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公開番号
2025062681
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-15
出願番号
2023171861
出願日
2023-10-03
発明の名称
AEセンサ取付構造、AEセンサ取付支援装置およびAEセンサ取付方法
出願人
芝浦機械株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G01H
1/00 20060101AFI20250408BHJP(測定;試験)
要約
【課題】AEセンサを付け直した場合であっても、所定の取付位置に常に安定して取り付けることができるAEセンサ取付構造、AEセンサ取付支援装置およびAEセンサ取付方法を提供する。
【解決手段】AEセンサ取付構造は、二軸押出成形機(被検体)の表面から突出するように設置されて、二軸押出成形機で発生したAE信号を伝達する導波棒と、導波棒の先端に取り付けられてAE信号を伝達するプレートと、プレートの所定の位置にねじ留めされて、内部にAE信号を検出するAEセンサが、センサ面のプレートへの当接位置の移動を阻止するように挿入された取付治具(取付部材)と、取付治具に対して、AEセンサのセンサ面とは反対側の面に向けて挿入されて、センサ面のプレートに対する押付力を調整するねじと、を備えて、予め設定した締付力でねじを締め付けることによって、AEセンサをプレートに取り付ける。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
被検体の表面から突出するように設置されて、前記被検体で発生したAE信号を伝達する導波棒と、
前記導波棒の先端に取り付けられて、前記AE信号を伝達するプレートと、
前記プレートの所定の位置にねじ留めされて、内部に前記AE信号を検出するAEセンサが、当該AEセンサのセンサ面の前記プレートへの当接位置の移動を阻止するように挿入された取付部材と、
前記取付部材に対して、前記AEセンサのセンサ面とは反対側の面に向けて挿入されて、締め付けまたは緩めることによって前記センサ面の前記プレートに対する押付力を調整するねじと、を備えて、
前記ねじを、予め設定した締付力で締め付けることによって、前記AEセンサを前記プレートに取り付ける
AEセンサ取付構造。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
被検体の表面から突出するように設置されて、前記被検体で発生したAE信号を伝達する導波棒と、
前記導波棒の先端に取り付けられて、前記AE信号を伝達するプレートと、
前記プレートの所定の位置にねじ留めされて、内部に前記AE信号を検出するAEセンサが、当該AEセンサのセンサ面の前記プレートへの当接位置の移動を阻止するように挿入された取付部材と、
前記取付部材に対して、前記AEセンサのセンサ面とは反対側の面に向けて挿入されて、締め付けまたは緩めることによって前記センサ面の前記プレートに対する押付力を調整するねじと、
所定の周波数の超音波を発生する基準信号発生器で発生させた超音波を前記被検体に与えた際に発生するAE信号を、前記AEセンサで検出して、前記AE信号の所定の周波数成分の大きさを算出する信号分析部と、
前記ねじの締付力を変更する都度、前記信号分析部が算出した、前記所定の周波数成分の大きさが所定値になった際に報知を行う報知部と、を備える
AEセンサ取付支援装置。
【請求項3】
被検体に所定の周波数のAE信号を発生させて、
前記AE信号を、前記被検体の表面から突出するように設置された導波棒と、当該導波棒の先端に取り付けられたプレートとに伝達させて、
前記プレートの所定の位置にねじ留めされて、内部に前記AE信号を検出するAEセンサが、当該AEセンサのセンサ面の前記プレートへの当接位置の移動を阻止するように挿入された取付部材の、前記AEセンサのセンサ面とは反対側の面に向けて挿入されたねじの締付力を調整することによって、前記センサ面の前記プレートに対する押付力を調整しながら、前記AEセンサで検出したAE信号の所定の周波数成分の大きさが所定値になるように調整することによって、前記AEセンサを前記プレートに取り付ける
AEセンサ取付方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、AEセンサ取付構造、AEセンサ取付支援装置およびAEセンサ取付方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば熱処理を行っている被処理物の状態を監視するために、被検体の内部で発生する弾性波(AE信号)をAEセンサで検出する方法が利用されている。このような評価を行う場合、被処理物が収容された処理容器の表面に、AEセンサをバネ圧で押し当てて固定していた。(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-009513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
