囲を取り囲むようにして、前記弁軸と前記弁本体の一方に弾性体が配置され、前記弁軸と前記弁本体の他方に、前記弾性体に対して接離する当接部が配設される、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、閉弁時の流体漏れを抑制しつつ、高精度な流量制御を実現できる電動弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1の実施形態に係る電動弁の閉弁状態を示す縦断面図である。
図2は、完全閉弁領域にある電動弁の弁座周辺を示す図である。
図3は、境界領域にある電動弁の弁座周辺を示す図である。
図4は、流量制御領域にある電動弁の弁座周辺を示す図である。
図5は、第1実施形態の電動弁における流量特性図である。
図6は、完全閉弁領域にある第2実施形態の電動弁の弁座周辺を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る電動弁の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、本明細書では、ロータ側を上方として説明し、弁体側を下方として説明する。不思議遊星歯車減速機構は、遊星歯車減速機構の一タイプであるとする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社不二工機
電動弁
1日前
株式会社不二工機
電動弁
1日前
株式会社不二工機
電磁弁
7日前
株式会社不二工機
電動弁
15日前
株式会社不二工機
電磁弁及びその製造方法
13日前
株式会社不二工機
軸体組付構造および電動弁
6日前
個人
ホース保持具
2か月前
個人
差動歯車用歯形
13日前
個人
トーションバー
3か月前
個人
ボルトナットセット
3か月前
個人
回転式配管用支持具
4か月前
株式会社不二工機
電磁弁
7日前
株式会社不二工機
電磁弁
1か月前
株式会社オンダ製作所
継手
5か月前
個人
ベルトテンショナ
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
2日前
カヤバ株式会社
ダンパ
15日前
カヤバ株式会社
緩衝器
2日前
株式会社三協丸筒
枠体
3か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
15日前
株式会社不二工機
電動弁
3か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
2か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
2か月前
協和工業株式会社
空気弁
4か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
2か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
4か月前
株式会社フジキン
ボールバルブ
29日前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
個人
角型菅の連結構造及び工法
4か月前
日東精工株式会社
樹脂被覆ねじ
3か月前
日東電工株式会社
断熱材
2か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
3か月前
日東精工株式会社
座金組込みねじ
3か月前
続きを見る
他の特許を見る