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公開番号
2025062829
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-15
出願番号
2023172123
出願日
2023-10-03
発明の名称
糸巻取装置
出願人
村田機械株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
B65H
67/08 20060101AFI20250408BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】パッケージの品質を向上させる。
【解決手段】糸巻取装置10は、給糸部15と、巻取部17と、糸継装置38と、第1捕捉部30と、第2捕捉部34と、検出部40、43と、制御部50と、を備える。制御部50は第1制御と第2制御とを行う。第1制御では、パッケージ22を糸14の解舒方向に回転(逆回転)させることを含む第1回転制御を実行している状態で、第1捕捉部30によりパッケージ側の糸端の捕捉を行わせ、その後、検出部40、43により糸が検出された場合は、パッケージ22を糸14の解舒方向にさらに回転させる第2回転制御を実行する。第2制御では、第1制御の後に検出部40、43により糸が検出されない場合、第1異常を報知する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
糸を供給する給糸部と、
前記給糸部から供給された前記糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取部と、
前記パッケージ側の糸と前記給糸部側の糸との糸継ぎを行う糸継装置と、
前記パッケージ側の糸端を捕捉して前記糸を前記糸継装置に案内する第1捕捉部と、
前記給糸部側の糸端を捕捉して前記糸を前記糸継装置に案内する第2捕捉部と、
前記第1捕捉部により捕捉された前記糸を検出する検出部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、第1制御と第2制御とを行い、
前記第1制御は、前記パッケージを前記糸の解舒方向に回転させることを含む第1回転制御を実行している状態で、前記第1捕捉部により前記糸の捕捉を行わせ、その後、前記検出部により前記糸が検出された場合は、前記パッケージを前記糸の解舒方向にさらに回転させる第2回転制御を実行し、
前記第2制御は、前記第1制御の後に前記検出部により前記糸が検出されない場合、第1異常を報知する、
糸巻取装置。
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【請求項2】
前記制御部は、前記パッケージを第1速度で前記糸の解舒方向に回転させている状態で、前記第1捕捉部により前記糸の捕捉を行わせ、前記検出部により前記糸の検出を行わせる、捕捉制御をさらに行い、
前記第1制御は、前記捕捉制御の結果、前記糸が検出されない場合に行われる制御であって、前記第2回転制御における前記パッケージの回転速度は、前記第1速度より速い第2速度である、
請求項1に記載の糸巻取装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記捕捉制御の結果、前記糸が検出された場合、前記パッケージを前記第1速度で前記糸の解舒方向に回転させる、
請求項2に記載の糸巻取装置。
【請求項4】
前記第2速度は、前記第1速度の3倍以上6倍以下の速度である、
請求項2又は3に記載の糸巻取装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記パッケージの径に基づいて前記第2速度を変更する、
請求項2から4のいずれかに記載の糸巻取装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第1回転制御として、前記パッケージを前記第1速度より速い第3速度で前記糸の巻取方向に回転させ、その後前記パッケージを前記第1速度で前記糸の解舒方向に回転させる、
請求項2から5のいずれかに記載の糸巻取装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1回転制御として、前記パッケージに、前記糸の巻取方向に回転する正回転と、解舒方向に回転する逆回転とを交互に行う交互回転運動を行わせる、
請求項1から6のいずれかに記載の糸巻取装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記第2回転制御を実行する前に、前記第1捕捉部を前記パッケージから離間させる、
請求項1から7のいずれかに記載の糸巻取装置。
【請求項9】
前記検出部は、
前記第1捕捉部の内部の前記糸を検出する第1検出部と、
前記給糸部と前記巻取部との間の前記糸の糸走行経路において、前記糸を検出する第2検出部と、
を有し、
前記制御部は、前記第1制御において前記第1検出部に前記糸の検出を行わせ、前記第2制御において前記第2検出部に前記糸の検出を行わせる、
請求項1から8のいずれかに記載の糸巻取装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記第1制御において前記検出部により前記糸が検出されない場合、第2異常を報知する、
請求項1から9のいずれかに記載の糸巻取装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、糸巻取装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
給糸ボビンから解舒された糸を巻き取ってパッケージを形成する糸巻取装置が知られている。この種の糸巻取装置は、給糸ボビンとパッケージとの間で糸切れが生じた場合に、サクションマウスによりパッケージ側の糸を吸引捕捉して糸継装置に案内し、糸継装置により糸継ぎを行う。
【0003】
特許文献1の糸巻取装置は、上糸捕捉案内装置が待機位置からパッケージ側の捕捉位置まで移動して、パッケージ側の糸である上糸を吸引して捕捉する。その後、上糸捕捉案内装置が待機位置まで戻ることで糸継装置に上糸を案内する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2015/029275
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
給糸ボビンとパッケージとの間で糸切れが生じた場合、パッケージ側の糸端がパッケージに巻き取られている糸をくぐってしまうことがある。このように、パッケージ側の糸端がパッケージに巻き取られている糸の下をくぐることを、くぐり糸と呼ぶ。くぐり糸が発生した状態で糸がパッケージに巻き取られると、パッケージの品質が低下する。
【0006】
本発明の目的は、糸巻取装置において、くぐり糸が発生した状態で糸がパッケージに巻き取られることを低減し、パッケージの品質を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
【0008】
本開示の糸巻取装置は、給糸部と、巻取部と、糸継装置と、第1捕捉部と、第2捕捉部と、検出部と、制御部と、を備える。給糸部は糸を供給する。巻取部は給糸部から供給された糸を巻き取ってパッケージを形成する。糸継装置はパッケージ側の糸と給糸部側の糸との糸継ぎを行う。第1捕捉部はパッケージ側の糸端を捕捉して当該糸を糸継装置に案内する。第2捕捉部は給糸部側の糸端を捕捉して当該糸を糸継装置に案内する。検出部は第1捕捉部により捕捉された糸を検出する。制御部は第1制御と第2制御とを行う。第1制御では、パッケージを糸の解舒方向に回転(逆回転)させることを含む第1回転制御を実行している状態で、第1捕捉部により糸の捕捉を行わせ、その後、検出部により糸が検出された場合は、パッケージを糸の解舒方向にさらに回転させる第2回転制御を実行する。第2制御では、第1制御の後に検出部により糸が検出されない場合、第1異常を報知する。
【0009】
この糸巻取装置は、くぐり糸が発生した可能性がある場合に異常を報知することにより、くぐり糸が発生した状態で糸がパッケージに巻き取られることを低減する。これにより、パッケージの品質が向上する。
【0010】
制御部は、捕捉制御をさらに行ってもよい。捕捉制御では、パッケージを第1速度で糸の解舒方向に回転させている状態で、第1捕捉部により糸の捕捉を行わせ、検出部により糸の検出を行わせる。第1制御は、捕捉制御の結果、糸が検出されない場合に行われる制御であって、第2回転制御におけるパッケージの回転速度は、第1速度より速い第2速度であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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