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公開番号
2025083594
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2025045865,2023006869
出願日
2025-03-19,2023-01-19
発明の名称
マルチポートバルブ
出願人
株式会社不二工機
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
F16K
11/085 20060101AFI20250523BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】マルチポートバルブにおいて、多彩な流路レイアウトを可能にする。
【解決手段】マルチポートバルブ10は、円筒状の空間16にそれぞれ連通しその軸方向Sに配置され同一方向を向いた少なくとも4つのポートを有するハウジング12と、空間16内に配置されて回転可能とされ、4つのポートを軸方向の並び順に第1ポート21、第2ポート22、第3ポート23及び第4ポート24とすると、空間16内での角度位置に応じて、第1ポート21と第3ポート23とを接続し第2ポート22と第4ポート24とを接続する第1モード、第1ポート21と第4ポート24とを接続し第2ポート22と第3ポート23とを接続する第2モード、並びに第1ポート21と第2ポート22とを接続し第3ポート23と第4ポート24とを接続する第3モードの切換モードのうち一つを選択する弁体14と、を有し、弁体の各ポートに面していない領域を利用する切換モードを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内部に円筒状の空間が設けられ、前記空間にそれぞれ連通し前記空間の軸方向に配置され同一方向を向いた少なくとも4つのポートを有するハウジングと、
前記空間内に配置され、前記空間の周方向に回転可能とされ、前記4つのポートを軸方向の並び順に第1ポート、第2ポート、第3ポート及び第4ポートとすると、前記空間内での角度位置に応じて、前記第1ポートと前記第3ポートとを接続すると共に前記第2ポートと前記第4ポートとを接続する第1モード、前記第1ポートと前記第4ポートとを接続すると共に前記第2ポートと前記第3ポートとを接続する第2モード、並びに前記第1ポートと前記第2ポートとを接続すると共に前記第3ポートと前記第4ポートとを接続する第3モードの3つの切換モードのうち一つを選択する弁体と、
を有し、
前記弁体の前記第1ポート、前記第2ポート、前記第3ポート及び前記第4ポートに面していない領域を利用する切換モードを有するマルチポートバルブ。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記4つのポートは、前記空間の軸方向に千鳥状に配置されている請求項1のマルチポートバルブ。
【請求項3】
前記弁体は、
前記空間の軸方向に延び、前記空間を周方向に順に仕切る第1周方向仕切り、第2周方向仕切り、第3周方向仕切り及び第4周方向仕切りと、
前記第1周方向仕切りと前記第2周方向仕切りとで区画される第1領域を前記第1ポートと前記第2ポートの間で軸方向に仕切る第1軸方向仕切りと、
前記第2周方向仕切りと前記第3周方向仕切りとで区画される第2領域を前記第2ポートと前記第3ポートの間で軸方向に仕切る第2軸方向仕切りと、
前記第3周方向仕切りと前記第4周方向仕切りとで区画される第3領域を前記第2ポートと前記第3ポートの間で軸方向に仕切る第3軸方向仕切りと、を有し、
前記第1周方向仕切りにおける前記第1軸方向仕切りより軸方向の前記第1ポート側には、前記第4周方向仕切りと前記第1周方向仕切りにより区画される第4領域と前記第1軸方向仕切りより軸方向の前記第1ポート側の前記第1領域とを連通させる第1通路が設けられ、
前記第2周方向仕切りにおける前記第1軸方向仕切りと前記第2軸方向仕切りの間には、前記第1軸方向仕切りより軸方向の前記第2ポート側の前記第1領域と前記第2軸方向仕切りより軸方向の前記第2ポート側の前記第2領域とを連通させる第2通路が設けられ、
前記第3周方向仕切りにおける前記第2軸方向仕切りより軸方向の前記第2ポート側には、前記第2軸方向仕切りより軸方向の前記第2ポート側の前記第2領域と前記第3軸方向仕切りより軸方向の前記第2ポート側の前記第3領域とを連通させる第3通路が設けられ、
前記第3周方向仕切りにおける前記第2軸方向仕切りより軸方向の前記第3ポート側には、前記第2軸方向仕切りより軸方向の前記第3ポート側の前記第2領域と前記第3軸方向仕切りより前記第3ポート側の前記第3領域とを連通させる第4通路が設けられ、
前記第4周方向仕切りにおける前記第3軸方向仕切りより軸方向の前記第3ポート側には、前記第3軸方向仕切りより軸方向の前記第3ポート側の前記第3領域と、前記第4領域とを連通させる第5通路が設けられている、請求項1に記載のマルチポートバルブ。
【請求項4】
前記第1周方向仕切りが前記第1ポート及び前記第3ポートと、前記第2ポート及び前記第4ポートの間の角度位置にある前記第1モードでは、前記第1ポートと第3ポートは前記第4領域を通じて接続され、前記第2ポートと前記第4ポートは前記第1軸方向仕切りより軸方向の第2ポート側の前記第1領域を通じて接続され、
前記第2周方向仕切りが前記第1ポート及び前記第3ポートと、前記第2ポート及び前記第4ポートの間の角度位置にある前記第2モードでは、前記第2ポートと前記第3ポートは、前記第2軸方向仕切りより軸方向の前記第2ポート側の前記第2領域、前記第2通路、及び前記第1軸方向仕切りより軸方向の前記第2ポート側の前記第1領域を通じて接続され、前記第1ポートと前記第4ポートは、前記第1軸方向仕切りより軸方向の前記第1ポート側の前記第1領域、第1通路、前記第4領域、前記第5通路、前記第3軸方向仕切りより軸方向の前記第3ポート側の第3領域、前記第4通路、及び前記第2軸方向仕切りより軸方向の前記第3ポート側の前記第2領域を通じて接続され、