AEセンサは、処理容器の表面に、取付治具を介して、マグネットで取り付けられるのが一般的である。そして、取付治具はラバーやテフロン(登録商標)、スプリング等によって、AEセンサのセンサ面を被検体に押し当てていた。このような取り付け方であると、マグネットを用いて取り付けていたため、測定の都度AEセンサを取り外す場合に、取付位置を一定に保つことができなかった。また、AEセンサのセンサ面が、常に一定の押付力で被検体に押し当てられないため、測定の都度AEセンサを付け直す必要がある場合、付け直した都度得られる測定結果にばらつきが生じるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、AEセンサを付け直した場合であっても、所定の取付位置に常に安定して取り付けることができるAEセンサ取付構造、AEセンサ取付支援装置およびAEセンサ取付方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るAEセンサ取付構造は、被検体の表面から突出するように設置されて、前記被検体で発生したAE信号を伝達する導波棒と、前記導波棒の先端に取り付けられて、前記AE信号を伝達するプレートと、前記プレートの所定の位置にねじ留めされて、内部に前記AE信号を検出するAEセンサが、当該AEセンサのセンサ面の前記プレートへの当接位置の移動を阻止するように挿入された取付部材と、前記取付部材に対して、前記AEセンサのセンサ面とは反対側の面に向けて挿入されて、締め付けまたは緩めることによって前記センサ面の前記プレートに対する押付力を調整するねじと、を備えて、前記ねじを、予め設定した締付力で締め付けることによって、前記AEセンサを前記プレートに取り付けることを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係るAEセンサ取付支援装置は、被検体の表面から突出するように設置されて、前記被検体で発生したAE信号を伝達する導波棒と、前記導波棒の先端に取り付けられて、前記AE信号を伝達するプレートと、前記プレートの所定の位置にねじ留めされて、内部に前記AE信号を検出するAEセンサが、当該AEセンサのセンサ面の前記プレートへの当接位置の移動を阻止するように挿入された取付部材と、前記取付部材に対して、前記AEセンサのセンサ面とは反対側の面に向けて挿入されて、締め付けまたは緩めることによって前記センサ面の前記プレートに対する押付力を調整するねじと、所定の周波数の超音波を発生する基準信号発生器で発生させた超音波を前記被検体に与えた際に発生するAE信号を、前記AEセンサで検出して、前記AE信号の所定の周波数成分の大きさを算出する信号分析部と、前記ねじの締付力を変更する都度、前記信号分析部が算出した、前記所定の周波数成分の大きさが所定値になった際に報知を行う報知部と、を備える
ことを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係るAEセンサ取付方法は、被検体に所定の周波数のAE信号を発生させて、前記AE信号を、前記被検体の表面から突出するように設置された導波棒と、当該導波棒の先端に取り付けられたプレートとに伝達させて、前記プレートの所定の位置にねじ留めされて、内部に前記AE信号を検出するAEセンサが、当該AEセンサのセンサ面の前記プレートへの当接位置の移動を阻止するように挿入された取付部材の、前記AEセンサのセンサ面とは反対側の面に向けて挿入されたねじの締付力を調整することによって、前記センサ面の前記プレートに対する押付力を調整しながら、前記AEセンサで検出したAE信号の所定の周波数成分の大きさが所定値になるように調整することによって、前記AEセンサを前記プレートに取り付けることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るAEセンサ取付構造、AEセンサ取付支援装置およびAEセンサ取付方法によると、AEセンサを所定の取付位置に、常に安定して取り付けることができるため、AEセンサを付け直した場合であっても検出するAE信号の安定性を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、アコースティックエミッションの説明図である。
図2は、二軸押出成形機の一例を示す概略構造図である。
図3は、AEセンサの取付構造の一例を示す取付構造図である。
図4は、AEセンサの取付構造の一例を示す分解斜視図である。
図5は、AEセンサの押付力に応じた信号波形の変化の一例を示す図である。
図6は、AE波分析装置のハードウェア構成の一例を示すハードウェアブロック図である。
図7は、AE波分析装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
図8は、AE波分析装置が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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