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公開番号
2025090854
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2025046603,2021164221
出願日
2025-03-21,2021-10-05
発明の名称
弁装置
出願人
株式会社不二工機
代理人
弁理士法人オーパス国際特許事務所
主分類
F25B
41/20 20210101AFI20250610BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】冷媒の漏れ、冷房効率の低下および冷媒の流動による騒音を抑制できる弁装置を提供する。
【解決手段】弁モジュール10は、複数の冷媒通路を有する1つの弁本体100と、弁本体100に取り付けられた複数の弁ユニットと、を有している。複数の冷媒通路は、高温の冷媒が流れる高温冷媒通路と、高温の冷媒より温度の低い中温の冷媒が流れる中温冷媒通路と、中温の冷媒より温度の低い低温の冷媒が流れる低温冷媒通路と、を含む。そして、低温冷媒通路と中温冷媒通路との間の最短距離が、高温冷媒通路と中温冷媒通路との間の最短距離より短い。
【選択図】図37
特許請求の範囲
【請求項1】
冷凍サイクル装置に用いられる弁装置であって、
前記弁装置が、複数の冷媒通路を有する1つの弁本体と、前記弁本体に取り付けられた複数の弁ユニットと、を有し、
前記複数の冷媒通路が、
高温の冷媒が流れる高温冷媒通路と、
前記高温の冷媒より温度の低い中温の冷媒が流れる中温冷媒通路と、
前記中温の冷媒より温度の低い低温の冷媒が流れる低温冷媒通路と、を含み、
前記低温冷媒通路の出口が、前記中温冷媒通路の出口に隣接している、弁装置。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記低温冷媒通路の出口が、前記中温冷媒通路の出口と前記高温冷媒通路の出口との間に配置されている、請求項1に記載の弁装置。
【請求項3】
前記低温冷媒通路と前記中温冷媒通路との間の最短距離が、前記高温冷媒通路と前記中温冷媒通路との間の最短距離より短い、請求項1または請求項2に記載の弁装置。
【請求項4】
前記低温冷媒通路が、当該低温冷媒通路を流れる冷媒と前記弁本体との熱交換を促進する熱交換機構を有する、請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の弁装置。
【請求項5】
前記熱交換機構が、前記低温冷媒通路の内面に形成された複数の溝である、請求項4に記載の弁装置。
【請求項6】
前記熱交換機構が、筒形状を有する熱交換部材であり、
前記熱交換部材の外周面が前記低温冷媒通路の内面に密着しており、前記熱交換部材の内側を冷媒が通り、
前記熱交換部材の熱伝導率が、前記弁本体の熱伝導率より高い、請求項4に記載の弁装置。
【請求項7】
前記冷凍サイクル装置が、圧縮機と、前記圧縮機の下流にある室内凝縮器と、を有し、
前記高温冷媒通路が、前記室内凝縮器の出口に接続され、
前記低温冷媒通路が、前記圧縮機の吸入口に接続される、請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の弁装置。
【請求項8】
前記冷凍サイクル装置または前記弁装置が、膨張弁を有し、
前記中温冷媒通路が、前記膨張弁に接続される、請求項7に記載の弁装置。
【請求項9】
冷凍サイクル装置に用いられる弁装置であって、
前記弁装置が、複数の冷媒通路を有する1つの弁本体と、前記弁本体に取り付けられた複数の弁ユニットと、を有し、
前記複数の冷媒通路が、
高温の冷媒が流れる高温冷媒通路と、
前記高温の冷媒より温度の低い中温の冷媒が流れる中温冷媒通路と、
前記中温の冷媒より温度の低い低温の冷媒が流れる低温冷媒通路と、を含み、
前記弁本体の外面には、第1室内側開口、第2室内側開口、第3室内側開口、第4室内側開口、第1室外側開口、第2室外側開口、第1中間開口および第2中間開口が形成され、
