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公開番号
2025127566
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024333
出願日
2024-02-21
発明の名称
電気的駆動弁
出願人
株式会社不二工機
代理人
個人
主分類
F16K
27/00 20060101AFI20250826BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】流路ブロックに装着するときにシール材に捻じり荷重がかかることを防ぎ、弁本体と流路ブロック間のシールの信頼性を向上させる。
【解決手段】弁室13、第1流路孔14及び第2流路孔15を有する弁本体12と、弁座17に対して進退動する弁体18と、弁体を駆動する駆動装置23を備えた電気的駆動弁11で、弁本体は、外周面から外方へ突出するフランジ部12cと、フランジ部より下側の部分である下部本体12bと、下部本体より上側の部分である上部本体12aとを有し、フランジ部の下面にシール材21を備え、フランジ部より上側となる上部本体の周囲にフランジ部を下方へ押圧するリング状の押えねじ45を備えた。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
弁室、前記弁室に連通するとともに冷媒の流入孔および流出孔のうちのいずれか一方となる第1流路孔、および、前記弁室に連通するとともに前記冷媒の流入孔および流出孔のうちの他方となる第2流路孔を有する、弁本体と、
前記弁室内に形成した弁座に対して進退動する弁体と、
前記弁体を駆動する駆動装置と、
を備えた電気的駆動弁であって、
前記弁座から前記駆動装置に向かう方向を「上」、前記駆動装置から前記弁座に向かう方向を「下」としたときに、
前記弁本体は、
当該弁本体の外周面から外方へ突出するフランジ部と、
前記フランジ部より下側の部分である下部本体と、
前記下部本体より上側の部分である上部本体と、
を有し、
前記フランジ部の下面にシール材を備え、
前記フランジ部より上側となる前記上部本体の周囲に、前記フランジ部を下方へ押圧するリング状の押えねじを備えた
ことを特徴とする電気的駆動弁。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記シール材は、
金属板と、
前記金属板の上面および下面にそれぞれ備えられたゴムまたは樹脂からなるシール材層と、
を有する
請求項1に記載の電気的駆動弁。
【請求項3】
前記電気的駆動弁は、流路ブロックに装着されるカートリッジ式電気的駆動弁であり、
前記流路ブロックは、
前記電気的駆動弁を受け入れ可能な弁装着穴と、
前記弁装着穴の内面に開口し且つ冷媒の流入路および流出路のうちのいずれか一方となる第1流路と、
前記弁装着穴の内面に開口し且つ前記冷媒の流入路および流出路のうちの他方となる第2流路と、
を備え、
前記弁装着穴は、
内周面に雌ねじが形成され前記流路ブロックの天面から底面に向けて延びる内径の大きな上穴部と、
前記上穴部に続いて前記流路ブロックの底面に向けてさらに延びる内径の小さな下穴部と、
前記上穴部と前記下穴部との間に形成されたリング状に広がる段差部と、
を有し、
前記第1流路孔と前記第2流路孔は、前記下部本体に形成されており、
前記電気的駆動弁を前記弁装着穴に装着したときに、
前記下部本体は、前記下穴部に嵌入し、
前記第1流路孔は、前記第1流路に連通し、
前記第2流路孔は、前記第2流路に連通し、
前記上部本体の外周面と前記上穴部の内周面との間にリング状の隙間空間が形成されるとともに当該隙間空間に前記押えねじが収容され、
前記押えねじは、前記雌ねじに螺合する雄ねじを外周面に備え、前記隙間空間にねじ込まれることにより前記フランジ部を下方へ押圧し、
これにより前記フランジ部と前記段差部との間に前記シール材が挟持される
請求項1または2に記載の電気的駆動弁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気的駆動弁に係り、特に、カートリッジ式の電気的駆動弁の弁本体と流路ブロックとの間のシール構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
電動機や電磁アクチュエータのような電気的駆動装置を使用して冷媒流路を開閉し或いは冷媒流量を制御する電動弁や電磁弁(本願ではこれらを纏めて「電気的駆動弁」と言う)が空気調和機や冷蔵装置、冷凍装置など冷媒回路を備えた冷凍サイクル装置に従来から使用されている。
【0003】
また、このような電気的駆動弁(以下、電動弁を例にして説明を行う)としてカートリッジ式の電動弁がある。これは、図5に示すように冷媒の流入路42や流出路43を備えた流路ブロック51の弁装着穴52に電動弁(弁本体53)をねじ込むだけで冷媒回路に電動弁を組み込むことを可能とするものである。なお、弁装着穴52は、内周面に雌ねじ52aを備え、弁本体53の外周面には当該雌ねじ52aに螺合する雄ねじ53aが形成されている。また、弁本体53は、弁室13と、流入路42に連通して弁室13に冷媒を流入させる流入孔14と、流出路43に連通して弁室13から冷媒を流出させる流出孔15とを有する。弁本体53の内部には、電動機(図示せず)により駆動され流出孔15に備えられた弁座17(弁座部材16)に対して進退動することにより冷媒の流量を制御する弁体18が備えられる。
【0004】
このようなカートリッジ式電動弁によれば、例えば、電動弁の製造者(「弁製造者」と言う)が顧客である冷凍サイクル装置の製造者に対して電動弁を提供するような場合に、弁本体53の外形サイズや流入孔14(流入路42)および流出孔15(流出路43)の位置等の仕様を弁製造者と顧客の双方で予め共有しておき、顧客側が流路ブロック51を冷凍サイクル装置の一部として作製しておけば、顧客側は当該流路ブロック51にねじ込むだけの簡便な操作で電動弁を組み込んで冷凍サイクル装置を完成させることが可能となる。このため顧客は、効率良く冷凍サイクル装置を製造することが出来るようになる。また、冷凍サイクル装置のメンテナンス時に電動弁の交換が必要となった場合にも、同様の簡便な操作で交換作業を行うことが出来る。
【0005】
また、このようなカートリッジ式電動弁を開示する文献として下記特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-149505号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、カートリッジ式電動弁では、流路ブロック51の弁装着穴52にねじ込まれる電動弁(弁本体53)と流路ブロック51との間に外部への冷媒の漏出を防ぐシール構造が必要となる。このシール構造は従来、弁装着穴52より外方へ張り出すフランジ部54を弁本体53の上端部に形成しておき(図5参照)、電動弁を弁装着穴52にねじ込んで装着するときに、フランジ部54と流路ブロック51の上面(弁装着穴52の周囲)との間にシール材(ガスケット)55を挟み込む構造としていた。
【0008】
ところが、従来のシール構造には、信頼性を向上させる点で改良の余地がある。具体的には、従来構造では、電動弁をねじ込んで締め付けるときに回転する電動弁に引き摺られてガスケット55に捻じり荷重がかかる。このため、ガスケット55が変形し或いは損傷を受けることがあれば、シール性が低下し、冷媒漏れが生じるおそれがある。
【0009】
特に近年、安全性の向上や環境負荷軽減の観点から冷凍サイクル装置では、作動圧力が高いCO
2
冷媒の使用が促進されている。したがって、このような高圧冷媒に対しても冷媒漏れが生じない、より信頼性の高いシール構造の提供が望まれる。
【0010】
したがって、本発明の目的は、弁本体と流路ブロック間のシールの信頼性を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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