前記第3周方向仕切りが前記第1ポート及び前記第3ポートと、前記第2ポート及び前記第4ポートの間の角度位置にある前記第3モードでは、前記第1ポートと前記第2ポートは、前記第2軸方向仕切りより軸方向の前記第2ポート側の前記第2領域、前記第3通路及び前記第3軸方向仕切りより軸方向の前記第2ポート側の第3領域を通じて接続され、前記第3ポートと前記第4ポートは、前記第2軸方向仕切りより軸方向の前記第3ポート側の前記第2領域、前記第4通路、及び前記第3軸方向仕切りより軸方向の前記第3ポート側の前記第3領域を通じて接続される、請求項3に記載のマルチポートバルブ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチポートバルブに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
部分的な円周シールを有するマルチポートバルブが開示されている(特許文献1参照)。このバルブは、シェルボディと、ハウジング内に収容されたシール部材を含んでいる。シール部材は、シェルボディを完全には囲まないように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2021/0131575号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した従来例では、円筒状のシェルボディ(弁体)が縦方向の通路(ポケット)と横方向の通路を有し、このシェルボディを軸回りに回転させることで、縦横に配列された複数のポートの接続の組合せを変更することができる。
【0005】
しかしながら、この従来例では、互いに横に隣接するポートを接続するモードと、互いに縦に隣接するポートを接続するモードの2通りの流路レイアウトしか実現できない。
【0006】
本発明は、マルチポートバルブにおいて、多彩な流路レイアウトを可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様に係るマルチポートバルブは、内部に円筒状の空間が設けられ、前記空間にそれぞれ連通し前記空間の軸方向に配置された少なくとも4つのポートを有するハウジングと、前記空間内に配置され、前記空間の周方向に回転可能とされ、前記4つのポートを軸方向の並び順に第1ポート、第2ポート、第3ポート及び第4ポートとすると、前記空間内での角度位置に応じて、前記第1ポートと前記第3ポートとを接続すると共に前記第2ポートと前記第4ポートとを接続する第1モード、前記第1ポートと前記第4ポートとを接続すると共に前記第2ポートと前記第3ポートとを接続する第2モード、並びに前記第1ポートと前記第2ポートとを接続すると共に前記第3ポートと前記第4ポートとを接続する第3モードのうち一つを選択する弁体と、を有する。
【0008】
このマルチポートバルブでは、弁体が3つの切換モード、具体的には、第1ポートと第3ポートとを接続すると共に第2ポートと第4ポートとを接続する第1モード、第1ポートと第4ポートとを接続すると共に第2ポートと第3ポートとを接続する第2モード、並びに第1ポートと第2ポートとを接続すると共に第3ポートと第4ポートとを接続する第3モードを有している。したがって、2通りの流路レイアウトしか有しない従来例と比較して多くの流路レイアウトが可能となる。
【0009】
第2の態様は、第1の態様に係るマルチポートバルブにおいて、前記4つのポートが、前記空間の軸方向に千鳥状に配置されている。
【0010】
第3の態様は、第1の態様に係るマルチポートバルブにおいて、前記弁体は、前記空間の軸方向に延び、前記空間を周方向に順に仕切る第1周方向仕切り、第2周方向仕切り、第3周方向仕切り及び第4周方向仕切りと、前記第1周方向仕切りと前記第2周方向仕切りとで区画される第1領域を前記第1ポートと前記第2ポートの間で軸方向に仕切る第1軸方向仕切りと、前記第2周方向仕切りと前記第3周方向仕切りとで区画される第2領域を前記第2ポートと前記第3ポートの間で軸方向に仕切る第2軸方向仕切りと、前記第3周方向仕切りと前記第4周方向仕切りとで区画される第3領域を前記第2ポートと前記第3ポートの間で軸方向に仕切る第3軸方向仕切りと、を有し、前記第1周方向仕切りにおける前記第1軸方向仕切りより軸方向の前記第1ポート側には、前記第4周方向仕切りと前記第1周方向仕切りにより区画される第4領域と前記第1軸方向仕切りより軸方向の前記第1ポート側の前記第1領域とを連通させる第1通路が設けられ、前記第2周方向仕切りにおける前記第1軸方向仕切りと前記第2軸方向仕切りの間には、前記第1軸方向仕切りより軸方向の前記第2ポート側の前記第1領域と前記第2軸方向仕切りより軸方向の前記第2ポート側の前記第2領域とを連通させる第2通路が設けられ、前記第3周方向仕切りにおける前記第2軸方向仕切りより軸方向の前記第2ポート側には、前記第2軸方向仕切りより軸方向の前記第2ポート側の前記第2領域と前記第3軸方向仕切りより軸方向の前記第2ポート側の前記第3領域とを連通させる第3通路が設けられ、前記第3周方向仕切りにおける前記第2軸方向仕切りより軸方向の前記第3ポート側には、前記第2軸方向仕切りより軸方向の前記第3ポート側の前記第2領域と前記第3軸方向仕切りより前記第3ポート側の前記第3領域とを連通させる第4通路が設けられ、前記第4周方向仕切りにおける前記第3軸方向仕切りより軸方向の前記第3ポート側には、前記第3軸方向仕切りより軸方向の前記第3ポート側の前記第3領域と、前記第4領域とを連通させる第5通路が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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