前記複数の冷媒通路が、
前記第1室内側開口と前記第2中間開口とを接続する第1冷媒通路と、
前記第1室内側開口と前記第2室外側開口とを接続する第2冷媒通路と、
前記第1中間開口と前記第2冷媒通路とを接続する第3冷媒通路と、
前記第1室外側開口と前記第2中間開口とを接続する第4冷媒通路と、
前記第1中間開口と前記第2室内側開口とを接続する第5冷媒通路と、
前記第1室外側開口と前記第3室内側開口とを接続する第6冷媒通路と、
前記第4室内側開口と前記第3室内側開口とを接続する第7冷媒通路と、を含み、
前記第2冷媒通路が、前記第1室内側開口と前記第3冷媒通路が接続される接続箇所との間の第1通路部分と、前記第2室外側開口と前記接続箇所との間の第2通路部分と、を有し、
前記複数の弁ユニットが、
前記第1冷媒通路を開閉可能な第1開閉弁ユニットと、
前記第2冷媒通路の前記第1通路部分を開閉可能な第2開閉弁ユニットと、
前記第6冷媒通路を開閉可能な第3開閉弁ユニットと、
前記第2冷媒通路の前記第2通路部分の通路面積を無段階に変更可能な流量調整弁ユニットと、
前記第3冷媒通路における前記第1中間開口から前記第2冷媒通路への冷媒の流れを許容しかつ前記第2冷媒通路から前記第1中間開口への冷媒の流れを禁止する第1逆止弁ユニットと、
前記第4冷媒通路における前記第1室外側開口から前記第2中間開口への冷媒の流れを許容しかつ前記第2中間開口から前記第1室外側開口への冷媒の流れを禁止する第2逆止弁ユニットと、を含み、
暖房モードにおいて、前記第1冷媒通路が前記高温冷媒通路であり、前記第3冷媒通路が前記中温冷媒通路であり、前記第6冷媒通路が前記低温冷媒通路であり、
冷房モードにおいて、前記第2冷媒通路および前記第4冷媒通路が前記高温冷媒通路であり、前記第5冷媒通路が前記中温冷媒通路であり、前記第7冷媒通路が前記低温冷媒通路である、弁装置。
ただし、前記暖房モードが、前記第1開閉弁ユニットが前記第1冷媒通路を開き、前記第2開閉弁ユニットが前記第1通路部分を閉じ、前記流量調整弁ユニットが前記第2通路部分の通路面積を冷媒が膨張可能な大きさとし、前記第3開閉弁ユニットが前記第6冷媒通路を開いた、状態であり、
前記冷房モードが、前記第1開閉弁ユニットが前記第1冷媒通路を閉じ、前記第2開閉弁ユニットが前記第1通路部分を開き、前記流量調整弁ユニットが前記第2通路部分の通路面積を冷媒が膨張しない大きさとし、前記第3開閉弁ユニットが前記第6冷媒通路を閉じた、状態である。
【請求項10】
前記第3室内側開口が、前記第2室内側開口に隣接している、請求項9に記載の弁装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷凍サイクル装置で用いられる弁装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、従来の冷凍サイクル装置を開示している。特許文献1の冷凍サイクル装置は、第1~第3開閉弁を含む冷媒回路切替部を備える。冷媒回路切替部は、第1回路と第2回路とを切り換える。第1回路において、室内凝縮器から流出した冷媒は、順番にレシーバドライヤ、暖房用膨張弁および室外熱交換器に流れる。第2回路において、室外熱交換器から流出した冷媒は、順番にレシーバドライヤ、冷房用膨張弁および室内蒸発器に流れる。冷凍サイクル装置は、第1回路において、暖房用膨張弁の上流にレシーバドライヤが配置され、第2回路において、冷房用膨張弁の上流にレシーバドライヤが配置される。レシーバドライヤは、室内凝縮器で凝縮された液相冷媒の余剰分を蓄える。これにより、蒸発器としての室外熱交換器または室内蒸発器から流出する冷媒に過熱度を持たせている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-176824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した冷凍サイクル装置では、室内凝縮器と第1開閉弁と第2開閉弁とが、三方継手および配管を介して接続されている。また、レシーバドライヤと他の部品も、同様に接続されている。そのため、冷凍サイクル装置は、接続箇所が多く、冷媒が漏れる可能性が高まる。また、冷凍サイクル装置は、各部品が三方継手および配管を介して接続されるため、装置が大型化してしまう。
【0005】
例えば、複数の冷媒通路を有する1つの弁本体と、弁本体に取り付けられ、複数の冷媒通路の通路面積を変更する複数の弁ユニットと、を有する弁装置を冷凍サイクル装置に用いることで、接続箇所を少なくすることができる。このような弁装置の一例を、図41に示す。
【0006】
図41に示す弁装置905は、冷凍サイクル装置である空調装置901に組み込まれている。弁装置905は、弁本体910を有している。弁本体910の外面には、第1室内側開口911と、第2室内側開口912と、第3室内側開口913と、第1室外側開口914と、第2室外側開口915と、第1中間開口916と、第2中間開口917と、が形成されている。
【0007】
弁本体910は、第1冷媒通路921と、第2冷媒通路922と、第3冷媒通路923と、第4冷媒通路924と、第5冷媒通路925と、第6冷媒通路926と、を有している。第1冷媒通路921は、第1室内側開口911と第2中間開口917とを接続する。第2冷媒通路922は、第1室内側開口911と第2室外側開口915とを接続する。第3冷媒通路923は、第1中間開口916と第2冷媒通路922の接続箇所922cとを接続する。第4冷媒通路924は、第1室外側開口914と第2中間開口917とを接続する。第5冷媒通路925は、第1中間開口916と第2室内側開口912とを接続する。第6冷媒通路926は、第1室外側開口914と第3室内側開口913とを接続する。第2冷媒通路922は、第1室内側開口911と接続箇所922cとの間の第1通路部分922aと、第2室外側開口915と接続箇所922cとの間の第2通路部分922bと、を有する。
【0008】
弁装置905は、第1開閉弁ユニット930と、第2開閉弁ユニット940と、第3開閉弁ユニット950と、流量調整弁ユニット960と、第1逆止弁ユニット970と、第2逆止弁ユニット980と、を有している。これら弁ユニットは、弁本体910に取り付けられる。
【0009】
第1開閉弁ユニット930は、第1冷媒通路921を開閉可能である。第2開閉弁ユニット940は、第2冷媒通路922の第1通路部分922aを開閉可能である。第3開閉弁ユニット950は、第6冷媒通路926を開閉可能である。流量調整弁ユニット960は、第2冷媒通路922の第2通路部分922bの通路面積を無段階に変更可能である。第1逆止弁ユニット970は、第3冷媒通路923における第1中間開口916から第2冷媒通路922への冷媒の流れを許容しかつ第2冷媒通路922から第1中間開口916への冷媒の流れを禁止する。第2逆止弁ユニット980は、第4冷媒通路924における第1室外側開口914から第2中間開口917への冷媒の流れを許容しかつ第2中間開口917から第1室外側開口914への冷媒の流れを禁止する。
【0010】
第1室内側開口911は、室内凝縮器40を介して圧縮機30の吐出口に接続される。第2室内側開口912は、冷房用膨張弁である流量調整弁70に接続される。流量調整弁70は、室内蒸発器50の入口に接続される。室内蒸発器50の出口は、圧縮機30の吸入口に接続される。第3室内側開口913は、圧縮機30の吸入口に接続される。第1室外側開口914は、室外熱交換器60の出口に接続される。第2室外側開口915は、室外熱交換器60の入口に接続される。第1中間開口916は、レシーバドライヤ20の出口に接続される。第2中間開口917は、レシーバドライヤ20の入口に接続される。
(【0011】以降は省略されています)
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